米国株式市場サマリー(24日) ロイター 取引終盤には、米連邦準備理事会(FRB)が経済活動や雇用の押し上げに向けた
米国株式市場サマリー(24日)2012年 07月 25日 06:52 (カッコ内は前営業日比)ダウ工業株30種(ドル).DJI 終値 12617.32(‐104.14) 始値 12720.93 高値 12730.09 安値 12521.84 前営業日終値 12721.46(‐101.11)ダウ輸送株20種 4953.51 (‐59.08)ダウ公共株15種 481.81 (‐4.06)NYSE出来高概算 8.07億株 値上がり(銘柄) 763 値下がり(銘柄) 2221 変わらず 104S&P総合500種.SPX 終値 1338.31(‐12.21) 始値 1350.52 高値 1351.53 安値 1329.24ナスダック総合.IXIC 終値 2862.99(‐27.16) 始値 2894.95 高値 2896.56 安値 2847.22フィラデルフィア半導体株指数 360.23 (‐1.43)シカゴ日経平均先物9月限(ドル建て)終値 8405 (‐65)大証終値比シカゴ日経平均先物9月限(円建て)終値 8390 (‐80)大証終値比 ------------------------------------------------------------ 続落。ユーロ圏債務危機の深刻化を示す兆候が見られたほか、欧州の景気減速が貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)(UPS.N: 株価, 企業情報, レポート)など米企業の業績を圧迫していることが明らかになった。 ただ取引終盤には、米連邦準備理事会(FRB)が経済活動や雇用の押し上げに向けた新たな措置の導入に近づいているとした米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙の報道を手掛かりに、下げ幅を削った。 取引終了後に発表されたアップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の4─6月期決算は売上高が予想を下回り、同社株は時間外取引で4.8%下落した。 景気動向を反映するとされるUPSの第2・四半期決算は市場予想を下回り、株価は4.6%下落した。同社はまた、世界経済の先行き不透明感を理由に通年の利益見通しを下方修正した。 デュダック・リサーチ・グループの首席投資ストラテジスト、ゲイル・デュダック氏は「これまで欧州が2012年に景気後退に直面すると言われてきたが、その様相が実際に企業決算に表れつつあり、市場はこれに反応している」と語った。 マークイットが発表した7月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は市場予想を下回り、景気低迷がドイツなどにも広がっていることを示す内容となった。 スペインの短期証券入札で利回りがユーロ導入後で2番目の高水準となったことや、欧州連合(EU)当局筋がギリシャは支援条件を達成する公算が小さいとの見方を示したことも、ユーロ圏をめぐる懸念を増幅させた。 通信大手のAT&T(T.N: 株価, 企業情報, レポート)は今年のビジネスサービスの業績見通しを下方修正したことを嫌気して2.1%下落。家電大手のワールプール(WHR.N: 株価, 企業情報, レポート)も第2・四半期の利益と売上高がともに市場予想を下回ったことを受け、7.5%急落した。 シスコシステムズ(CSCO.O: 株価, 企業情報, レポート)は5.9%安、テキサス・インスツルメンツ(TI)TXN.Nは0.9%安となった。 ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダックの3市場の出来高は約67億1000万株。今年の1日平均は67億4000万株となっている。騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が約7対22、ナスダック市場が約7対17だった。 [東京 25日 ロイター]ロイターhttp://jp.reuters.com/http://jp.reuters.com/investing/news