ついに、待望の新シリーズ登場!!
台風一過。
六本木では、木が倒れ、大島では観測史上最大風速を記録した。
そして・・
暑い!!
この、言葉、今年の日記で、何回書いたっけ・・
そして、これから、何回書くのだろう??
渋谷も午後6時でさえも、32℃!!
ということは昼間はもっと暑かったのか。
まあ、先週の、摂氏48℃に比べれば、涼しいもんであるが、あの時は涼しく感じられた35℃も、やはり、普通に暮らしていれば、32℃でも暑いのだ。
(あたりまえ)
ところで、先週の摂氏48℃℃言うのは、まあ、普通の環境じゃなかったわけだが(つまり、いわゆる気温ではなかった)、
みなさんは、今まで、最高何度の気温を経験したことがありますか?
まあ、東京だって、34℃とか言って、それはいわゆる「百葉箱」の温度だから、日なたを歩いていれば、もっと高い温度であるわけだろう。
それは別として、
わたしが、今まで経験した最高気温も、実は
摂氏48℃である。
これは、インドのカルカッタで、3月に行ったときのことである。
(つまり、夏に行けば、もっと暑いのか??
それも、カルカッタは、
湿度も最悪。
というわけで、高気温つながりで始める新シリーズ・・
ワシのインド紀行・その1
はじまりはじまり!
よりによって、わたしの初めての海外出張というのが、インドだった。
それも、カルカッタ!!
なんせ、イギリスが統治していた頃、ある将軍が、「宇宙最悪の街」と呼んだのが、そのカルカッタであった。
ホント、乞食家族が500人くらい、道ばた歩いていて、赤ん坊を、クソ暑いのに、毛布にくるんで抱いているのを見ると、
ああ、日本に生まれた赤ん坊は幸せだな、と思ったもんである。
いや、インドの方には失礼かもしれないが、それが、実感である。
行ったことがある人はお分かりだろうが、とにかく、乞食の数がすごい。
道を歩いて、声をかけられたのが、合計120回くらいだ。
ホテルを一歩出た瞬間、
「ヘイ・マスター!アッパ、アッパ」
と、声をかけられる。
で、10歩くらい歩くと、テリトリーが変わって、別の乞食に「ジャパン?」と、声をかけられる。
で、また10歩歩くと、今度は、赤ん坊を抱いた子供が「ミルク、ミルク」と、寄ってくる。
ここで、かわいそうに!と思ったら、負け。
いや、きりがないんだから。
で、10歩歩くと、腕の無い男が、自分の腕を示して、手を差し伸べてくる。
で、10歩行くと、ばあさんが、ごにょごにょと声をかけてくる。
さらに10歩進むと、ジーさんである。
そして、さらに10歩歩くと、また子供が、赤ん坊を抱いて、「ヘルプ、ヘルプ」とか言ってくる。
・・・・
・・・・!
?
!!!!!
その、赤ん坊、
さっきの子供が抱いてた赤ん坊と、同じなんだ!!
乞食の小道具として、
赤ん坊一人、
みんなで持ち回り!!
ご存知の通り、乞食は乞食。いつまでたっても、乞食。
死ぬまで乞食。
どんなに儲けても、乞食。
それが、インドのカースト制度。
だから、乞食は乞食で、「オレは、乞食だ!!」という誇りがあるらしい。
だから、同情は無用!!
実際、地元の中流階層は、乞食に金をやる行為は、憐れみからではない。
自己満足なんである。
オレは、中流だから、乞食に金をやる。
というわけだ。
とにかく、赤子を抱えた痩せっぽちの子供を見て、かわいそう!!と思う人は、インドに行かない方が身のためだ。
夜は、街頭がほとんど無く、真っ暗な道が多い。
乞食にも、あまり出会わない。
というか、向こうも、我々が現地人だか外人だかわからんのだ。
実は、夜、外に出るのはいやだなと思い、ホテルで夕飯を食ったら、とんでもない値段だった。
(ちなみに、現地のインド人がとってくれたホテルはカルカッタの最高のホテルだったのだ)
これでは、財布が持たないと、勇を決して、その晩は夜の街に繰り出した。
まっくら!
そうすると、大体人間を踏んづける。
「オウ!!」
とかなんとか叫ぶんだが、寝ている方が悪い。
このやろー!!こんなところに寝てんじゃねえ!!
・・くらいの態度が望ましい。
で、痩せっぽちの犬がとぼとぼ歩いている。
そっちの方が、かわいそうに見えちゃうんだよ!!
ああ、ワンちゃん、かわいそう!!
(T_T)