ホテル。
姉さん、事件です!ってちょっと古いかも。 私がまだ日本に居た頃にはこのドラマをかかさず見ていて、将来はホテル業界も悪くないかも、と真剣に考えていた頃がありました。 この仕事をしていれば色んなホテルに泊まる事ができるし、他のホテルでもクルー専用にディスカウントを設けているホテルも世界各国にあります。 私の会社ではホテルの基準が決まっているので、大抵の場合はまともな所に泊まれますが、はずれのホテルもたまーにあります。 私が【はずれ】と呼ぶホテルの基準は、1. ケーブルテレビ又は衛星放送が入らないホテル2. 周りに何もないホテル、もしくは市内に出るのにものすごーく時間がかかるような(まるで大西洋を超えるように時間がかかる)所。 3. ルームサービスの種類が少ない所4. バーやレストランでクルーディスカウントをしてくれない所。って結構なリストになるけれども、第一は何といっても[寝れないホテル]。本社ベースの街のホテルは市内中心部にあり、とっても清潔感のある良いホテルなのですが、以前の日記にも書いたように、どうしても寝られないのです。 前日等にどれだけ疲れていようが、どんなにロングフライトから帰ってきてホテルにヘトヘトになってたどり着いた後でも、このホテルでは寝られないのです。 部屋の種類によってそうなのか、とも考えた事があったのですが、いくら違う部屋に泊ったとしても寝られないのです。 そして今日からの仕事は本社ベースまで2時間リムジンで移動し、そのホテルに泊まり、明日は日帰りでリッチな南の島へのトリップ、本社ベースに帰ってきてからすぐにリムジンで自宅まで帰ってくるという仕事です。 リムジンは自宅まで迎えにきてくれないので空港まで行き、そこでリムジンの運転手さんとおちあい、本社まで行くのですが一緒に行く予定だった機長が病欠を使ったので私1人。 よってリムジンではなく普通のセダンが用意されてました。 ま、社内では寝てるか書類を片づけてるか、ボーっとしてるかで、あっという間に渋滞もなく1時間半で本社ベースのホテルに到着。 この時点で既に気が重くなってました。 気を取り直そうと近くのお寿司やさんへ出かけて持ち帰り用に注文。 帰りがけに飲み物を購入してホテルへ。 ホテルへ戻ってきてからはテレビを見て早めに就寝。 というのも、明日の集合は午前5時。 4時半にはリムジンが来る予定になっています。 早めといっても午後10時。 今日は早くから起きていて、家を出るまえにも色々と疲れるように掃除をしたりしていたのにも関わらず、やっぱりすぐに寝られませんでした。 別に変な雰囲気があるとか、透明な人がいるとか、誰かの視線を感じるとかは無いのに、どうしても寝られないのです。 って自分にそういった才能があるとは思えないけども... そんな才能があったら儲かる商売でもしてるんでしょうが。 うだうだとベッドで寝返りを打つこと数時間... あぁ、どうしてこのホテルに限って、といつも思うのです。 ま、この辺で。 【終】