EDENという楽園

[バンドや演奏について] カテゴリの記事

全12件 (12件中 1-12件目)

1

• 

  ビートと、ベースの甘く危険な関係

  どうも、寝付けなく、夜中の一時半から飲み始め余計にテンションあがっちゃいました。なにげに、ビートルズでも聴こうかなあと思い立ち、曲をかけて聞いていたらふと昔のことを思い出しました。それは何回か一緒にライブをした事のあるベーシスト。たぶんポールが好きでコピーのヴァイオリンベースを弾いていました。ご存知のとうり、ヴァイオリンベースというのはサスティーンがあまりありません。それはかまわないのですが、そのベース君、それをポールのプレイの特徴と思うのか変なところで音を切ってしまいます。それを指摘すると、それが自分のプレイの持ち味と思ってあまり聞きません。話は変わりますが、ある別のベーシスト君とやったとき。初めて一緒にやったときの感想が「お前のベースえらい、うねってるな！！」というものでした。この、うねってる、という感覚、自分でもその時どんな事を行ってるか判らなかったんです。なんで、うねってるていう言葉が出てきたのか。ドライブしているというか。それは、ファンキーとかリズム感がいいとか、そういう感じではなくやはり、うねっている。そういう感覚なんです。後になっていろいろ考えてみると、そのうねっていると感じた理由は、色々あるとは思うんですが、その中でも大事なのは音のつなぎ方ではないかと思うようになりました。ベースは出した音をどこで切るか、次の音にどうつなぐかでビートを作ることが出来る。誤解を受ける言い方かもしれませんが（特にドラマーの方から）ドラムの点と点の間を、線でつなぐのが、ベースの力というか仕事という感じというか。もちろん、全ての楽器は円のようなグルーブの上にあるんですけど。でもこの、点と点のつなぎ方でグルーブが変わったり、ベーシストの個性が出るような気がします。そこで最初のベーシスト君の話ですが、ポールの音色、サスティーンで判らなくなってるかもしれませんがやはりポールは、絶妙に音をつなぎ、いいビートを作っていますね。（ちなみに、ギターの音はけっこうサスティーンの無いほうが好きです。これも誤解をうけそうですが）ビートって本当に奥が深く、更に耳で判ったような気がしても、実際出来るかどうかというのは本当に難しいものですが、やはりたまらない魅力があります。JakeBox.NetStation

  2006/05/26

  コメント(8)

• 

  ２拍４拍の重要性　その２

  前回、２拍４拍の重要性というテーマで記事を書き書き足らないと思いながらもこの話題はビートジャンキーな僕には結構くどくなるんで続きを書こうか迷っていたんですが、いつもコメントをしていただくTomoschさんの日記に非常に興味深いお話が出ていましたのでその２を書かせていただきます。先日の話ではジャズだけでなくロックでもブルースでもレゲエでもサンバでもほとんどわれわれ日本人が洋楽として聴いているものは２拍４拍にアクセントが来ると言うことを書きました。ただ日本の音楽の教育の場面では必ずしもそういう指導をしていないとも。確かに日本の民謡とかは１拍３泊にアクセント、ビートが来ます。でも、今ほとんどのミュージシャンは洋楽をベースとした音楽をやっていると思うのです。そして前回日本語の歌詞は確かに１拍目にアクセントが来るのが多くそれが演奏の流れの中でひとつの弊害になっていると。これは、実は言葉が足らなかったかもしれませんが、演奏における弊害ではなくヴォーカリストにとっての弊害とでも言いますか。演奏は何語の曲だろうと２拍４拍に強いビートを持っていけますが、そこに乗っかるヴォーカリストが日本語と言う足かせで流れを乱してしまう、全体の雰囲気を壊してしまう、そういうことが出てくると言うことなんですよね。日本語がロックに乗るかどうかという話題はそれこそ３０年も前からあってその間いろんなミュージシャンが自分なりの答えを出してきたと思いますが、そういう意味ではロックの世界よりもヒップホップのミュージシャンのほうがリズムに言葉を乗せるノウハウを持っている気がします。と、ふと気がつくと話が少しずれていますね。ちょっと話を戻します。Tomoschさんのドラムの先生が語った、フランス人は１拍３拍で手拍子してしまうんだと言うお話。日本人も全く一緒ですね。｢だから最近は誰でも生徒にするわけじゃない｣たぶん今までたくさんのミュージシャンを指導してきたからこそ、逆にもうそこで線引きしてしまうんでしょうね。たぶん最初からそうじゃなくてビートを一生懸命伝えようとしても伝わらないもどかしさと言うか。そこにかなり苦労した結果の上での言葉なんだと思います。僕は練習で変われると思いたいですが大切なのはそこに気がつくこと。気がつくことが出来れば変われると思います。でも結構気がつかない。人から説明されてもわからない。自分で気がつかないと判らない。そこに苦労されたんじゃないでしょうか。更に話を戻すと２拍４拍にアクセントが来る、と言うお話、ジャズならわかりやすいですよね。そういう音楽だという先入観があるから。レゲエでもわかりやすいですよね。ギターがもろそういうビートです。ブルースなんかのシャッフルはどうでしょう？これは１拍目にアクセント持ってくるって大変じゃないですか？それでは８ビートは？実はココが肝心です。確かにやろうと思えばどっちでも出来ます。ていうより、どっちかはっきりしないと感じてるほうが問題あると思うんですが。もし、はっきりと８ビートのアクセントの位置を気にしていなかったというなら是非、２拍４拍にアクセントを持っていってみてください。そう簡単に変えられない？難しく考える必要はありません、ドラムのスネアが来る位置です。そこに強いビートを持っていく。エイトビートがうねっていく入り口です。僕はセッションのときに、初めて一緒にやる人の場合特にそうなんですが、身振り手振りでそこにアクセントが来るように合図します。滅茶苦茶オーバーアクションで、馴れていないもの同士のセッションは指揮者の役を誰かがするとうまくいきやすいです。で、そうすると不思議と合わなかったビートがだんだん合ってきます。２拍４拍に向かって。だから僕はこれに関してあきらめてはいないです。それと、もうひとつちょっと矛盾に聞こえるかもしれませんが、更に突き詰めれば１拍３拍アクセント完全否定というわけではありません。そこに明確な意思があってそうすることを狙っている場合。基本的には音楽は自由ですから、明確なイメージを持ってそういう曲を作ることは全然問題ないと思います。うーん、とりとめもなくやっぱり長くなっちゃいましたね。もっと別のことも語りたかったんですが。ちょっと見当はずれかもしれない話題で締めくくります。ストーンズのチャーリーワッツがエイトビートで２拍４拍のスネアを叩くところでハットを叩かないですよね。どなたかこの意味を知ってらっしゃる方いませんか？インタビューでこう答えていたとか、知ってる方。いたら是非教えてください。JakeBox.NetRadio

  2006/03/15

  コメント(6)

• 

  ２拍、４拍、の重要性

  本来ならこちらに書くことじゃないかもしれませんが、ちょっと事情があってこちらに書きます。以前、いいバンドは、２拍、４拍のラインがぴったり合っているというような話を書いたことがあるのですが、今日、あるブログを読んでいて｢通常、１拍目にアクセントが来ます。その次は３拍目、｣というような記事を読みました。ヴォーカルのスクールの先生をされているようです。日本語の歌詞の場合、実は演奏と違ってこういうことが起きます。エイトビートで演奏は２拍４拍にアクセントがあっても日本語という言葉の都合上、演奏と合っていない言葉遣い、流れになっている。こういうことは、日本語をポップスやロックにのせる弊害として確かにあることなんですが。２年くらい前だったか企画バンドでツイストのカバーをやったんですがその時に、詩が驚くほど１拍目重視の歌だったのでびっくりしました。まあ、実は問題は別の話。去年、スゥイングガールズという素晴らしい映画がありました。僕もあの映画を見て、ちょっとあれから（その前から兆候はあったのですが）ジャズらしきものに非常に興味が出てきました。ただその中でジャズのスイングするということの説明で普通の音楽は１拍目、３拍目にアクセントが来るけどジャズは２拍目４拍目にアクセントが来るんだという説明が出てきます。ああ、こういう解釈をしているんだ、とちょっと不思議でした。通常、ほとんどの洋楽といわれるものはロックでも、ブルースでも、ジャズでもレゲエでも、サンバでも、２拍４拍、にアクセントが来ると思います。ジャズでスイングしているかどうかはアクセントの拍の位置ではなく、その拍のタイム感というか。昔、僕が２０代前半の頃とある著名なギターリストが最近の若いやつはエイトビートもろくに出来やしねえ、とか言っていたのをなぜかよく覚えているんですが、この年になってなんとなく判るような気がします。エイトビートでもシャッフルでも基本は２拍４拍、ここに、どれだけ気持ちが集中するか。通常ならドラムのスネアが入るところですね。ヴォーカルスクールで（もちろん先生にもよると思いますが）リズムというテーマのなかで大事なビートをそういう風に指導しているのは少しショックです。そのほかいくつか気になる発言もありついついここで触れてしまいました。独り言です。JakeBox.NetRadio

  2006/03/13

  コメント(6)

• 

  音感伝説の嘘と本当

  実は、音感の話ってあんまりしたくないんです。どうでもいい！！という気持ちが本音です。ただ、音楽の掲示板、コミュニティ、どこも必ずこの話に触れています。なんでそんなに音感にこだわるんですかねえ。どちらかといったら若い人に多いんでしょうか。本当に、ミュージシャンにとって絶対音感というのは神話になっていますね。前にも書きましたが、ただコピーするというだけで、絶対音感がどうとか、相対音感がどうとか。いい音楽を造るうえで、音感がどう、必要なのか。逆に言えば、音感がいいと、いい音楽が造れるのか。僕は、いい音楽を造るということと、音感というのは、まったく関係ないと思っています。もちろん音楽をする上で最低限必要な音感というのがあります。人の音程を判断する上で。そして自分の音程を判断する上で。これは、自分の耳でチューニングが出来る音感があれば充分です。その耳があって後は意識の問題。いかに、まわりの音を聴こうとするか。音楽をする上で音感ってそれで充分だと思います。やっていれば必ず身につくレベルの音感。例えば、ギターでも、ベースでも、必要な握力って弾いているうちに必ず身につきます。小さな女性であってもギター、ベースに必要な力って身につきます。昔はドラマーで鉄下駄はいてトレーニングなんてあったみたいですが、そんなことしなくても、プレイすることによって必要なものはたいがい身につくんです。音感も、まったく一緒だと思います。僕があってきたミュージシャンの中で何人か、絶対音感を持っていると自分で言っていた人がいました。どの人も幼いころからピアノを習っています。自称、絶対音感持ちですが、たしかに僕なんか比べ物にならないくらい音感に対してシビアで、鋭かったです。でも、そこから出てくるプレイはまた別でした。うまくても、どこか面白くない。しかも、本人たちも永年のクラッシックの教育の中で、自分のつまらなさを指摘されている。もし、音楽に才能というものが必要だとするならば、例えば、自分の心の中にある、蒼はどう表現しよう、赤ならこう表現しよう。風ならば、こうプレイしよう、月ならば、これが月なんだ！というイメージを表現する。自分のイメージをどう表現し、伝えるか。この、いかに自分の中に強いイメージを持つか、そしてそれをどう伝えていくか、これが音楽に必要な才能、じゃないでしょうか。絵描きなら、もっと判りやすいですかね。僕は絵は描きませんが、音楽家の音感は、絵描きの視力になります？風景画の細かいところを視れる視力よりも、大事なのは、自分なりの蒼、自分なりの赤、そして自分なりの景色、じゃないでしょうか。ましてや、ロックはもっとシンプル。感動するのは、スネアの一発、チョーキングの一発。ヴォーカリストのシャウトベースのグルーブ、ピアニストのタッチそんな一瞬に、やられてしまいます。そこに自分を発揮する。そうありたいですね。JakeBox.NetRadio

  2005/10/25

  コメント(4)

• 

  ビート考察

  以前、僕はビートジャンキーだ、みたいな事を書いたことがあります。音楽の気持ちよさを感じる瞬間というのが、このビートに包まれている！と思う瞬間だということのせいかもしれません。リズム感、というのと、ビート感。一応使い分けていて僕の中では別のものとしていますが言い方は何でもいいです。正しいリズムだけではビート感というのは、出てこないんですよね。当たり前のようなんですが。たとえば、メトローノーム。これを使っての練習というのは絶対大事です。絶対に！でも、正確なリズムだけではビート感、ドライブ感、というのは出てこないんですよね。均等なリズムでは、ビートにならない。そして、均等なダイナミクスでは、ビートにならない。ただし、こうすればいい！という答えも無いんです。僕は結構、後乗り、というタイプです。ジャズなんかする人から見たらかなりもたって聞こえるのかなあ？もちろん曲にもよりますが、僕が気持ちいと感じる2拍4拍は、かなり後ろ側です。これ一時期悩みました。僕が好きな黒人ブルースのドラマー、必ずしも後のりではないんです。結構ジャストに近かったりもする。こういう感覚って、割と白人ロックの影響でそうなっているのかもしれません。ちょっと、余談ですが、むかしマットマフィーがセッションをしていてとある有名なギターリストをプレイが気に入らないといってステージからおろしたとかいう話を聞いたことがありますが、それはキースなのかなと。まちがっていたらごめんなさい。まあ、とにかく一時期自分が気持ちいいと思うビート感覚が正しいかどうか判らなかった時があったんです。でも今はあまり気にしなくなりました。本当は、ビート感覚って、ある意味、曲が求めていて、そして曲によって変わります。そして人によって解釈が違うから、プレーヤーによっても幾通りにも変化します。それがひとつの個性になるんですが。音楽はいろんなもので造られているけれど、楽曲のすばらしさ、メロディー、ハーモニー、演奏技術、もちろん、これはすべて大事です。。でも、バンドとして大事なのは、ビート感。ビートを元にした一体感。いいバンドは、やっぱりここが違う。見ているものも、巻き込んでいくような。ひとりひとりが、たとえうまくても、一人一人が、それを意識してないと、いいバンドになれないような気がします。バンド全員でそれを造って行く。そうなれたらいいですねぇ。JakeBox.NetRadio

  2005/10/23

  コメント(2)

• 

  ベーシストの魔術

  僕は､一応曲を作ったりしているのですが､その方法は､DTMなんです。基本的に全てのパートを自分で作ります。アレンジしながら同時進行で曲を作っていくタイプなんです。曲の作り方というのはそれぞれいろんなタイプがあると思いますが､結構リズムパターンから作ることも多いです。その時は､まず自分のイメージに合ったリズムパターンを探します。それが見つかったら次はベース。このベースのフレーズで曲のイメージは､驚くほど変わります。曲を作るときにドラムのパターンは結構市販のループネタなども使うのですがベースフレーズだけは絶対に自分のフレーズを使います。ここが人のものを使うとまったく自分の曲じゃなくなってしまうと感じるくらい影響が大きいです。逆にいえば自分の曲をささえている大きな柱ですね。ポールマッカッカトニーやジョンポールジョーンズの名前を出すまでも無く楽曲におけるベースの持つ役割は､非常に大きいです。これはバンドの演奏でも同じです。オリジナルでは特にそうですが､カバー曲でもベースが変われば違うバンドになる。もちろんベースだけではないのですが。僕はセッションをしている時は特にドラムとベースに合図を出します。このドラムとベースが､曲のダイナミクスの鍵を握っているからです。自分のバンドなら練習の中でダイナミクスのコントロールが出来ると思いますがセッションでは､そうはいきません。合図をお互い出しながら刺激しあっていきます。そして心地よいダイナミクスの変化、これを実現してくれるのがいいドラマーとそしていいベーシストですよね。生楽器で演奏されるライブの場合このダイナミクスの表現がとても重要だと思います。小さい会場のライブが多いアマチュアだから余計そう思うのかもしれませんが。ちょっと話しがずれてしまいましたが､最近ベースレスのロックバンドも結構あるようですが､僕には考えられません。家にたとえるとするなら､よくドラムは､土台、基礎のようなイメージだと思いますが､そういう意味ではベースは柱ですか。でもプレイヤーによってはベースは､壁の色や家の形そのものまでイメージしていると思います。それぐらい僕には必要なパートですね。JakeBox.NetRadio

  2005/10/02

  コメント(8)

• 

  コピーのすすめ part2

  コピーに関して少しか書きたり無かったかなあという気もして､part2いきます。例えば曲をコピーするとき当然コードもコピーします。自分のソロパートのバッキングのコード進行なんてコピーしない！なんて人もいるかもしれませんが基本的に歌物であれば､かならずコードのコピーは､不可欠ですよね。楽譜があれば､コードがCならC、AmならAmということですんでしまいます。これが自分でコピーするとなったら、例えばギターを弾いている人なら､ギターに耳を傾けることは当然ですが､ベースはどんな音を出しているんだろう､ルートはなんだろかと、自分のパート以外も聞かなくてはいけない。キーボードはどんなテンション出しているんだろう､と意識する。自然に他の楽器を聞くようになりますよね。当然慣れてくれば､あんまり考えなくても判ることですが､慣れてない頃は､何十回もひとつのフレーズや、小節を聴き返して。自然と他のパートを聞くということが身についてくるんです。更に、いろんな理論を頭で覚えるのではなく、耳と体で覚えていくということがひとつ。自分でコピーした曲は､楽譜で覚えた曲よりも忘れません。それだけの時間をかけているのですから。そして何よりも一番大事なことは､イメージを感じ取ることだと思うのです。どんなイメージで曲に入っていくのか。導入の部分、さらっと行くのか､がつんと行くのか､サビはどうなのか､エンディングはどこまでも盛り上げようとしているのか､すーっと引こうとしているのか。原曲ではどんなイメージでそれが表現されているのか。自分で直に音を拾ってコピーすることによってしかわからない部分だと思います。楽譜では大まかにしか表されていなから。このイメージを感じ取って、その上で、自分ならこうする！というオリジナリティが出てくるのでは､と思います。だからコピーは大事。そう思うのです。JakeBox.NetRadio

  2005/09/29

  コメント(4)

• 

  コピーのすすめ

  最近よく思うんですが､あんまり曲のコピーをする人っていないんですかねえ？少し前にある掲示板でコードのコピーの仕方を教えてほしいというスレがありました。そこに出て来た話というのは､音感の話し。絶対音感がどうとか､相対音感がどうとか､やけに難しい話しになって。ミュージシャンにとって音感というのは神話のひとつのような感じですね。実際、曲のコピーにそんなに厳密な音感というのは必要ないと思います。普通に楽器を練習していれば必ず身につくレベルの音感で充分。それでも自分でコピーするよりスコアを買う人が多いのでしょうね。今はよく知りませんが昔の楽譜って結構間違っていました。明らかに違う音が入っていたり。自分のコピーが完全でなくてもニュアンスを出すのはしっかりと耳で聞いてとった音のほうが結構信頼できるのです。僕は､以前ギターリストだったのですが､事故でギターが弾けなくなりました。でも、高校生ぐらいのときにいくつかバンドを掛け持ちしていろんなジャンルの曲をコピーしました。ロック、ヒュージョンからそれこそ歌謡曲まで。その時に覚えたことが今本当に役立っています。いまだに理論は､判らないんですけど。今は､ヴォーカリストとして活動していますがカバー曲をやるときは､コード進行とかコピーしておくと曲の構成が覚えやすいので今でもたまにコピーしたりします。最近では､ギターを弾き始めてすぐオリジナル作りをはじめる人が多いのかもしれません。それはそれですばらしいと思いますが､コピーで判ること、コピーをして気が付くこともたくさんあると思います。少し余談になりますが､上で音感の話しを書いたのでちょっと付け加えると､今、音叉でチューニングする人って少ないですよね。便利なチューナーがあります。このチューナーって確か僕が高校生の頃出てきました。今から20年以上前。その頃持っている人は少なかったのですが。でも、たまに借りて使っていました。でも合わないんです。ギターのオクターブがきっちり合っていないから。どうしても合わない。コードの響きが気持ち悪い。まあちゃんとオクターブを合わせればいいんですけど。その頃の癖で1，2弦を少し高めにあわせる癖がありました。えーと、どんどん話しがずれちゃいますが､何が言いたいかというと､耳でちゃんとチューニングできる音感。これがあれば音楽をやる上で十分だということです。まあ所謂相対音感ということにはなるんですが､このチューニングができるぐらいのレベルの音感というのは絶対、誰でも身につきます。ギターをはじめて最初はチューニングが合っているかどうかわからなくても触れているうちに確実に判るようになります。しかも､これ音楽から離れると確実に悪くなっていくんですよ。ということは、生まれ持ったものでないということなんですけど。それは､コピーも同じですね。慣れによる部分がすごく大きいです。コピーは人まねではありません。オリジナリティはコピーによってつくられる。僕はそう思います。JakeBox.NetRadio

  2005/09/28

  コメント(8)

• 

  イメージ、想像力

  ギタリスト/斉藤あきひろさんの記事に刺激を受けちゃいましたので､トラックバックさせていただきました。大賛成！！ですね。センスがいいとかって言う言葉をあまり簡単に使いたくありませんが､センスがいいと感じるミュージシャンは､皆イメージする力が強いと感じます。どんな音を出したいのか､どんなことを表現したいのか､弾く前からはっきりとしたイメージが出来ていると思うのです。それは､曲全体に対してもそうだと思いますし、アドリブのソロの瞬間、瞬間にも感じているのではないでしょうか。そしてこれは､プレイヤーだけでなく作曲においてもそうですよね。風のような曲なのか､海のような曲なのか､月のような曲なのか､宇宙のような曲なのか､　青なのか、赤なのか、白なのか､黒なのか､黄色なのか。イメージの仕方は人それぞれだと思います。景色でイメージする人、色でイメージする人、匂いでイメージする人。物語でイメージする人。大きなイメージがあってそこから細部が決まっていくというか。僕自身は､絵とか情景というものがあってそれを表現していくという感じです。たとえば　僕の曲でDesart Windという曲があるのですが、砂漠で立ち尽くしている自分というものが先にあってそれをイメージしながら絵を書き上げていく、という感じですか。その絵の完成した姿がはっきりイメージできればできるほどいいものに仕上がっていくと感じています。絵の具の色を決めたり構図を考えたりという作業は､まさしく音楽作りでのアレンジや音色、フレーズづくりとにています。人によっては､小説を書くイメージで作曲している人もいるかもしれません。絵ではなく動くもの、映画のようなイメージで作っている人もいるかもしれません。イメージの仕方は､人それぞれですが､まずイメージがあるというのは大事なことだと思います。話しが少しずれますが､僕は椎名林檎さんという方がデビューしたときにあまりすきになれませんでした。あの歌い方がどうも好きになれなかったのです。あの方がデビューしてからずいぶんと似たような歌い方の人増え、それぐらいシンガーとしてインパクトがあったと思うのですが､しばらく僕の感想は変わりませんでした。それがある時、衛星の音楽番組で椎名林檎さんの加爾基　精液　栗ノ花というアルバムの特集をインタビューつきでやっていたのですが､その時のインタビューで感じたのが､一つ一つの音に対するイメージの持ち方が､とてもはっきりしていて自分とは比べ物にならないということでした。僕がイラストをイメージしているなら椎名林檎という人は写真をイメージしているというぐらいの差を感じたのです。やはり才能がすごいなあと。そのアルバムとてもいいアルバムでした。久しぶりに日本人のCD買ってしまいました。歌い方もデビューの頃と違うなあなどといいながら結構聴きました。イメージ、想像力、言葉は違いますが同じ事だと思います。音楽において絶対必要なものですね。JakeBox.NetRadio

  2005/09/19

  コメント(0)

• 

  ビートジャンキー、ビートフェチ

  PERCUSSION TRIO The Birds さんからトラックバックさせていただきました。僕はパーカッションのサウンドって大好きなんです。サンバのプッシャドール（ヴォーカル）もやりました。自分のオリジナル曲では、ドラムレスのリズム隊パーカッションだけというのも多いです。もちろんドラムのサウンドも大好きです。ブルーズが好きでシャッフルやエイトビートのグルーブに浸っていると全身が溶けてしまうような感覚になります。音楽は麻薬だという表現は嫌いですが､そのグルーブの中にいるとトリップするという言葉もわかるような気がします。それぐらい８ビートやシャッフルのドラムというのは好きなんですが、それとは違う部分。ある意味根元に近い部分でパーカッション好きですね。熱い１６のビート、土の香り、海の香り、風の香り、多彩な香りを運んできてくれます。僕はこれでも一応シンガーなんで声フェチなんですが、ビートジャンキー、ビートフェチ、でもあります。心地よいビートがあるバンドは最高です。少し話しはずれますが､アマチュアの人の（もちろん僕もアマチュアです。）いいバンド､とそうじゃないバンド、一人一人は上手いけどなんかずれているというか､滲んでいるというか、ぼやけているというか、そう感じるのは､やはりビートの部分が大きいですね。全部合わなくてもいいんです。曲にもよりますが､せめて２拍４拍の部分、ここがきっちり合ってほしい､ドラムのスネアの部分、ここを意識してほしい。プレイを譜面に書いたら､２拍４拍の縦の線､ここがまっすぐそろってほしい。そう意識するのって結構大事だと思います。でも、技術やハーモニーと違って気が付くのが難しいのかなあと感じる時もあります。リズムというのは､土台といわれます。これはサウンドのキャラクターとしての意味もあると思うのですが。でも真中を貫いている芯だ、ともいえますよね。いい音楽には､いいビートがある､これだけは確かだと思います。JakeBox.NetRadio

  2005/09/17

  コメント(2)

• 

  シンプルコードいずベスト！！ part-2

  ここって1,000字以内なんですね。さっきもメール送ろうとしたら文字数多くて遅れませんでした。だからシンプルコードいずベスト！！の続きジャズは僕はほとんどやったことが無いので判らないのですが､必然としてテンションがある場合はいいと思うのです。プレーヤーなり作曲者の熱い思い、イメージがあれば複雑なテンションもありかなと。ただ何気なくであれば極力シンプルなほうが魅力的かなあと。隙間とか間ってテクニックがあるとかえっ無くなったりしてしまいますよね。本当にしびれるのは､コード一発とか、チョーキング一発とかシャウト一発とか、スネアの一発とかシンプルなことが多いです。それとまたまた話しがずれてしまいますがヴォーカルとぶつかるものってテンションコードって言うものだけじゃなく音色でもぶつかってしまったりします。特にキーボード。ヴォーカリストの声質にもよりますが､中域でストリングス系とかパッド系とかの厚みのあるロングトーンとかされると声がすっかりもぐって聞こえてしまいます。ヴォーカルをいれずにアレンジするとあとからあわせたら妙にぶつかっていたり。この辺も気をつけたいですよね。JakeBox.NetRadio

  2005/09/13

  コメント(2)

• 

  シンプルコードいずベスト！！

  ギターリスト/斎藤あきひろさんからトラックバックさせていただきました。この方のブログ面白いです。なんかこの人と酒飲みながら朝まで語り合っていられるんじゃないかと思います。そんな機会があるといいですね。さてこのシンプルコードいずベスト。ヴォーカルのバックで演奏するときに複雑なコードだとヴォーカルとぶつかってしまうというお話し。これはジャムセッションということが前提なんだと思うのですが､確かにそうなんですよね。特にセッションでヴォーカルがアドリブを取る場合スキルの問題も出てくるので（アドリブ出来ないとか、手癖というか声癖というか決まったフレーズになりやすいとか）こういう問題出てきます。ただ僕は､酒の力のせいもあってハーモニーよりもっとビートのほうに力が入ってしまいますが。話しが少しずれてしまうかもしれませんが､ギターリストにとってオープンなコードって魔法のような響きがあります。例えば自分流のオープンコードを２つ繰り返しただけで名曲が出来たような気持ちになります。もちろんきれいな響きでギター一本だと不思議な感じがしてこの響きは誰も考えないだろうと。でも少し考えて欲しいのは､そこに乗せるメロディそしてその響きを生かせているかというアレンジだと思うのです。聞いている人にそのコードのイメージが伝わっているのでしょうか､もしかしたらバンドで演奏したときにリスナーには､テンションはずしてもまったく変わらないように聞こえるかもしれない。まあ判る人にしかわからないという姿勢も大事かもしれませんが。JakeBox.NetRadio

  2005/09/13

  コメント(1)

全12件 (12件中 1-12件目)

1