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新・見せ物小屋の招待 VII
見せ物小屋は、今でも至る所で実演されているようだ。 実演、というのは、昔のような純粋に、人の好奇心をあおるような猟奇性が薄れ、役者一座のような巡業キャラバンのようになっているからである。 つまり、正確には「見せ物」ではなくなって来たようだ。 さて、このたび、「見せ物小屋の招待」を加筆特別版公開に移したのは、先日書いたけど、最近やたらなぜか日記を書かなかったのにアクセス数が増えているからである。 案の定、「見せ物小屋」をアップするたびに、アクセス数が激増した。 約1500アクセス。 なぜだろう? ま、理由はわからんけど、とりあえず、新しい通過者向けに、少し凝ったものをアップしておこうと、・・・とはいえ面倒なので過去に書いた拙文を少し変えて出した次第である。 実は、既読の方ももはや覚えていなかっただろうから気づいてないだろうけど、ヘビ女のおねいさんの名前を以前「ミユキ」と記したのだが、今回加筆増補するにあたり、「おミネ」に変えた。 なぜかというと、ある日ネット上である記事が目にとまったからなのだ。 「ヘビ女おミネ太夫、引退へ」 「新人ヘビ女、小雪ちゃん登場」 おミネさん!!!! ずいぶんとご年配のようである。 なんか、65歳くらいとか言っているから、私の歳から逆算すると、「見せ物小屋の招待」の時代には、二十歳前後になる計算だ。 はたして、あのとき私が会った義足のヘビ女が、このおミネさんかどうか定かではない。 まあ、とりあえずは、文中では現実のヘビ女おミネさんに敬意を表して、ヘビ女おねいさんの名を「おミネ」に変えた次第である。 あの衝撃の事実・・・ おミネさんは義足なのかどうかはわからない。 なんとなく、そうではないようではある。 ヘビ女の消息は、はたして本人かどうかは明確ではないが、そんなかたちで現在の見せ物小屋の人々の声が聞こえては来た。 しかし、やはり「小人のミーちゃん」の行方は知れない。 ヘビ女は、たとえ足が義足でも普通の人に見えるが、「こびと」はやはり「こびと」である。そういう「身体が不自由な人」を見せモノにするのはもはやの道義的には憚れるのだろう。(例えば、小人プロレスというのもあったが、それを見せ物にするのに、当時物議を醸し出していたと思う) ひょんなことで、40年ぶりに私の目の前に現れた、見せ物小屋のヘビ女。 引退したあとは、20代の女の子がヘビ女を実演しているそうである。 見せ物小屋にも制約の枷はあり、そして世代交代の波さえも押し寄せていたようである。 (新・見せ物小屋の招待・・完) 次回、重大発表。 「見せ物小屋オフ、開催」
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Last updated
2006年11月09日 00時22分52秒
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