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テーマ:航空業界(1764)
カテゴリ:空の上の出来事
先日あれだけキツく新人さん達に言ったのが効いたのか、全員時間通りにショーアップ。 やはりチーフ【婆さん】という年頃になってきたのでしょうか。
ブリーフィングも済ませ、搭乗開始。 ほぼ席で、もちろんカーゴもいっぱい。 ありがたやぁ。 サービスが始まってから全員が働く様子を観察していたら、明らかに行きのフライトとは違う感じ。 しっかりと基本を守りつつ、さらにサービス精神旺盛な様子が伺えました。 ちょっと感心。 手順もシニアクルーと変わらないし、ギャレーに配属した新人Eちゃんもしっかりと仕事してました。 もちろん後方ギャレーのP君もしっかりと仕事してました。 飲み物のサービスをしていたらふとお客さまに『パーサーが良いとクルーも良くなるのかしら。』とお言葉をいただきました。 有難うございます! で、理由を聞いてみたら、彼女が花の都へ行く便のクルーは『仕事をしたいと思っているようには見えない態度でパーサーもやる気がなさそう』だったそうな。 お客さまは良くみていらっしゃるんだよねぇ、そういうところ。 どのパーサーがすごく気になったんだけど、背格好と髪の毛の薄さをお客さまが説明したところで『あぁあのパーサーか』とわかりました(笑)。 しかもその表現が微妙に良いツボを付いて思わず噴出してしまいました。 お客さまの前では同僚の悪口なんて言えないから、うまくごまかしましたが、それでも可笑しくてしょうがありませんでした。 そんなこんなでお客さんとお話しをしながら飲み物サービスを行っていたせいで時間がかかりましたが、何せ10時間のフライト。 ゆったりとした中でテキパキとした親切なサービスをしていくのが好ましいフライトと私は思っているので、私も楽しみながらフライトできました。 フライト中も新人さんたちは頑張って仕事してました。 お客さんの中にもクレームをあげてくる人もいなかったし、終始楽しく過ごされているようでした。 そして途中の経由地に到着。 9時間15分かかり、そして地上で40分過ごしてこの街で降りるお客さんが全員降りてから給油した後に楓国西玄関口へ。 フライト時間は1時間。 もちろんジュースのみのサービスです。 昨日のフライトのようにフルの飲み物サービスをしようかとも思ったけれど、そこまで張り切るにももう飲み物自体の在庫が少なかったのでジュースサービスのみ。 到着してお客さんを出口で見送っていたら殆どの人がちゃんと有難う、と挨拶をしていくのにちょっと感激。 全員が降りた後で反省会。 『皆さん、よくできました。 詳細は後でメールするからねぇ』で終わり。 フライトの後は全員疲れているだろうから20分も30分も引き止めたくないのです。 私だって早く帰りたいし。 それに何か問題があったら後で解決策を見つけるよりもその場で解決しないと遅い場合が殆どなので、その場、その場で忠告するから、わざわざフライトの後で時間をとって同じことを繰り返し言うのは嫌なんです。 だから良いフライトのときはフライト中に褒めるし、何かあればその場で解決なので、終わる頃には『良いフライトでした。 さいならぁ~』というのが一番。 最後まで延ばして嫌なフライトの終わりにしたくないし。 でも今日は皆良く働いてくれました。 ホテルに入り、すぐ寝て夜10時に起床。 異動の後ルームメートとなるJちゃんが私の荷物をとりにわざわざホテルまで来てくれるので、その準備。 11時頃、他の同僚クルーと車でやってきてくれて私のスーツケースを持っていってくれました。 そう、今回のフライトが地元ベースでの最終フライトで、今度のフライトからは西玄関口ベースとしてのフライトになります。 そして1週間の引っ越しのための特別休暇。 さ、また荷造りに励まなければ。 【終】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.29 15:05:57
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