サラリーマン大家の青色申告 ~実践編その2~
はじめての確定申告。 やっと終わりました。。まず最初に、ワタクシ大きな誤解をしておりました。サラリーマンとして、すでに会社で源泉徴収と年末調整が終わっていたため、今回の確定申告は、不動産所得のみ申告すればよいと思っておりました。しかーし!そうではなく、今回の確定申告では「もう一度最初からすべて申告し直す」ということだったのです~とても基本的な事が分かっていなかったようです。そのおかげで猛吹雪の中、税務署と自宅を2往復しました。具体的に、確定申告書Bのどこを間違っていたかと言うと、・サラリーマンの給与・社会保険料控除・生命保険料控除以上3点を記入しておりませんでした。そのため、不動産の所得だけでは大赤字なためサラリーマンとして支払った所得税(源泉徴収税)が全額返ってくる計算になっていたのです。てっきり、不動産の経費を多く計上しすぎたのだと思い込み、前日にあわてて固定資産の減価償却費を削ったのでした。しかし、税務署で指摘され、その場で計算しなおすと、なんと、還付金が一気に半分になってしまいました。大慌てで自宅に戻り、還付金を最大にする=所得金額を減らす=経費を増やすために、固定資産の償却方法を耐用年数による定額法から即時償却に修正しました。■修正前石油ボイラー 150,000円 定額償却(耐用年数15年) 今期償却費 4,500円 計算式: 150,000 × 90% = 135,000 135,000 ÷ 15年 = 9,000 9,000 × (6/12カ月) = 4,500円 ※開業日が6月のため■修正後石油ボイラー 150,000円 即時償却 今期償却費 150,000円この即時償却とは、平成15年4月1日~平成20年3月31日に購入した30万円未満の減価償却資産を一度に全額償却しても良いという特例です。つまり、通常は耐用年数で分割して少しずつ経費に計上するものを、今年度中に全額計上できるということなのです。小額減価償却資産の損金算入の特例というわけで、ほとんどすべての固定資産を即時償却として、めでたく源泉徴収税をほぼ全額還付してもらうことにしました。還付金が入金されるのは1~2ヵ月後なので、ドキドキしながら待ちたいと思います。初めての青色申告を独学でやるのって大変ですね。3939さん、電話サポートありがとうございましたー!