息子の新築祝い・・・
この間の日曜日、急に春めいた暖かな一日だったが、息子の家の新築祝いに娘家族と一緒に行ってきた。ついこの間、地鎮祭をやったと思ったら、もう完成だから驚く。聞けば、今は工場で製造して現地組み立てだから早いのだという。確かに基礎工が出来てしまえば、後は壁などをペタペタ貼るだけだからね。 鎌倉山麓の住宅地で60坪しかないが、 オール電化で瀟洒な、如何にも湘南に住む若い家族の家であった。 鎌倉の大仏様までは自転車で10分少々、歩けば2~30分で行ける。 鎌倉山の麓では、我が息子が一生働いても家など建てられるはずもない。 何しろ鎌倉山周辺で60坪の土地付き建売だと、8000万円以上もする。 息子の場合は建家だけで地面は親持ち。どんなに感謝しても仕切れまい。 息子の新居 新居の前で子供に孫、全員集合 久々に鎌倉に来たので、娘の家族と近所を一廻りしてみた。中学2年になる孫に、『 この病院は、おまえが生まれたところだ 』 と、教えてやったら、『 へぇ~ 俺、ここで生まれたのか。松戸じゃないんだ・・・』 今まで自分が生まれた場所は、今住んでいる松戸だと思っていたようだ。思い起こせば、娘の初産は実家の鎌倉に帰って来て産んだのだった。娘の亭主は、結婚前、デート後に娘を自宅まで送り届けてきたときの細い道路を思い出し、懐かしがっていた。『 へぇ~ この道、何度も通ったなぁ・・・ 鎌倉の道は、曲がりくねった細い道ばかりだし、 送って来たのは夜ばかりだったから、あまり覚えていないよ 。 そう言えば、夜遅くなって怒られたこともあったなぁ・・・』今は二児の親である。あれから何年経ったのだろうか・・・息子の新築祝いで久しぶりに訪れた鎌倉・・・吾輩には家内との想い出が一杯詰まった地であるが、娘には子供時代から結婚前までの様々な想い出に懐かしげだった。それぞれの想い出の多い地に息子が家を新たに造り直したことで、もう時代も変わり、娘や息子ら子供たちが主役になる時代となって、親としての吾輩の役目も終わったのだなぁ・・・と、感じた一日であった。【参照】 2006.11.19 地鎮祭