米国株式市場サマリー(週末17日) 市場では債務危機の解決に近づいているとの見方が強まっている。
米国株式市場サマリー(17日)2012年 08月 18日 07:33 (カッコ内は前営業日比)ダウ工業株30種(ドル).DJI 終値 13275.20(+25.09) 始値 13251.20 高値 13281.32 安値 13244.85 前営業日終値 13250.11(+85.33)ダウ輸送株20種 5194.38 (+26.87)ダウ公共株15種 478.91 (‐0.91)NYSE出来高概算 6.73億株 値上がり(銘柄) 1817 値下がり(銘柄) 1119 変わらず 145S&P総合500種.SPX 終値 1418.16(+2.65) 始値 1415.84 高値 1418.71 安値 1414.67ナスダック総合.IXIC 終値 3076.59(+14.20) 始値 3067.11 高値 3076.72 安値 3060.15フィラデルフィア半導体株指数 405.14 (‐3.12)シカゴ日経平均先物9月限(ドル建て) 終値 9220 (+50) シカゴ日経平均先物9月限(円建て) 終値 9215 (+45) ------------------------------------------------------------------------------ 続伸。S&P総合500種は4年ぶり高値近辺で推移した。投資家の不安心理を示す指数は2007年以来の低水準となり、市場では債務危機の解決に近づいているとの見方が強まっている。 S&P総合500種はこの日、薄商いのなか節目とされる1400を超えて推移した。 週間ベースではダウが0.5%、ナスダックが1.8%、S&P総合500種が0.9%、それぞれ上昇した。 投資家の不安心理を映すシカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ(VIX)指数は5.9%低下し13.45となった。一時5年ぶり低水準となる13.43をつけた。 ITGのデリバティブ戦略部門ディレクター、ラルフ・エドワーズ氏は、S&P総合500種の47銘柄が最近52週間ぶり高値をつけたと指摘。これら銘柄は公益事業セクターを除く全てのセクターにわたっており、一部銘柄だけでなく全般的に上昇していることは好ましいとの見方を示した。47銘柄には、ホーム・デポ(HD.N: 株価, 企業情報, レポート)、ペプシ(PEP.N: 株価, 企業情報, レポート)、シェブロン(CVX.N: 株価, 企業情報, レポート)などが含まれている。 アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)は1.8%高。一時648.19ドルまで上昇し取引時間中の最高値をつけた。ジェフリーズが目標株価を800ドルから900ドルに引き上げ、投資判断は「バイ」としている。 一部株主の売却禁止(ロックアップ)期間が終了したフェイスブック(FB.O: 株価, 企業情報, レポート)は4.1%安。一時19ドルまで下落し、前日に続き上場来安値を更新した。 グルーポン(GRPN.O: 株価, 企業情報, レポート)は5%安。一時4.51ドルまで下落した。エバーコレ・パートナーズのアナリスト、ケン・セナ氏が同社の目標株価を3ドルとし、投資判断を引き下げた。 ギャップ(GPS.N: 株価, 企業情報, レポート)は4.8%高。前日発表した第2・四半期決算は増益となり、通年利益見通しも上方修正された。 半導体マーベル・テクノロジー(MRVL.O: 株価, 企業情報, レポート)は14.1%急落。前日発表した第2・四半期決算が減収減益となり、第3・四半期業績は予想を下回るとの見通しを示した。 この日の米経済指標はまちまち。7月の景気先行指数が上昇し予想を上回ったものの、一致・遅行指数を含めると、年内は依然弱い成長が続くとの見方を裏付ける内容となった。8月のミシガン大消費者信頼感指数は改善し3カ月ぶり高水準となった。 ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダックの3市場の出来高は53億株と低かった。 [東京 18日 ロイター]ロイターhttp://jp.reuters.com/http://jp.reuters.com/investing/news