9.11
の選挙も終わったけど、やはり、9.11といえば、
思い出したくない人もいるだろうけど、
アメリカ同時多発テロ
が思い出される。
4年前の出来事である。
あの日は、夜面白いテレビもなかったので、インターネットのお下劣サイト・・いや、真面目サイトなどを見ていたのだが、10時頃になり、台風情報でも見ようと、テレビをつけたら、アナウンサーの第1声が、
「台風情報をお届けする予定でしたが、今入ったニュースで、アメリカのニューヨークで、ビルに飛行機が衝突して火災になっています」
おおお、何か、すごいニュースやっている!!
てなノリで、思わずパソコンから目を離して、テレビに見入った。
で、入ってきた映像は、
「あああーー!!国際貿易センターじゃねえか!!?」
という驚きであった。
まるで、その映像は映画の「タワーリング・インフェルノ」そのものだった。
ニューヨークには、今まで3度くらい行っているので、当然観光タイムには、世界一高いビルディングにも行った。
なんか、エンパイヤステートビルディングは、年季が入っていて、建築物としての威厳が感じられたんだが、国際貿易センターというやつは、ただの四角いビルという印象だ。
あの、自分も足を踏み入れたビルが、燃えている!
しかし、飛行機が突っ込んだって、いったいなんだ??
と、見ていると、ビルに飛行機が突っ込む映像。
ボッカアーーン!とビルが爆発する。
?????
あれ?
今の、録画じゃなくて・・
生(なま)??
つまり、日本で中継が始まったときに、2機目の飛行機が突っ込んだのである。
こりゃ、2機も突っ込むというのは、わざとじゃねえか!!
事故じゃないぞ!!
ということに、気づく。
思わず、友人とチャットを始める。
「今、テレビですごいことになってるぞ!!」
「なんですか?これは・・映画の宣伝ですか??」
とか言う、冗談ともギャグともつかないチャットがつづいた。
実際、国際貿易センターと言えば、当時、次の年の春に公開予定の映画「スパイダーマン」の、ティザー予告編に使われていたのだ。
ティザー予告編とは、実際の映画の中身とはほとんど関係ない映像で綴られる予告編。
ニューヨークの街中。
銀行に強盗が入る。
手際よく、金を盗みだした強盗は、ヘリコプターで、ニューヨークの街をかいくぐって逃走する。
パトカーも追いつかず、勝利の笑をあげる強盗たち。
その時、ガクン!!とヘリコプターに衝撃が。
な、なんだ?
と、いぶかる強盗たち。
ヘリコプターは急激に後ろに引きずり戻される。
何か、ロープのようなもので引っ張られていた。
そして、ぶらんぶらんと空中で身動きができなくなる。
カメラがひくと、ヘリコプターは、国際貿易センターの二つのビルの間に張られた「クモの巣」にとらえられていたのだった。
「スパイダーマン」のタイトルが出る。
てな、映像だったんだが(見た方も多いでしょうけど)、
この予告編、即刻上映取りやめ。
実際の「スパイダーマン」本編もニューヨークを舞台にしていたため、ある程度、直したそうだ。
たぶん、国際貿易センターが出ていたんだろう。
今では跡形もない、二つの巨大ビル。
・・・・
しかし、2000年後には再建されていることだろう・・
だって・・
国際貿易センター・・スティーブン・スピルバーグの映画「AI」に出てくる、
2000年後の未来のアメリカに、ちゃんと写ってますからね・・
と・・
ま、おちゃらけはともかく、いずれにせよ、リアルタイムで、最も多くの人が亡くなる瞬間の映像は、あれ程のものに出会ったことはありません。
そして、自分が一度は訪れた場所が崩壊する衝撃・・・
4年経った、今、犠牲になった人々の魂が安らかであることを・・
(ちなみに、同時多発テロで亡くなった人は、NYだけでなく、ワシントンDCとか、ペンシルバニアにもいらっしゃいます・・Amen・・)