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2005年10月27日
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カテゴリ:記憶の宝箱


やっと、ここまで来た・・
          
カルカッタで双子美人姉妹がやってる中華料理屋の正体は??
          
          
          
          
ワシのインド紀行・その12
カルカッタ追撃篇4



ここから読んだ人は、ほとんど何がなんだかわからんでしょうから、最初はここです。

初めての方はここからどうぞ!






さて、生まれて初めての海外出張は、イギリス軍将校をして、「宇宙最悪の街」と言わせしめたインドはカルカッタ。

そこから、列車に乗っていった田舎町が本当の仕事の舞台だったんだが、行き帰りは、カルカッタ経由であり、帰りは仕事がうまくいかなかった場合に予備日を考慮していたので、カルカッタで遊ぶ時間が取れた。

遊ぶと言っても、街をぶらぶらしてお土産を買うくらいだったが、とにかく料理はなかなかうまい。

しかし、夜は物騒かしらんと思い、最高級ホテルで飯を食ったら、4人で17000円!!

「arkyさん、『地球の歩き方』に出てたんですけど・・」

同行の仕事仲間が、声をかけてくれた。

オオ、そんな本を持ってたんですか。

『地球の歩き方』と言えば、いろんな人が海外を旅行した時の情報を集めたガイド本。

ま、いろいろ問題もあったようだが、信頼できるデータもあるにはある。

「このホテルの近くに、双子の美人姉妹が経営する中華料理屋があるらしいんですよ」

「へー。おいしいんですかね」

「味もまずまずで、安いそうですよ」

「じゃ、男4人だし、歩いて近ければ行ってみようか」


ということで、夜のカルカッタの街に繰り出した私たち。


暗ーーい!!!


(^_^;
(^_^;

街灯なんてないんである。


「何にも見えねえよ!!」

何か、人が歩いている気配はあるし、まあ、目が慣れてくれば、見えてくる。

メインの大通りなら、少しは街灯がついているんだが、件の中華料理屋に行くには、ホテルを出てからしばらく行って、路地を通らなくては行けない。

その路地に曲がると、闇、闇、闇。


「ぎゃあ」


「おいおい!人、踏んじゃったよ!!」


道に乞食が寝転んでいるんである。

歩くたびに、彼らを踏んづけるか、ぶつかったりしてしまう。


「何か、ここ、通っちゃいけなかったんじゃないの??」


なんとか歩いて、次の通りにくると、また少し街灯が立っている。

そこを曲がって、しばらく行ったところが、中華料理屋だ。


何か、カレー屋と屋台風の飲み屋みたいな店が見えてくる。

赤い提灯みたいな看板。

「何か、本に書いてあった名前と違うなあ」

「あ、いや、その奥ですよ」

建物に入って小汚い廊下みたいなところの奥に、チャイニーズと書いてある看板。


「ここだ!ここだ!」

「双子の美人姉妹だ!!」


どちらかと言うと、若い私は、料理より、そちらの方が楽しみであったのだが。


店に入ると、




暗ーーーーい!!!




暗い明かりの中に、お客を歓迎する女性。


「ウエルカム・・・XXXXXX」


なんて言っているかわからんけど、たぶん、ウエルカムなんだろう。


すると、奥の方から、





「ウエルカム・・・XXXXXX」






おお!!


二人の女性が、我々を出迎えてくれた!!!



こ、この人たちが、双子の美人姉妹だあ!!!



双子の美人姉妹・・。

それは、正確に言えば、
双子の「元」美人(!?)姉妹だった!!


我々を笑顔で迎えてくれた二人の女性は、




老婆だった・・・!!!




(つづく)






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Last updated  2005年10月27日 23時02分46秒
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