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[キネシオロジーについて] カテゴリの記事

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• カンタン筋肉反射入門（１１～２２）♪

  昨日ご紹介した『カンタン筋肉反射入門』の続きです。『カンタン筋肉反射入門－１１（クロスクロール運動）『カンタン筋肉反射入門－１２（経絡基礎知識編）『むずかしいですか？』『カンタン筋肉反射入門－１３（五行について）』『カンタン筋肉反射入門－１４（木行）』『カンタン筋肉反射入門－１５（火行１）』『カンタン筋肉反射入門－１６（火行２）』『カンタン筋肉反射入門－１７（土行）』『カンタン筋肉反射入門－１８（金行）』『カンタン筋肉反射入門－１９（水行）』『カンタン筋肉反射入門－２０（任脈・督脈）』『カンタン筋肉反射入門－２１（総集編）』『カンタン筋肉反射入門－２２（日々の瞑想）』岩倉カイロプラクティック院HP－セミナー情報第７期エッセンシャル・プロセス１セミナーのお問い合わせ＆お申し込み「岩倉カイロプラクティック院」愛知県岩倉市中本町西出口６４－７０５８７－３７－３９９６院長　志村　明則岩倉カイロプラクティック院の最新情報（facebook）

  2016.02.26

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• ３in１バロメーターと噸瞋痴

  　現在、『スッタ・ニパータ＊アルボムッレ・スマナサーラ著＊佼成出版社』をまとめているところですが、今朝ふと以下の一節 　「人間が一般的に、自分には色々なトラブルがある、問題がある、と思ったら、それは９９％が怒りによるものなのです。　金銭トラブル、社会関係のトラブル、精神的なトラブル、そういったトラブルは、ほとんど「怒り」が原因になっています。　心理的なレベルから見ると、これは大変なことなのです。　社会の人々を見ても、「まあ問題ないですよ。　いつも楽しく明るく幸せに生きていますよ」という人々の数は少ないのです。　いつでも忙しくて、びくびくしながら緊張とストレスをためこんで生活をしている人のほうが、そうでない人よりもかなり多くなっているのです。　とどのつまり、「怒り」で生きている人々は、とても数が多いということです。」 　とありました。 　それと私が学んで現在も活用しているスリーインワン・キネシオロジーの『振る舞いのバロメーター』との関連を少し考えてみました。 　大まかな項目を示しますと 「意識レベル」 　受け入れる　　　　反感 　意欲　　　　　　　　怒り 　興味　　　　　　　　恨み 「潜在意識レベル」 　喜びに満ちた　　　敵意 　確信して　　　　　　失う恐怖 　同格　　　　　　　　悲痛と罪の意識 「身体意識レベル」 　調和 同調　　　　　麻痺 　ひとつである　　　 分離感 　選ぶ　　　　　　　　　選べない 　このチャートは、時系列のつながりとして受胎時より順に、思考・感情・振る舞いの発生の流れを表現しているようです。 　身体レベル→　　　　　　　　　潜在意識レベル→　　　　　　意識レベル 　「選ぶ・選べない」→　　　　　「同格・悲痛と罪の意識」→　「興味・恨み」 　「ひとつである・分離感」→　「確信して・失う恐怖」→　　 　「意欲・怒り」 　「調和同調・麻痺」→　　　　 「喜びに満ちた・敵意」→　　　「受け入れる・反感」 　というように、身体記憶から生まれる記憶による反応パターンを示しています。 　また「選ぶ・選べない」という意識の状態は、ある状況におけるコインの裏表、相対的な次元におけるポジ・ネガというような両極の選択肢であることを示してもいます。 　そして、身体レベルで、人が自分で「選んでいる」ときは、 　潜在意識レベルで、人や何かの対象と「同格かつ対等」であるパターンをもち、 　意識レベルにおいて、「興味」をもって状況に対応するというパターンがあります。 　逆に、身体レベルで、人が自分で「選べない」と感じるときには、 　潜在意識レベルで、自分は力がない、無力であると感じ、自分はどこかおかしいに違いない 　という思春期によく感じた「悲痛と罪の意識」のパターンに引きずり込まれ、 　意識レベルにおいて、「恨み（言わずに黙っている）」をもって状況に反応するというパターンがあります。 　上記のような『振る舞いのバロメーター』と、テーラワーダ仏教における「噸瞋痴（ﾄﾝｼﾞﾝﾁ）」という人間を決して幸せにしない生き方とどのようなつながりがあるのかなぁ～と、ふと覚書ていどに今回は、日記に書いてみようと思いました。 　ですから、これは私の個人的な推論であり、３in１キネシオロジーの概念と仏教の概念が明確に対応しているかどうかは、あくまで仮定でしかありませんので、あしからず・・・ 　今度は仏教における人が苦しみを感じ、幸せを感じることができない状態の根っこにある３大項目について書いてみますと・・・ 　貪（ﾄﾝ）：むさぼりの心 　瞋（ｼﾝ）：怒りの心 　痴（ﾁ）：気づきのない無知の状態の心 　があります。 　これを３in１キネシオロジーの振る舞いのバロメーターと対応させてみると。 　不痴（ﾌﾁ）－痴（ﾁ）のライン　　「選ぶ－選べない」→「同格－悲痛と罪の意識」→「興味－恨み」 　不瞋（ﾌｼﾝ）－瞋（ｼﾝ）のライン　　　「ひとつである－分離感」→「確信して－失う恐怖」→「意欲－怒り」 　不貪（ﾌﾄﾝ）－貪（ﾄﾝ）のライン　　　「調和同調－麻痺」→「喜びに満ちた－敵意」→「受け入れる－反感」 　というような波動的なラインと考えることもできるかな！？ 　というのが今朝のアイデアです。 　ところで、仏教では貪心痴の反対を実践することの大切さを強調しています。 　まず噸瞋痴の反対の用語を示しますと、不貪（ﾌﾄﾝ）・不瞋（ﾌｼﾝ）・不痴（ﾌﾁ）という言葉があります。 　これは、簡単な言葉で言うと、むさぼらないこと、怒らないこと、気づいていること、です。 　これを上記のバロメーターと対応させると、 　「選ぶ」ことは不痴、「ひとつである」こと不瞋、「調和同調」は不貪の波動と一致する 　思考・感情・振る舞いのラインということができると思います。 　しかしながら、仏教では俗世間・世間的な真実に関しては、明確にポジティブな状態を推奨していますが、出世間的には、それらにも囚われないあり方を目指していることが大きな特徴である、と個人的に考えています。 　一般的に考えられてるポジ・ネガという両極にもいない境地・分離の概念が消滅し、あるいは概念そのものの必要性のない境地があることを示されているのかもしれません。 　さて、今朝のアイデアはここまでなんですが・・・ 　奇跡講座（ACIM）的には、選ぶことすら必要のない対象の存在すら必要の無かった存在の状態こそが、私たちの本質であるというような概念があります。 　仏教では、神やスピリットという名称をつけてはいませんが、「涅槃（ﾈﾊﾝ）」という、「地獄・餓鬼・畜生・人間・阿修羅・天界」という６つの次元、あるいはこの世、かの世（別の次元のすべて）から離れた境地に至る教えの道があります。 　また仏教では禅定（ｾﾞﾝｼﾞｮｳ）とよばれる心を究極まで集中していき、その結果、対象との完全なる一体感により空間に溶けていく存在の状態に入る瞑想により、至福状態をつくりだす境地があります。　これによって時空を超えた存在の状態や無我の境地を体験するということです。 　禅定には、色界の瞑想、無色界の瞑想というように５段階に至る境地があるとされています。 　この状態は、身体や時空・次元を超えた境地に入り、一時的に煩悩が抑えられた状態にありますが、お釈迦様に言わせると、まだその状態では悟りに達していないと言うことです。 　この境地に完全に達することができたなら、次に時間の次元に戻り、肉体を通して心に現れる現象をありのままに見つめ、心に無明が広がらない状態を保ちつづける気づきの（ヴィパッサナー）瞑想の実践により、肉体を離れるまで心を清浄な状態に保つということです。 　また、お釈迦様の偉大な教えがすばらしいのは、自ら（自我）が本当に無いことに気づいたなら、外側の対象だと信じていた他の存在が、真理を自覚し、輪廻の束縛を断ち切る方法を教える道を説き、その状態で自らの肉体が消滅するまで実践されたことにあると思います。 　お釈迦様は、世間と出世間の真理を悟られた当初、この悟りの教えを説いたとしても、この深遠な真理を誰も理解することはできないと考えられ、教えを説こうと思わなかったとされています。　そこへ梵天（ﾎﾞﾝﾃﾝ：古代インドのバラモン教の主たる神の1つであるブラフマーが仏教に取り入れられたもの）が現れ、何度もブッダに教えを広めることを懇願された、ということです。 　その後、お釈迦様は、般涅槃（ﾊﾂﾈﾊﾝ）される瞬間まで教えを説かれたことが経典に記載されており、その伝統が仏教に受け継がれているということです。 　お釈迦様が身をもって、人格の完成、もうこれ以上学ぶ必要のない境地のモデルを、私たちに示されたことは、私たちが最終的に何を目指して生きることが至福であり、正しい道であるのかという道しるべとして、最上級のモデルを提供してくださったと感じる、今日、この頃です。 　 　最後は、集中力が切れて、まとまりのない終わりになってしまいましたが、今後も、テーラワーダ仏教やブッダの心理学と様々なセラピーとの関連などを、個人的に学んでいきたいと思っています。 　ではでは

  2011.07.15

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• 他心智としてのキネシオロジー♪

  　『沙門果経（ｼｬﾓﾝｶｷｮｳ）＊アルボムッレ・スマナサーラ著＊サンガ』を読んでいて、お釈迦さまがもっておられた様々な神通力のことが書かれていました。 　そのなかで、他心智という「人の心の波動と強弱を知る智慧」の項目を読み、これって「キネシオロジー」に通じるものがあるなぁ～と思いました。 　もちろん、お釈迦さまの神通力と比較することなどできませんが、誰もが習得できる技術としてのキネシオロジーは、身体が発する様々な異常な信号、あるいはストレスだけに焦点を絞れば、９７％精度があると言われています。 　この方法によって、過去や未来の情報へアクセスすることはできますが、情報というのはあくまで一部を切り取るものですし、変化し続ける性質があるため、未来を占うような方法はしないほうが無難です。　また病名の診断などにも使用しません（薬事法上も、病名を診断することができるのは医師であり、またそれはあくまで細胞変性などの客観的な事実がなければ、それを話すことは間違いと言えます）。 　ですから私がキネシオロジーを活用しストレス情報をとる場合、ただ身体の筋肉のスイッチがオン・オフする状態、あるいは関節がロック・アンロックする反応だけに焦点をあてることだけに集中するようにしています。 　これはある調べたいカテゴリーがある場合、番号などで尋ねることにより、ある特定の番号だけに身体が反応することで、ストレスと関係した何かを教えてくれるということです。 　たとえば、バッチフラワー・エッセンスを調べる場合、３９種類ありますが、それを身体に番号で尋ねるわけです。 　今、私自身のバッチフラワーをとってみますと・・・ 　バッチ１４「ヘザー」　話し好きだが、自分のことばかり喋ってしまう・・・・ 　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　アハんってな感じになります。 　花のエネルギー、あるいはヘザーが癒してくれる状態としては、 　「他人のことを考える、聞き上手」というふうに教えてくれます。 　はい、私に一番欠けている要素ですね（爆） 　お釈迦さまの話題から、ついついまた自分のことばかり話してしまいましたが 　（今も話していますが：笑）キネシオロジーを活用する場合、 　このようにあくまでストレス情報に絞って行う必要があること、 　そして情報を取る側の信じこみを徹底的になくさないと、 　あまり役に立たない術者側の勝手な答えを反映させてしまう可能性があるということです。 　それでも、私がこの方法に向いているとよく思うこととして、 　ビジョンが見えるとか、そんな能力が自分にないことや 　番号と内容とか、自分がまとめた情報をすぐに忘れてしまうので、 　身体が出してきた情報に対して、自分の信じこみをなくし、 　かえって純粋に聴くことができるということです。 　つまり、自分の欠点の有効活用ですね・・・また自分の話ばかり（爆） 　ということで、キネシオロジーは、お釈迦さまの他心智のプチ版みたいな方法かも・・・ 　ってことを、少々、自慢げに、増上慢、バッチフラワー・エッセンス状態で 　書いた日記ということです。 　こまったもんですね

  2011.07.02

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• 美談もいいけど♪

  　私の中には、かなりひねくれ者がいるようでして・・・ 　あまりにも美しすぎると、ほんまかいな～ 　それって心からいってる？？？ 　・・・と感じてしまうことがある。 　セッション中、色々な建前のあと、ポロッと本音、独り言のようなのが出てきた時、私の場合、「やったぁ～」と思うことが多い。 　これは何も、その人の醜い部分をみたいという意味ではありません。 　長い間、押し殺してきた生の声が出てきたぁ～ 　それでいいと思う、といった気持ちなんです。 　だから、逆に拍手を送りたいから「やったぁ～」なんです♪ 　つまり、建前は人にどう思われるかを気にしながら、本音とはちがった脚色されたものであるため、ここから葛藤が生まれがちです。 　いくら美談であっても、本音とはちがうため、ストレスから抜け出す出口にはたどり着けないわけです。 　３in１キネシオロジーにおいて、「言わずにだまっている状態」は「恨み」という振る舞いと同じであると考えています。 　「恨み」というと言葉の響きは悪いのですが、じつは誰もが人を傷つけちゃイケナイ、本音をいったらおしまいよ、みたいな感じで言葉を飲み込んでしまいがちです。 　これは誰もがもつ感情そして振る舞いですから、良いとか悪いということは問題ではありません。「恨み」としての振る舞いや感情が起こったとしても、人間である限り、すべての人が多かれ少なかれあるものだからです。 　ただ一つ問題があるとすれば、その話されなかったエネルギーは、主に肩そしてお尻にエネルギーとして残り、その部分を緊張状態にしてしまうと３in１では考えられています。 　ですから、一般的にネガティブな感情は表現されず、抑圧されることで、カラダのエネルギーの流れが妨げられ解放されないままでいると、血行が悪くなり、様々な症状として表現されるようになります。 　人は美談を好みますが、その奥に含まれている大変だったこと、満たされなかった気持ちによってポロッと発せられる独り言が、その人の本音として表現されることがよくあります。 　これを聞き逃すと、本当の問題を外してしまうと、私は考えています。もちろん、無理に引き出すことは、自分が今まで頭で考え信じてきたこととのギャップが大きく、ショック状態、電気的なショートが起こる場合もありますので、時間をじっくりかけてみていく必要もあります。 　また、その時々で感じていることを素直に表現できるセッティングも大切だと思います。 　私たちの世界は、ポジがあるためにネガもあるので、そのどちらも見ていくことで、その間を自由に楽しむことができるように思います。 　特にネガティブを否定しないで、肯定することは、エモーショナル（エネルギーの動き）を自由にするために、とても大切なプロセスだと思います♪

  2007.11.13

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• 顔の神秘・暗号をよみとけ！

  　最近、ナグさん（そしてキネシオロジストの慶太郎さん）に紹介していただいた　ミクシー、そしてヤフーでブログを書いています。　全部、ちがう内容で書こうかなんて思っていましたが、　その日、決意から３分後には、誓いが破れてしまった、あきやんです♪　今日は、ミクシーで書いた内容を、こちらでもご紹介しますね。　以下・・・ 　　　さて、スリーインワンを知らない人のために♪ 　スリーインワン・キネシオロジーのワークは、 　カラダに精密筋肉反射テストという方法で、 　　イエスは、基本的に、筋肉がロックするような反応、 　ノーは、基本的に、筋肉のロックがハズレ弱くなる反応で 　会話するようにたずねていきます。 　たとえば、あきやんに 　誰かが筋反射をとってくれている人がいるとします。 　疑問形で、 　「あきやんは、あんぽんたんですか？」と 　その人は、あきやんの体に直接言葉で話しかけます。 　カラダの答えは、 　もちろん筋肉がとっても強くなり 　「イエス」と答えてくれるってわけです♪ 　それからですねぇ～ 　さらにおもしろいのが・・・ 　脳と顔のパーツの細胞の比率による特徴を見る 　「構造・機能（ストラクチャー・ファンクション） 　という西洋の骨相学に由来する技術も活用していきます。 　この技術は、骨相学そしてパーソノロジーという研究をへて、 　３in１のもう一人の創始者であるダニエル・ホワイトサイド 　によって改良された技術です。 　パーソノロジーは、個性は変化しないという立場をとっているようですが、 　この「構造・機能」という技術では、 　人間の関係性によって、 　つまり顔や脳のあるパーツが、 　多いか少ないかによって、 　個性的な行動も変化することに注目しています。 　具体的には、 　丸顔の人と細長い顔の人では、 　丸顔の人のほうが、 　「自信」があるように見えるということです。 　赤ちゃんや子供の頃は、みんな丸顔なのですが、 　成長とその人の環境に適応していくのに応じて 　だんだん細長くなっていく人もいるわけです。 　子供の頃は、「なんでもできる！」という 　いわれのない自信を、　子供たちがもっているのを見たことがありませんか？　・・・そんな感じです。 　そして、たとえば自分がまるがおだったとして、 　さらに丸顔の人（ドラえもん）と出会ったとします。 　　すると、自分から見ると、 　その人は自分よりさらに頼りになる、 　「自信」があるように見えてしまうということです。 　つまり、ダニエル（スリイーンワンの創設者の一人）は、 　関係性によって、微妙に変化が起こることに気づき、 　今の人の振る舞いを状況に応じて読みとるという、 　変幻自在の人相学の技術を開発したって感じです。 　スリーインワンでは、 　精密筋反射により体から情報をとり、 　各個人のカラダが求める調整技術を 　同じくカラダにたずねて行うことで、 　各個人のストレスを解放するという方法 　そして、さらに超個人的な真実をあらわしている 　「顔」に隠された暗号を読みとる 　「ストラクチャー・ファンクション」という技術を 　車の両輪のように活用してセッションを行っていきます。 　とにかく、おもしろいです♪ 　ちょっと、お値段は高めけど、 　あなた自身の隠された真実や 　あなた自身の物語を知るためのヒントとして、 　きっと大きな解放が起きると思いますよ♪ 　って内容で書いています。　それでは、また・・・

  2006.09.16

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• スリーインワン・キネシオロジー（魂のワーク）！

  　どうも、あきやんです♪　またまた、真夜中のブログです。　キネシオロジー・ネタはどうもかたくるしくなってしまって反響がないので、　　説明するのを忘れていました。　今日は、カンタンにスリーインワン・キネシオロジーについて、ご紹介しますね。　スリーインワン・キネシオロジーは、　クライアント（相談者、依頼者）さんと対面し、　ファシリテーター（促進者）＝その人の体の言葉を翻訳する役目をする人が　クライアントさんの両手首をもって、セッションが進められます。　なぜ両手かというと、右手は左脳の情報、左手は右脳の情報をとるためです。　（人間の脳は、脳のまん中あたりで、交差しています）　この方法によって、脳の記憶庫から、クライアントさんの真実をさぐっていく方法です。　この右脳・左脳の両方の脳から情報をとることから、　またの名を「ワンブレイン・システム」とも呼ばれています。　ところで、どうやって体と会話するか（ボディランゲージをよみとるか）というと、　人の体は、基本的にイエスの反応には、筋肉が強くなって答えてくれます。　そして、ノーの反応には拒絶、ストレスがあるため、筋肉が弱くなって答えてくれるのです。　たとえば、「あなたは男性ですか？」と体に尋ねたとき、　男性なら筋肉は強く、女性なら筋肉は弱くなって答えてくれます。　このような反応に気づいたのが創始者の一人である故ゴードン・ストークス氏です。　今までのキネシオロジーでは、会話できるとは誰も気づいていなかったんですが、　タッチフォーヘルスの国際トレーナーをしていたゴードンが、この現象に気づいたことが　スリーインワン・キネシオロジー、及びキネシオロジーの世界を一躍有名にした要因だと　私は思っています。　スリーインワン・キネシオロジーでは、　クライアントの言葉を翻訳し、体の乱れを調整していく人のことを　ファシリテーター（促進者）と呼んでいます。　そしてファシリテーターの役割は、ただただその人の体・潜在意識・意識レベルから出てくる　　答えそして情報を、クライアントに伝えていきます。　これは、その人の真実は、その人しかわからないからです。　ファシリテーターの意見やアドバイスより、　その人の体・心・魂が知っているメッセージのほうが重要だからです。　そして、クライアントさんが抱えている問題やストレスの答えは、　その人自身がもっているとも考えています。　セッションの進め方は、クライアントさんの問題やストレスを聞いておき、　体から正確に情報がとれるように、色々と準備した後、　ストレス量、変化する動機の量などを％でとったり、なぜストレスがあるかについて、　「振る舞いのバロメーター」と呼ばれるチャートを活用しながら、その人の身体、潜在意識、　意識レベルの情報をとっていきます。　そして必要ならば、そのほかの情報もフラワーエッセンスなどからとったりもします。　その後、現在時でストレスでショートしている（パワーをなくしている）身体の問題を、筋肉反　射テストで尋ね、一端、ストレスを０、変化する（より良くなる）動機の％を１００にします。　さらに、そこからクライアントさんが、どうして今の問題がストレスと感じるようになったかを　筋肉反射テストでたずね、年齢を特定していきます。　そして、その年齢で、問題やストレスの原因を見直してもらい、過去で味わった苦痛にまつわ　る体験をイメージで変化させる方法を色々と誘導していきます。　またさらに、その時に乱れた身体の回路をさぐり、バランスのよい状態にしていきます。　その後、過去の状態でも、ストレスが０、より良く変化する動機が１００になった状態で　現在時にもどってきてもらいます。　ストレスで力を失った原因をクライアントさんにシッカリと見てもらった後、　未来にどんな自分でありたいかを、今度はまたイメージで見てもらうことをします。　再び、現在時に戻ってきてもらい。ストレス、変化する動機の量をチェックした後、　新しい選択（ストレスをとった後、あなたはどんな自分でありたいかを自分で決めてもらう）　　新しい独り言（以前の状態に戻りそうになったとき、脳にすぐさま新しい指令を与える）　新しい振る舞い（新しい自分を作り出すためにすぐできる行動をしてもらう）　の３つをクライアントさん自身に選んでもらう、といったことをします。　以上が、基本的なスリーインワン・キネシオロジーのセッションの流れです。　セッションの中で一貫して行われている方法は、　　「答えはその人（クライアント）自身の中にある（知っている）」という立場です。　何をやっているかというと、　各人の信念体系（現実に対する考え方）の見直し、　または古くなって役に立たなくなった信念の見直しという作業です。　人は自分自身の信念を越えて、変わることはできません。　ですから、この強固な信念を、その人自身の過去の見直しによって、　自発的により良く変化させることがセッションの目的といってもよいでしょう。　自分自身でつくったオリ・制限・枠組みから、解放する作業といってもよいでしょう。　まぁ、こんな感じです。　ただいま、AM３時です。　だんだん眠くなってきましたので、　今日はこれぐらいにしておきます。　ハァ～ア、あくびが出てきました、　おやすみなさい・・・  　 　

  2006.09.04

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• 現代医療とカイロ・キネシのちがい！

  　こんにちは、あきやんです！　さて今日は、現代医学と治療的キネシオロジーやタッチフォーヘルスの目指していることの　ちがいについて説明します。　その前に、私の治療における原点でもある「カイロプラクティックの哲学」　について話しておきますね。　カイロプラクティック哲学の根幹には、２つの英知に対する洞察があります。　その一つめの英知は、「健康は内側からやってくる」と考えています。　　姿勢がよく、体の各部分が相互に調和して働いている人は、健康なのです。　そして、体には自らを癒す力である自然治癒力が存在すると考えています。　専門的な言い方をすると、イネイト・インテリジェンス（先天的な知性）と呼ばれています。　これは、体には自らを癒す知性が存在するといっているわけです。　２つめの英知は、「体内の英知と体外の宇宙の英知が神経系統でつながっている」　とも考えています。　２つの英知との関係で、問題の本質は何か？を考えてみると・・・　１つめの英知と病気の関係では、病気の状態は何らかの原因で、　自然治癒力（先天的な知性）にエラーが生じているということです。　２つめの英知と病気の関係では、体内の英知と宇宙の英知との分断・分離ではないか？　とも考えられます。　宇宙、自然界、人など、自分を取りまく環境との分離・・・　私と他人と世界は切り離されているという孤独感・・・　つまり、病気という状態は、この２つの英知がうまく働いていない状態ということです。　そこで初期のカイロプラクター（カイロを職業とする人）は、　その宇宙とのエネルギー的な交流ポイント＝導線である神経系は、　背骨のユガミによってその伝達作用が悪くなることに注目しました。　そして、背骨を矯正することで、　前述した二つの英知と体を阻むものがなくなり、　体は癒されると考えたわけです。　正直、カイロの哲学を改めて見直すと、かなり宗教的ですね。　でも、ここで考えて欲しいことは、この考えはまちがっているのか？　ということだと思います。　２０世紀までは、人はよく宗教的なものを否定し、科学の考えだけを肯定しがちでした。　また当時の技術で証明できないもの＝まちがっているというような極論にもなりがちでした。　 　でも最近の科学の対象は、目に見える物理的な現象から、目に見えないエネルギー・心理　的な現象の解明にも向けられるようになってきています。　このようなときに、宗教や哲学的の中にある真理と科学的な真理の融合も見られるように　なってきてもいます。　ですから、もしまちがっていないなら、　これも一つの考え方として残していった方が、選択肢を広げるうえで有用だといえます。　宇宙と人体の関係は、　よく「マクロ・コスモス（大宇宙）とミクロ・コスモス（小宇宙）」に喩えられます。　　私たち人間は、宇宙という場の中に存在しています。　私たちの体が自然に行っていることは、この宇宙の中で生まれたものです。　ですから、宇宙の子供である私たちの中に、　ミクロ・コスモスを見出そうとする考えは、決してまちがいではありません。　　科学は、ニュートンらによる古典物理学による目に見える領域の探求から、目に見えない　エネルギー領域の解明に入っています。　２０世紀にアインシュタインが宇宙の働きと地球との関係を解こうと導き出した「相対性理論」　と、ミクロそしてエネルギーの世界を解き明かそうとする「量子論」が、　最近相互に結びつきだしたことを考えると、　極大と極小の世界の類似もしくは相似関係の中に、　共通する法則を見出そうとすることは自然な考え方です。　ここで、私なりの一つの結論を導き出すと、　人間の歴史の中で生まれたものを全てデータとして活用すれば、　さらによいものが生まれる可能性があるということです。　つまり、宗教・哲学・科学そのすべてを別ものと見るのではなく、単なる方法論のちがいと　考え、その中から有用なものを抽出していけば最高だってことです。　さて前置きが、とっても、とっても長くなりましたが本題の　「現代医学と治療的キネシオロジーやタッチフォーヘルスの目指していることのちがい」　に入ります。　カイロプラクターそしてキネシオロジスト（キネシオロジーを職業とする人）の健康へのアプロ　ーチの仕方は、医師のアプローチとは異なります。　人間の病気と健康について、同じものを見ていながら、まったくちがった視点で見ています。　医療科学は、死体という結果から死に至るまでに経験するプロセスを扱っています。　病気を探し、発見し、名前をつけ、それから逆向きに治療しようと働きかけます。　つまり病気という結果から、その原因を考えるという方法です。　これに対してカイロプラクターそしてキネシオロジストは、　それとはまったく逆の前提「健康・正常」から働きかけます。　「健康・正常な人というのは、不快な症状がなく、構造にユガミがなく安定し、栄養状態もよ　　く、精神的に安定していますね。それでは、あなたを正常な状態に戻してみましょう」という　　方法です。　カイロそしてキネシで考えられている健康な状態とは、神経系の健全さを柱にしています。　私たちが考え、動くことができたり、痛みやそのほかの感覚を感じることができるのは、　脳と脊髄という神経系によるところが大きいからです。　そこでカイロプラクターは、主に脊椎の矯正法によって、神経系の健全さを保つ方法を色々　と開発していったわけです。　さらにカイロプラクターのグッドハート博士が、骨格を動かしているのは、筋肉であり、背骨や　骨格構造のユガミは筋肉の弱化やアンバランスが原因であると考え、背骨と同時に筋肉の　コンディショニングの重要性も考えるようになったわけです。　ここで治療的キネシオロジストが新たな職業として芽吹きます。　　ここで注目すべき点は、筋肉も骨格のバランス、　どちらも神経系によって調整されていることです。　そして、その神経機能（働き）の健全さを判定・証明するために、　マニュアル・マッスル・テスティング（手による筋力テスト）を活用することになるわけです。　正常な人は、「体中の骨格が安定し筋肉がバランスよく働いている」はずだという前提です。　（整形外科でも、マヒなどの判定基準としてこのテスト法は活用されています。）　　そこでキネシオロジストは、弱くなった筋肉は強い状態にもどし、　緊張し固くなった筋肉にはちょうどよいバランス状態にするテクニックを使います。　ここで、「運動する筋肉などの痛みと内臓の病気は関係がないじゃん」　と考えられる方もみえると思います。　しかし、解剖学的にも内臓を調節する自律神経系と体を動かす神経系は、　つながりをもっています。もっとも、あまり通常の医師は注目していませんが・・・　（医療は分業が進み過ぎちゃっていることが原因だと思います。）　体の中で系の上で分業はされていますが、神経系はそれらのすべてがさまざまな交流ポイ　ントでつながり、脳によって統合されるということです。　またキネシオロジーでは、さまざまな筋肉と関係の深い内臓も割り出されています。　たとえば、胸の筋肉である大胸筋は胃と肝臓と関係が深い、　肩にある三角筋は胆のうと肺と関係が深いというようにです。　そして、これらを筋力テストすることで、　その機能（働き）が弱っているかどうかを調査することができます。　そして、各内臓と関係する筋肉群を事前にテストしておき、　治療後にバランスのとれた状態に戻すというのが、治療になるわけです。　筋力というのは、顔の表情をつくったり、体を動かすエネルギーの力であり、　その人を表現するパワーの現れでもあります。　筋力が、バランスよく働いていれば、人は体を充分に使うことができ、楽しむことができます。　キネシオロジーは、少なくとも一回の治療・セッションで、全身の筋力を回復することを目標　にします。もちろん、一回の施術で、ムリな場合もありますが・・・　話が長く、ほんと～に長くなっちゃいました。　結論を言いますと、　病気の状態を前提にするか、正常・健康の状態を前提にするかと、　前提がちがえば、見ているものや方法論もちがうということです。　もうひとつ私の洞察では、　現代医療も、自然療法も、人が健康に生きられるようにするという目的は一緒ですね。　また、両者の方法論も、病気を抱えている人の体が自然に治ろうとする力、細胞力、イネイ　ト・インテリジェンスが、最大の力だといえます。　死人に薬を与えても、生命力がなければ治りませんよね・・・　また現代医療は、救急救命において、すばらしい治療法があります。　つまり現代医療が生死に関わる治療法ではナンバー１でよいわけです。　しかし、自然治癒力を高める療法という面では、症状を薬物によって抑えることが　かえって病気を慢性化させ、自然治癒力を弱くするデメリットが多いように思います。　ですから、私たちがやっている療法は、「体の生命力を高める＝自然治癒力を高める」こと　に焦点を合わせたアプローチだと考えてくだされば、よいと思います。　まぁ私の理想ですが、「みんな仲よく一緒に協力してね」ってところです。　ほんと、われながら長っ～

  2006.08.30

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• AKとタッチフォーヘルス！

  　今日は、タッチフォーヘルスについて書きますね。　以前、治療的キネシオロジー（アプライド・キネシオロジー＝AKと略）について　カンタンに説明しました。　そしてその後、AK創設時のスタッフであるジョン・シー博士が、　このAKの技術を一般の人にも知らせたいと考え、世に出した技術が　「タッチフォーヘルス」という技術です。　AKは、治療の科学性と再現性を重視するため、解剖生理学などやさまざまな分野の知識を　統合し、理論的な正しさ・確実性についても追求しています。　もちろん、タッチフォーヘルスも科学性がないわけではありませんが、　最も重視しているのは、　東洋医学つまり「経験主義的な手法」を重視している、　と私は考えています。　タッチフォーヘルスに科学性がないかというと、そうではありません。　キネシオロジーというテスト法を活用することで、　体の中にある（体を動かしている）気やエネルギーの流れを読みとり、　調整するというしっかりとしたコンセプトがあります。　一般的に東洋医学の弱点は、どちらかというと職人芸・プロフェッショナルな技術が多く、　人間の気を読むための技術・手法がむずかしいと言えます。　診断法も複雑で、四診･ﾖﾝｼﾝ（望心・聞診・問診・切診）と呼ばれる方法がとられています。　望診（ﾎﾞｳｼﾝ）とは、精神状態・患者の姿勢・顔色、舌の様子を目で見て診断する方法です。　聞診（ﾌﾞﾝｼﾝ）とは、音色（声の調子）・においをかぎ診断する方法です。　問診（ﾓﾝｼﾝ）とは、患者やその家族に、診断に必要なことを問い診察する方法です。　切診（ｾｯｼﾝ）とは、医者の手で患者にふれて診断する方法です。（脈診・腹診）　と以上のことを説明するだけでも、私自身もテキスト使ってまぁ～す。　（私の場合、東洋医学は独学ですので、読み方や解釈などがまちがっている可能性もありま　す。東洋医学のプロの方が見てくださっていて、もしまちがっているようでしたら、ご指摘くだ　さるとうれしいです。）　このような診断技術は、もちろん医学として大切なことですが、　しろうとが勉強するには、かなぁ～りむずかしいと言えます。　また、気や証･ｼｮｳ（患者の体質）の診断は、　プロでも、流派のちがい、初心者と熟練者との間でもちがいが出てきてしまいます。　しかし、キネシオロジーの筋肉反射技術を活用することで、　この「気」の乱れを読むことがカンタンにできるようになるのです。　キネシオロジーの診断法（筋力テストまたは筋肉反射テスト）は、　正常な筋肉（指標となる筋肉＝インディケーター筋と呼ばれる）を見つけておき、　患部に手を触れてもらうと筋肉が弱くなる、　というシンプルな原理が適用されています。　しかし、この方法にもただ一つ問題があり、　患部や障害部を検査することができても、　その中に含まれている問題の原因が何であるかは、　この方法だけではわかりません。　そこでキネシオロジーでは、患部の異常信号を中和する、　つまり、「弱くなっている筋力が回復することが治療になる」と考えたわけです。　この方法の最大の特徴は、　気・生体電流などの乱れを、マニュアル（手によって）検知することです。　これは、「筋力」という体の神経から送られる生命エネルギー・生体電流の表現・状態を　患者・クライアント（依頼主）の体を通して検査できるということです。　この方法の最大のメリットは、　検査されている人もハッキリと自分の力が弱くなっていることがわかります。　検査している人も、患部を発見することができるということです。　つまり、自覚・他覚的に、何らかの異常な状態を確実に発見できるということです。　あえて、もひとついうなら、　「痛くなぁ～い」検査法です。　そして、患部の異常信号を中和＝筋力を回復させるための刺激方法が　ドンドン開発されています。　また東洋医学で行われている理論の有効性を　筋力の回復で確認できたり、　個人の体質（証）の診断の確実性も増すというメリットもあります。　よく東洋医学は、中国四千年の伝統と呼ばれていますが、　この中にも、怪しい療法、あまり効果的でない方法も含まれています。　たとえば、漢方も飲んでみなければわからない、ハリを使って刺激しても　それが本当にその人にとってよい刺激を与えているのかどうかは、やってみてはじめて　わかる、またプロでも証のよみちがえといった危険性もあるわけです。　極端なことをいえば、人体実験です（注意、あくまでこのような見方もできるということです）。　ですから、東洋医学の医師たちはその危険性をなくすために、伝統的な知識に則り、　証をとり、各人の体質にあった治療を行うわけですが、　その確実性を増す方法としても、　筋力テストや筋肉反射技術は有効な方法と言えます。　一般的に「反射」というのは、脳神経や脊髄神経を通して行われ、体の安定性や防御機能を　司る働きがあります。　また体には各個人の人生体験がつまっており、　人によって独自の反応を示すことが数多くあります。　そんななかで、正常な筋肉（神経機能が正常に働いている筋肉）を活用して、　各個人によって微妙に異なる体の中にある「あらゆる異常信号」を見極める技術として、　筋肉反射テストは術者にも患者・クライアントにも安心感・安全性を与えてくれる方法です。　「何を治そう・よくしようとしているのか？」が明確でなければ、　結果はあいまいになります。　漠然と効くといわれていて、本当にそれが良いか悪いかもわかりません。　そういった意味で、　筋肉反射テストは、　少なくとも、各個人の「快・不快」「体の電磁気的なエラー信号」を正確に教えてくれます。　そして、タッチフォーヘルスの技術は、　この原理を応用し、さまざまな医学や精神療法の分野を調査し、　何がその人の体にとって本当に効果的か？を　自由な発想で、追求していった方法です。　そして、この自由な発想から、　治療的キネシオロジーそしてタッチフォーヘルスから枝分かれしていった　無数の流派が生まれていきます。　その話は、またの機会にしますね。　ここまででも、充分長いので・・・　それでは、また・・・

  2006.08.27

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• AKの治療法

  　昨日は、病気の原因として「構造、化学、精神」の三大要素が関係していることを書きまし　た。　今日は、治療的キネシオロジー（＝AK）でこの三大要素に対して、どのような治療が行われ　るかについて書きます。　AKの創始者グッドハートは、　「人体は、健康問題の原因の発見につながる情報を提供する“言語”をもっている。　 カギは、言語を理解できるか否かということである」　　　「カラダは決して嘘をつかない。しかし、われわれは正しい問題を正しい方法で質問しなけれ　　 ばならない」と述べています。　AKの検査による筋の反応、そして最終的に触診、生化学検査、整形外科検査、神経学検　査などを用いて、ボディーランゲージ（身体言語）を知ることが可能になる。　そして、ボディーランゲージすべてが健康障害の原因を明らかにする。　以上、「APPLIED KINESIOLOGY SYNOPOSIS＊デービッド・S.ウォルサーD.C.著＊科　学新聞社刊」からの抜粋です。　「セラピーローカリゼーション（治療地分析＝TL）」という方法をご紹介しましたが、　これは体の悪いところ（患部）に手をふれると筋肉が弱くなるという話をしました。　　しかし、その悪いところを探したとしても、それが「皮膚、筋膜（ｷﾝﾏｸ・筋肉をおおっている　膜）、リンパ、血管、内臓」など、どの組織・細胞に問題があるか、または本当の問題は何か　ということは、それだけではわかりません。　筋肉が弱くなる現象が示すのは、その場所に神経の機能（働きの）異常があることはわかり　ますが、何が真の問題なのかはわからないということです。　それでは、真の問題を見つけるために、AKではどのような方法をとっているかというと・・・　弱くなった筋肉が回復（中和）させる刺激をすることだと考えたわけです。　そこでキネシオロジーでは、前述した三大要素を深く追求していきました。　そして最初に注目したのが、これも前述した筋肉を回復させるための基本的な５つの方法、　「神経系、リンパ系、血管系、経絡（ｹｲﾗｸ）系、脳脊髄液（ﾉｳｾｷｽﾞｲｴｷ）系」に対するアプロー　チでした。　その後、真の原因を探し、筋肉を回復させる方法は「健康の三大要素」を軸に、ドンドン細分　化されていきました。　一般的な検査と治療法だけでも、以下のようにたくさんあります。　姿勢分析、セラピーローカリゼーション、右脳と左脳の機能、側頭タップ、EIDテクニック、　BIDテクニック、起始－停止テクニック、神経リンパ反射、神経血管反射、ストレス受容器、　フットリフレックス、ハンドリフレックス、固有感覚受容器、etc．．．　（多すぎて解説できないので、読み流してください。）　構造面では、　カイロプラクティック（米国式整体術）やオステオパシー（整骨療法）領域で治療効果の高い　技術が統合されていきます。以下は目次であり、その中にさらに小項目があります。　治療の柱としては、　　神経学的統合不全（神経系のアンバランス）　　基本的なAKの検査と治療　　経絡治療（東洋医学）　　筋－テストと機能　　顎口腔システム（脳脊髄液の調整を中心とする各種技術）　　整形外科的な障害　　全身性のコンディション、などがあります。　化学面（栄養・薬品）においては、栄養学と神経システムの法則を研究では、神経というシス　テムは、今までに摂取した食品すべてを記憶していることを発見しています。　そして、これを活用して体に過剰なストレス刺激となる食品を見つけたり、栄養が不足してい　る場合は、筋肉を増強する栄養素を見つけだし摂取してもらう方法がとられています。　精神面では、精神と感情の障害、心理的逆転（体を治そうと治療に来ているが、潜在意識レ　ベルでは治らないことを選んでいる状態）、バッチフラワーレメディ（英国の医師エドワード・バ　ッチ博士が創始した植物療法）、感情性の背部痛、恐怖症の治療なども行われます。　さてさて、こむずかしい専門領域のことを長々と書きました。　じつは、あきやんも専門分野のことを書くとき、緊張しちゃいます。　あんまり変なこと書くと、色んな領域のプロにつっこまれちゃうからです。　また素人の人に分かりやすい説明をしようとするとき、どうしても“超訳”みたいに書かないと　わかりにくいので、言葉を色々工夫しなければならないからです。　まぁ今日、お伝えしたかったことは、　筋肉が弱くなる場合、AKでは「構造、化学、精神面」から派生する色々な問題をみていくとい　うことです。　こんな話をすると、かなりの人が引いてしまうと思いますが、　みなさんがカイロプラクティック分野でプロを目指すわけではないと思いますので、　読み流してくださればと思います。　また、AKから派生した分野である「タッチフォーヘルス」や「スリーインワン・キネシオロジー」　などは、誰でも簡単に学ぶことができるようになっています。　今日まで、こむずかしいことを書いたのは、　治療的なキネシオロジーであるAKは、　ここから派生するすべてのキネシオロジーの中核なので、　その核の部分を解説したほうがよいかなぁ、　と思ったからです。　めげずに読んでくださると、　あきやん感激ってなります。　なにはともあれ、ここまで読んでくださった方、お疲れさまでした。　私もお疲れさまでした・・・

  2006.08.18

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• 健康の三大要素について！

  　こんばんは、あきやんです。　昨日は、AK独自の診断法「セラピーローカリゼーション＝治療地分析」、「体の調子が悪いと　ころにふれると筋肉が弱くなる原理」についてご紹介しました。　そして、その弱くなった筋肉に対して、それを回復させる基本的な５つの治療法があることを　書きました。　今日は、病気の原因について書きます。　AKでは、「健康の三大要素」と呼ばれているものがあります。　健康を構成する要素は、大きく分けると「構造、化学、精神」の３つがあります。　健康は、３大要素を各辺とするバランスの取れた三角形で示すことができます。　AKでは、構造を底辺として、左辺を化学、右辺を精神に割り当てて考えています。　　人が不健康な状態にある場合、つねに健康の三要素の中のひとつの要素が関係します。　たとえば、体のユガミは、やがて内科的な問題や精神的な不安感を起こす原因にもなりま　す。化学・栄養の過不足は、体の構成成分の弱化をもたらし内臓組織や筋肉の弱化を引き　おこしたりもします。精神的なストレスは、体を動かす気力をそぎ、食欲の減退・過食などをも　たらすこともあります。　　重症もしくは慢性的な健康問題は、２つまたは３つすべての要素から起こることがあります。　　構造（Structure）－底辺　「骨格、筋肉・腱、靱帯、血管系、神経系、リンパ系、各内臓」なども含め、体を構成するすべ　ての要素です。このうち、カイロプラクティックは、頭蓋骨や背骨・骨盤などのユガミを分析し　調整することで、運動・感覚神経そして自律神経系の働きをよくすることを目的とした自然療　法です。　化学（Chemical）－左辺　現代医学における薬物療法、そして栄養学（栄養素の構成成分は化学物質でできている）で　す。現代医学では、体の働きをコントロールするために化学物質である薬物を利用します。　　現代医学のことを対症療法といいますが、医師は他の２つの要素である精神的要素には鎮　静剤、構造的要素には筋肉弛緩剤と鎮痛剤によってコントロールを試みます。　栄養学者は、細胞を養う各種成分を研究・分析し、健康状態・栄養の過不足に対して、食事　療法を行います。　精神（Mental）  精神的な健康管理は、精神分析学者や心理学者など、色々なタイプのカウンセラーが受け　持っている分野です。　AKでは、これら三要素の検査と治療を通して、根本的な原因を探すことにエネルギーを向け　ています。　多くの場合、健康問題は、三要素の一辺から始まり、最終的にすべての辺に波及していきま　す。健康問題へのアプローチは、どの要素も他の要素に影響することを考慮する必要があり　ます。このような場合、一時的な原因となる要素を見極めることが治療のカギとなります。　AKの検査は、根本的な健康問題を見出すために使われます。　構造のバランスは、体の静止状態や動きを加えた検査などで評価することができます。　化学に対する体の神経と筋の反応（筋肉反射テスト）は、栄養素と化学薬品の評価を可能に　します。これは栄養素を口の中に含む、もしくは手に握った状態で、栄養素・薬品をマニュア　ル（手による）筋肉テストを行います。筋力を弱めてしまうような栄養素、薬剤は被験者にあ　っていない可能性があります。　患者の精神状態の理解は、ストレスの状況を思い浮かべてテストすることで、どの状況に　ストレスが起こっているのか（例、仕事、家庭、友人関係、etc・・・）を見つけることができま　す。　そして、現在では、精神・感情的なストレスを解放するさまざまなキネシオロジーの流派が生　まれています。（タッチフォーヘルス、スリーインワン・キネシオロジー、プロフェッショナル・キ　ネシオロジー・プラクティス、アプライド・フィジオロジー、etc・・・）　おっと途中ですが、バイトの時間が迫ってきたので、　今日はここで中断しますね、ごめんなさい・・・

  2006.08.17

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• 筋反射＝機能診断学について・・・

  　今日も、治療的なキネシオロジー（AK）の原理について書きますね。　ところで、よくある話ですが、人に自分の専門分野を伝えようとするとき、どうしても用語とそ　の内容のむずかしさが、伝えたいことをわかりにくくしてしまいがちになります。　人が勉強につまずく理由は、知らない言葉に出会った時に、頭の中でモヤモヤしてきて、分　からないという想いがストレスになり、興味を維持するのがむずかしくなってしまうからです。　ですから私なりに、なるべく難しい用語が出てきたときには、まずわからなくても読み流すこと　ができるように「ヨミガナ」をつけたりと工夫してはいますが、わかりにくいときは「これってどう　いうこと？」って感じで質問してくだされば、できるだけわかりやすく説明したいと思います。　 　それでは、本題に入りたいと思います。　昨日は、AKには筋力を強くする技術があることを書きました。　そして、単にマッサージや温熱刺激によって血行をよくするだけでは、本当の問題が解消さ　れない可能性があるということも書きました。　これに対して、AKでは５つの基本的な方法（神経系、血管系、リンパ系、経絡系、脳脊髄液）　で、筋力を回復させる技術があることも説明しました。 　今日は、体の悪いところ（患部）にふれたまま、筋力テストを行うと筋肉が弱くなる原理につい　　て、AKで説明されていることと、私見をまじえながら説明したいと思います。　この技術は、「セラピーローカリゼーション（治療地分析＝TLと略）」と呼ばれる方法です。　ちょっとむずかしい内容ですが、みなさんもまず原文を読んでみてください。　　その定義は、　「問題のあると思われる部分に患者に接触させた状態で、手を使った筋力テストに対する筋　機能の変化を評価する操作である。患者の手を異なる部位に置くことで、神経終末の刺激、　あるいは電磁気的なエネルギーを変化させると考えられている。セラピーローカリゼーション　による診断では、他の（現代医学的な）診断法と共に用いることで最終的な診断を得なけれ　ばならない。セラピーローカリゼーションによる治療効果は確認されていない」　これはアプライド・キネシオロジーの原本である「シノプシス＊デービッドS.ウォルサーDC著　＊科学新聞社」からの抜粋です。　みなさん、わかりましたか？　私見をまじえながら簡単に説明すると、「体の悪いところにふれると痛みのため、無意識また　は反射的にその部分から体は逃げようとすることを、みなさんも体験的に知っていると思い　ます。　たとえば、熱いモノにふれたとき、アチィッって感じで手を引きますよね。　また脚気（カッケ）の検査でヒザのおさらの下を叩くと、足がびよ～んとはね上がります。　これは、神経が正常に働いていることの証明でもあります。　　人間の体は、「快を好み、不快を避ける」または「生命に危険があると本能的に危険なもの　から身を守る」ように設計されているわけです。　そのような体にもともと備わっている反射の原理、本能的な原理を診断に活用したのが　「セラピーローカリゼーション」という方法です。　神経終末（刺激を感じとる神経の末端部）とか電磁気的なエネルギーというのは、　体を動かしたり、体に触れるという行為はすべて、神経を何らかの形で電気的に興奮させま　す。そして、電気が発生すれば、磁気的な作用も当然生みだされるわけです。　　そこで、この検査法というのは、まず手を体のどこかにふれるということをします。　正常なところでは、同じような電磁気的な刺激が神経に発生するわけですが、筋力を弱くす　る反応はみられないわけです。　でも患部にふれると、ふれるという行為自体も、過剰な電磁気的な刺激がストレス（過剰な刺　激・ユガミ）となってしまい、筋力を弱くしてしまう反応が起こるということです。　これを活用した検査法ということです。　ひとことでいうと、「ストレスがあると筋力が弱くなる反応が起こる」ということです。　最後のところで、「セラピーローカリゼーションによる診断では、他の（現代医学的な）診断法　と共に用いることで最終的な診断を得なければならない」という内容は、　現代医学の検査は、多くの場合、目に見える異常や細胞の変化があってはじめて「○○　病」といった形で診断が行われます。　セラピーローカリゼーションによる診断方法は、細胞の変化がまだおこっていない段階、現　代医学で病気として診断できない段階、つまり電磁気的な異常信号が体に発生してはいても　目に見える変化はない状態である可能性があります。　通常、この段階では医学的に病名がつけられない可能性が高いということです。　ですから、医学的な検査機器なども活用して、病名がつく状態になっていないかを確認する　必要もあるということです。　 　「セラピーローカリゼーションによる治療効果は確認されていない」という内容は、　AKではセラピーローカリゼーションで患部を発見した場合、この筋力が弱くなる反応がある　状態を、神経の（機能）働きが何らかの形で悪くなっている半病的な状態と考え、それを回復　させるために筋力の弱さを打ち消す治療法を行います。　　つまり、患部にふれて筋肉が弱くなる（電磁気的な異常な信号がある）半病的な状態は、現　在の検査機では判定できないので、その後、病気に進んでいくか、予防効果があったかどう　かというのはわからないということです。　　　　現代医学では通常、目に見える細胞の異常が確認されてはじめて病名診断をする手順がと　られています。　この意味するところは、病気という結果から、病気の過程を推測する方法がとられていると　いうことです。　ですから、今まで現代医学で言われている原因は、実はすべて仮定や推論であり、そのす　べてが正しいと言い切れないと考える方が、本来の科学者がとるべき態度といえます。　病気の原因を考える上で、「まだ私たちは知らないことがある」と考えることが、謙虚な態度　であるように、私は思います。 　ただその本質を考える上で、「病気」という漢字の中に、そのすべての本質が隠されていると　も、私は考えています。　「気」という目には見えない生命（電磁気的な）エネルギーが、何らかの理由で「病み（乱れ）」　その微妙なニュアンスのちがいによって色々な病気が発生する、というのが私の解釈です。 　そしてその微妙なニュアンスのちがいを、キネシオロジーでは、さまざまな電磁気的な乱れも　含めて見ていく道具があり、人類の叡智が結集されている方法だと私は考えています。　かなり専門的で、むずかしい話を書きましたが、　なんとなくでも、私の伝えたいことがわかってくだされば、　うれしいです。　それでは、また・・・ 

  2006.08.16

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• 筋力を強くする意義！

   昨日は、治療的なキネシオロジーの原点であるアプライド・キネシオロジー（＝AK）について　簡単に紹介しました。　今日は、「タッチフォーヘルス」について紹介しようと思いましたが、AKから派生した各種キネ　シオロジーには、共通する原理・原則があります。　それについて解説するために、もう少しだけAKについて説明したいと思います。　現在でも一般的に行われているカラダの痛みに対する治療法は、　体をマッサージしたり、温熱療法などで体を温め血行をよくする方法が行われています。　体の血行をよくすることで、全体的に体が活性化されることは決して悪い治療法ではありま　せんが、なぜそのような問題が起こったかという原因が放置されたままでは、この治療法だ　けでは治らない可能性があります。　また神経系に対する刺激は、低・中・高周波治療器などが用いられています。　この方法も悪くはありませんが、神経系がなぜ痛みやしびれなどの問題を起こしている原因　が治療されなければ、完全に治癒できない場合も多いと思います。　これについてカイロプラクティックでは、背骨のユガミを矯正することで神経の引っぱられて　　いる状態（しびれ）や短縮されている状態（痛みが出やすい）を、体の正中線上に誘導し正常　な距離に近づけるというコンセプトがあります。　そして通常の治療では、緊張している筋肉、つまりコッている筋肉の循環をよくすることを目　的としています。　ではなぜこの筋肉が緊張しているのか？　それに対するAKのアプローチでは、緊張している筋肉の裏側についている筋肉が弱くなって　いると考えています。　つまり、緊張している筋肉は、その裏側についている筋肉が弱くなっているために、一見そ　の筋肉が緊張しているという考え方です。　具体的な例をあげてみましょう。　力こぶをつくる筋肉（上腕二頭筋・ｼﾞｮｳﾜﾝﾆﾄｳｷﾝ）が張っているとします。　そして逆にその裏側についていて、腕を伸ばす筋肉は、上腕三頭筋（ｼﾞｮｳﾜﾝｻﾝﾄｳｷﾝ）と呼　ばれています。　この場合、腕を伸ばす上腕三頭筋の弱さをなんとかしないと、腕を曲げる上腕二頭筋だけを　マッサージし血行をよくしたとしても、上腕三頭筋の筋力を強くしなければ、また緊張してしま　うことになるわけです。　　筋肉の強弱のバランスを正確にとる治療法というのは、　AK以前の治療法にはなかった発想なのです。　私見ですが、従来のマッサージのような治療法でも、筋力は約３０％ぐらいは改善されるよう　です。しかし、単に血行をよくするだけでは、筋力に変化が起こらないことも多いのです。　昨日お話ししたように、筋肉を強くするためには、５つの要素（神経系、血管系、リンパ系、経　絡系、脳脊髄液）をバランスよく考えて治療しなければ、筋力を確実に強くすることができな　いということです。　AKの治療には、体を支える重要な筋肉群を強くする方法があります。 　そして、それをマニュアル（手による）筋力テストによって確認することができます。　また従来のカイロプラクティックでは、骨格の調整だけが行われていましたが、骨格のユガミ　　を一時的に調整したとしても、筋肉のアンバランスが残っていれば、また元に戻りやすいとい　えます。　つまり、AKの治療法は、従来のカイロプラクティックの欠点、そして現在も一般的に行われ　ている治療法で見過ごされていた弱化している筋肉の治療を行うということも、大きな特徴　のひとつです。　私たち治療家にとって、「何を治療するか？」ということが明確にされていないと、　ただ筋肉をほぐせばいい、ただ骨格を調整すればいい、といったような偏った方法だけで　治療しがちになってしまいます。　その点において、AKのコンセプトは今日お話しした内容だけではなく、人間の体を全体と部　分の両面から観察し、結果をマニュアル（手を使った）筋力テストでその効果を確認する手順　が含まれ、充分な検証が行われています。　私たち自然療法家は、よく「自然治癒力を高める」という言葉を使いますが、　それを漠然と言葉で表現するだけでなく、　実際に、筋力が回復することを証明することで、その人自身が本来の力を取りもどしたという　ことを、患者さんも術者も納得できる共通の改善点を見出すことができます。　キネシオロジーを導入する前の私は、ある治療を行い、よくなったかどうかについては、　患者さんの自覚症状の軽減のみを頼りにするしかありませんでした。　しかし、このキネシオロジー導入後は、検査と治療、そしてその効果を実証することができる　ようになりました。　私はこれからの時代、よりクオリティの高い治療法を提供することが大切だと思っています。　　でも、このキネシオロジーという治療技術は、あまり知られていないのが現状です。　そのような意味も含めて、あきやんのブログで、キネシオロジーについての豆知識を知って　いただければ、うれしいなぁと思います。　ちょっと専門的な内容が多かったと思いますが、分からないと思うところがありましたら、　気軽に質問・コメントしてくださいね。　それでは、また・・・　  

  2006.08.15

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• キネシオロジーとは？

  　こんばんは、あきやんです。　ブログの引っ越し作業も終わり、ホッと一息ってところです。　さて今日は、あらためて「キネシオロジー」について説明したいと思います。　キネシオロジーは、英語で「kinesiology」と書きます。　辞書には、「（身体）運動学・運動療法」と書かれています。　欧米諸国では、キネシオロジー専門の大学もあるようです。　ひとことで言うと、「運動（のメカニズム）に関連することを研究する学問体系」ということがで　きます。　ですが、私たちが行っているキネシオロジーは、　実は、カイロプラクティックのジョージ・グッドハートという人が、　整形外科的にも使われている筋力テストを、　治療に活用し始めたことから始まったものを指しています。　その治療的なキネシオロジーは、「アプライド・キネシオロジー＝Applied Kinesiology」と　　呼ばれ、日本語では一般的に「応用キネシオロジー（運動学・治療学）」等と訳されています。　アプライド・キネシオロジー（以後AKと略）は、　「ボディランゲージ（体の言葉）は決して嘘はつかない」という理念に基づいています。　そして、このボディランゲージを明らかにする方法として、整形外科でも活用されているマニ　ュアル（徒手による・手による）筋力テストを活用しています。　そして、体を研究分析の道具、つまり各個人の体の反応（筋力の低下）を基準にする　キネシオロジー独自の道具がここから生まれることになるわけです。　AKでは、筋肉は人が運動を行う基本的な系であることに注目し、　その筋肉系の問題や弱化は、大きく分けて５つの問題が関係することを突きとめました。　それは、以下の５つです。　１．背骨のユガミによる神経系の問題　２．血管系の問題　３．リンパ系の問題　４．東洋医学における経絡（ｹｲﾗｸ・気の流れ道）　５．脳と脊髄の中を循環する脳脊髄液の問題　そして、この５つの問題に対して、　１については、カイロプラクティックなどによるアプローチを行い、　２については、ドクター・ベネット博士によるベネットの血管反射という理論を取り入れ、　３については、チャップマン博士によるチャップマン反射の理論を取り入れ、　４については、伝統的な鍼灸の技術と内臓、筋肉との関連を発見しました。　５については、オステオパシーで活用されていた頭蓋仙骨療法などをもとにアレンジされた　ものが組み込まれてつくられているようです。　AKは、当初カイロプラクター及び医師の資格をもつ人しか学ぶことができませんでした。　それは、筋の働きに対して科学的な解釈とその治療的なアプローチ、さらに体の複雑な相互　関係についての厖大な知識が集約されていることと、世間一般に、グッドハートが創始した　治療学としてのキネシオロジー（AK）が、科学的なアプローチとして認知されるためにあえて　このような形をとったのではないか、と私は思います。　AKは、１９６４年に誕生したといわれています。余談ですが、私が生まれた年でもあります。　（内心、勝手に、私のために生まれた方法やぁ、なんて考えているあきやんがいます）　まぁ私が生まれた年はおいといて、　この治療的なキネシオロジー（AK）が、爆発的に認知されるキッカケとしては、　創設当時のメンバーの一人であったジョン・シー博士が、　このすばらしい治療法を一般の人にも広げたいと考え、　グッド・ハートの許可をえ、新たに伝統的な東洋医学の知識をもりこみ、　一般の方にも分かりやすく、使いこなしやすい形にリニューアルし、　世に出したことによります。　これが、「タッチフォーヘルス」と呼ばれる方法です。　ちょっと長くなっちゃいましたので、　　タッチフォーヘルスについては、明日ご紹介しますね。　それでは、またよかったら、遊びに来てくださいね。

  2006.08.14

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