懐かしの、初海外出張。
そこが、インド。
ワシのインド紀行・その2
さて、順序は逆になったが、日本からシンガポール経由で、18時間(ちなみに、シンガポールでの待ち時間が4時間もあった)。
シンガポールで乗り換えた、カルカッタ行きのインド航空の飛行機の中はほとんど、インド人。
インド人って、ホントに、カレーの臭いがするんだ。
やっぱ、生まれた時から、カレーを食っていると、体臭もカレーの臭いになるわけである。
カレーの臭いが充満する飛行機で6時間あまり。
カルカッタの空港に着いた私は、現地インドの有名企業「TATA」グループの人たちの出迎えを受け、空港から街に向かった。
いや、もう、クルマの前が、恐くてみてられない。
道の上を、ロバや牛や人がたくさん歩いている。
クルマの前を平気で。
信号なんて、滅多に無い。
あっても、歩行者は、無視。
ところが、クルマも歩行者を無視。
PPPPPPPPPPPPPPPPPP----------------!!!
クラクションを鳴らしまくる。
ひょえええーーー!!!
「インドじゃ、クルマは、エンジンがなくてもクラクションがあれば走れるよ」
と、ジョークを言うインド人。
確かにその通り。
歩行者のみならず、交差点を横入りするときもクラクションが合図。
そんなうちに、巨大な鉄橋を渡る。
すげえでかい鉄橋だ。
ジョホール橋と言って、地球上の四つ足のものはネズミからクルマまで、全てが、この橋の上に存在すると言われているそうだ。
確かに、馬、牛、ロバ、人、猫、犬、クルマ、何でもごちゃごちゃと移動している。
これが、インドか!!!
という感激の瞬間ではあった。
生命の原点の光景が、ここにある!!
はっきり言って、「汚い」んだが、
それが、インドである。
生命の原点というのは、きっと、汚いものなのであろう。
それをして、「宇宙最悪の街」とカルカッタは呼ばれたのかもしれない。
橋を渡って、駅に向かう。
仕事は、カルカッタから、列車に4時間乗った場所なのである。
切符の手配をして、川べりに、散歩。
初めての海外出張だからとばかりに、ほとんど観光気分の私は、一眼レフカメラのフルセットを持ってきていた。
望遠レンズを付けて、先ほど渡ってきた、巨大鉄橋を写真にばちばち収めていると・・
後ろから、突然、笛の音が!!
ピピピィイーーーーッ!!!!!
「こらーーー!!!
なに、やっとるんじゃ!?
われ!!」
という、ヒンディー語で、警官が走ってきた。
わわわわ・・・・
・o・;
早くも、インドに着いたとたん、危機が待ち構えていた!!
いったい、何が!!!???
(つづく)