青年爺ちゃんの独り言

[小さな旅・お出掛け] カテゴリの記事

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  雑司ヶ谷の【鬼子母神様】に…

  久し振りに都心で会議があり目白の学習院下まで行って来た。近くには雑司ヶ谷『鬼子母神様』がある。そこで、会議は午後だったので、『鬼子母神様』をお参りすることにした。調べてみたら、山手線の大塚からチンチン電車（都電）に乗って、「鬼子母神前」で下車するのが良いとのこと。吾輩は『鬼子母神様』が ≪神様≫か ≪仏様≫か 分かっていなかったので調べてみました。『鬼子母神様』は、お釈迦様が説く「法華経」の中にある≪神様≫だそうだ。だから、お寺さんにある神様ということになるんだが・・・でも、可笑しなことに鳥居があるんだよね…敷地にお稲荷さんがあるからとのこと。それにしても、お寺さんに≪神様≫が居るなんて初めて知ったよ。この歳になって恥ずかしいことかも…話は横道に逸れるかも知れないが、『鬼子母神』の４文字の漢字を良く見ると、鬼の隣に子、母の隣に神があるが、これは親子関係を表しているような気がするけど、どうなんだろうね　　【江戸三大鬼子母神】　　　＜法明寺：鬼子母神堂＞　　　　　　　　ここが、このたびお参りした雑司ヶ谷鬼子母神の法明寺である。　　　＜入谷真源寺：鬼子母神＞　　　　　　「恐れ入りやの鬼子母神、びっくり下谷の広徳寺・・・」と　　　　　　「朝顔まつり」で有名な入谷の真源寺だね。　　　＜正中山法華経寺＞　 　　　　　　千葉の市川市にあるようだが、吾輩はまだ参ったことがない。 　　　　雑司ヶ谷・鬼子母神様のケヤキの参道　　　　　　 安産・子育の鬼子母神　　　　　　　　　

  2015年02月15日

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  東京国際キルトフェステバル

  「東京国際キルトフェスティバル－布と針と糸の祭典－」に行ってきた 今回は１４回目の開催だが、吾輩はガールフレンドに誘われて毎年観覧している。以前は面倒だと思いながら渋々同行していたが、キルトのことをいろいろと知ると、生活に密着したキルトから芸術作品まで、なかなか奥深いものが感じられ、いつの間にか興味を持つようになってしまったね。会場は東京ドーム球場だが、年々回数を重ねるごとに来場者が多くなって、今回など若い人からオバちゃんまで、人の波で球場が溢れるんばかりだったね。無理矢理に連れてこられたのか、トボトボと女性の後ろを歩く男性も多かったよ。　　今回の特別企画は、西部開拓時代を描いた物語で「大草原の小さな家」。　　キルトで作られた幌馬車など多くの作品が展示されていました。　　ハワイアンキルトの第一人者と言うキャシー中島さんのコーナー。　　家族のためのキルトや花のアップリケなど多種多彩の作品が見られる。 　　あのブラザートムさん、由紀さおりさん、松本明子さんなど有名タレントの　　個性豊かな作品も見られました。 みんな忙しい中をチクチクと頑張っているんだね。吾輩も手先が器用ならキルトを趣味にして、チクチクやって芸術作品に挑戦だが、吾輩ができるのはせいぜい “雑巾” くらいかもね　　　　秋篠宮妃殿下と佳子様　　　会場の雰囲気

  2015年02月01日

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  成田山の紅葉まつり…

    千葉県内で紅葉の名所として『成田山新勝寺』の裏山にある「成田山公園」が有名なようで、今月末まで『紅葉まつり』が催されているという。吾輩、千葉に住んで10年以上も経つのにゴルフ場しか知らないのだ。当然、あの“成田のお不動さま”として有名な『成田山新勝寺』にも行ったことがない。車で３０分ほどのところなのに…そんな話をゴルフ場の娘さんと話をしたところ、道案内をしてあげる…というので、うら若き女性とドライブ・デートで行って来ました　　「成田山新勝寺」は、節分の時に有名人が豆撒きをすることで有名で、　　テレビでもニュースなどで放映されるので知らない人はいないだろう。　　平安時代に遡ること関東を守る霊場として開山されたという古い歴史がある。　　　　その裏手にある広大な「成田山公園」は、春を告げる梅、桜、新緑と秋の紅葉など、　　四季折々の表情を楽しむことができる憩いの場でもある…『紅葉まつり』は、休日には様々なイベントで賑わうようだが、今は"七五三"の時期でもあり、平日だったが子供連れの家族が多く見られました。「成田山新勝寺」参道は、歴史を重ねた古い家並みの趣が素敵だったね。娘さんの案内もよろしく、秋一杯の楽しいドライブ・デートとなりました…　　 成田山新勝寺大本堂　　 新勝寺境内　　　　 参道は趣があった　　 古い家並みの参道　　

  2014年11月17日

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  『佐倉チューリップフェスタ』

  我が家からクルマで30分ほどのところに「佐倉ふるさと広場」がある。今、“佐倉チューリップフェスタ” が開かれているので行ってきた。チューリップ畑の中央に風車があり、オランダの雰囲気を醸し出している・・・　　江戸時代に佐倉藩の蘭医学が、“西の長崎、東の佐倉”　と言われ、　　全国から医学生が訪れたという。　　この蘭医学により佐倉とオランダとは歴史的な文化交流が続いていて、　　この流れを受け、風車のある『佐倉ふるさと広場』が設けられたようだ。　　平成元年から毎年4月に “チューリップフェスタ” が開催されている。風車を背景に８６種類、約５０万本のチューリップが彩り豊かに咲き誇っている。全種類のチューリップを見せられないのが残念です・・・チューリップと言えば、富山県の砺波市が有名だが、負けず劣らずの美しさでしたね。 　　　 　　　　　風車とチューリップ畑　　　　　　 　　　　　イエローボンボーネット　　　 　　　　　ファンシーフリル　　　 　　　　　ピランド

  2013年04月17日

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  「尾瀬」に行って来ました・・・

  　　"夏が来れば思い出す～♪" 　　この歌詞は以前から疑問に　　思っていた・・・　　夏が来たら水芭蕉は消えて、　　ワタスゲやニッコウキスゲの　　時期になってしまう。　　だから吾輩は、夏は夏でも　　旧暦の夏だと思うが、　　　どうだろうか・・・尾瀬へ行って来ました。これまで何度も行ったが、木陰のところどころには、まだ雪が残っていた。それでも今の時期にしては気温２３度で暑いくらいだったね。水芭蕉の最盛期は過ぎて、ちょうど次の花へのリレーの時期だったようだ。花の数より人出の方が多いと思うほど、木道が鈴なりだった・・・　 　　尾瀬ヶ原から燧岳を望む・・・木道は人で溢れていた友人が役員をしている団体が、国からの委託を受けて「尾瀬利用動態調査」を 実施するので、ボランティアとして参加しないかと声が掛かったのだ。最近はジムでのトレーニングのお陰で、歩くことに自信が持てるようになってきたし、 ゴルフ場ばかりでなく大自然の中を歩くのも良いものだ・・・という思いと、 久し振りに尾瀬を歩く・・・というセンチメンタル・ジャーニーの思いが重なり、ボランティア調査員として参加することにしたのだ。    尾瀬ヶ原牛首から至仏山　　ボランティア参加証     　青年爺ちゃんが双眼鏡を胸に・・・    　　調査はアンケートの聞き取り調査で、性別、年代、どこから来たのか、　　日帰りか泊まりか、誰と来たのか・・・など、いくつか用意されていて、　　それをチャックするだけの簡単なものだ。吾輩、７０という歳も忘れて張り切っちゃいましたよなにしろ若い女性とお話ができる・・・こんな調査ならいつでも引き受けますよ。アンケートを聞き取る場所は、尾瀬ヶ原、下田代三叉路・・・ここなら若い女性たちが休息するところ、大勢居るに違いないと期待一杯だところが、行ってみたら何と　若い女性どころかオバちゃんグループばかり・・・はじめの期待はどこへやら、やっぱり邪（よこしま）な気持ちはダメだね～　さすがに帰路、山の鼻から鳩待峠までの登りは、きつかった・・・二日も経った今日になっても未だに脚が痛い～久し振りの尾瀬ヶ原歩きだったが、昔と比べたら利用者のマナーも良くなり、ゴミ持ち帰りも定着しているようで喜ばしく思いましたね。次には尾瀬沼の方を歩いてみるかなぁ・・・もう少し花の多い時期にね。　　　　　　水芭蕉の群生　　　　　　　　　　　　　　　ショウジョウバカマを見付けました

  2011年06月06日

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  紅葉の「コキア」を観てきた・・・

  「コキア」 って、みなさんはご存知ですか　ふわふわとマリモのような丸い姿で、秋に真っ赤に紅葉し不思議な風景を魅せる・・・　　そんな写真を以前に観たことがあった吾輩、いつの日かホンモノが観たいと、　　思っていたが、秋の国営ひたち海浜公園へ行けば観られることを知り、　　とうとう先日、愛車ベンツを走らせて行って来た。「コキア」 は和名を「ほうき草」と言い、公園のみはらしの丘に３万株植栽され、色とりどりの「コスモス」とともに秋の色を織りなし、見事な絶景を描いていた　　　　　　　　　　　　　手前にコスモスが群生し、丘の上の遠景にコキア　　　　 　　　　　　　　　　　紅葉したコキアが何とも妙な光景を作り出していますね　　　　言い訳になるが、携帯電話のカメラに曇り空では解像力が悪くボケ気味だが、紅葉した 「コキア」 の妙な世界が感じられるでしょうか・・・　　  　    国営ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市にあって、　　　総面積はディズニーランドの5倍。　広大な園内はトラムで回れます。　　　

  2010年10月20日

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  「東京スカイツリー」：業平橋の想い出・・・

    このところすっかり涼しくなったので、あの「東京スカイツリー」をゆっくり観てみたいと思い、業平橋へぶらりと出掛けた。というのも、この業平橋は、吾輩が上京して初めて下宿したところである。昭和３５年、ちょうど６０年安保で世の中は喧噪としていた・・・　　懐かしさが甦ってきた５０年も昔・・・・まさに浦島太郎の心境であった。　　まだ都電が走っていて、地下鉄は２５円乗り放題という時代だ。　　　  　　現在の押上から業平橋　　　　　　東京スカイツリーの直ぐ近くに下宿下宿屋は、「東京スカイツリー」の建設場所の直ぐ近くにあった。そばを流れる北十間川は、当時はメタンガスが川底から発生していたね。まだ水質汚濁とか公害とかが騒がれる以前だから・・・・ 　　賄い付きの下宿屋は、学生や下町の工場で働く若い青年たちばかり。　　浅草が近いせいもあって毎夜のように繰り出したものである。　　当時アルバイトをした浅草のキャバレー、ストリップ劇場は今や無い。　　今から考えれば、無茶な遊びもしましたね・・・・下宿屋の建物はすっかり変わっていたが、大家さんの表札は昔のままだった。もしかしたら、あの頃小学生だった子供が、跡を継いでいるのかもしれない。顔を出してみても良かったが、吾輩のことなど覚えていないだろうから遠慮したが、ちょっと心残りがした・・・・下宿仲間と争った街角のタバコ屋の可愛い娘さんは、今、どうしているかな タワーが完成する来春は、業平橋周辺の賑わいは一変するだろう。「東京スカイツリー」 ６３４メートルは、今は４７０メートルを超えたところだった・・・・

  2010年10月16日

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  久し振りに旅に出た・・・

    今がシーズンのズワイガニを食べなきゃ長生き出来ないぞということで、大食漢のゴリラ氏と、兵庫県の竹野というところから城之崎温泉、そして京都へと行ってきた。　久し振りに遠出の旅である・・・ 　　竹野は日本海の丹後半島の付け根にあり、名産はズワイガニ・・・　　鳥取ではマツバガニ、福井では越前ガニと呼ばれる日本海のカニだ。　　北海道のオホーツク海で獲れるのはタラバガニで、花咲とか毛ガニ。　　ズワイガニの方が甘味もあり、カニミソも美味しいと言われている。カニの刺身、カニ鍋、焼きガニ、カニのてんぷら、最後はカニ雑炊・・・カニづくしの料理に食い意地の張った二人、言葉もなくむしゃぶり付くだけ。　さすがに翌日はカニを見たらゲップが出るほどだった・・・　　　　青いタグがホンモノの証　　ゴリラ氏は年齢が７０半ばだが、上背もあり、重量が１００キロの大食漢。　　死ぬまで美味しいものを食べたいと、奥歯のすべてを最近一年がかりで　　インプラント入れ歯にした。　　ベンツ一台分が口の中にあると豪語しているが、吾輩は軽自動車一台・・・　　ゴリラ氏には、せいぜい長い生きして元を取ってほしいもんだ。翌日は城之崎温泉から玄武洞視察。　　　　　　城之崎温泉街　　　　　　玄武洞の柱状節理は国指定天然記念物。帰りに京都に寄ったが、冬にしては珍しいほど汗ばむような暖かい日だった。当然、南禅寺で「湯豆腐」を食べてきた。何を食べても、ゴリラ氏のベンツ一台の歯には吾輩の軽自動車では敵いっこない。カニも豆腐もしばらくは見たくないね・・・  　   　　　　　　　　　　　　　　　【参照】　大食漢のゴリラ氏との旅　2006.10.09 三連休（その１）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 2006.10.10 三連休（その２）  

  2009年03月02日

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  忘年会旅行

    職場の忘年会旅行で、南房総の「鴨川シーワールド」から「館山」へ行って来た。天候にも恵まれ、汗ばむような暖かい二日間だった・・・我が社では圧倒的に強い女性軍の希望で南房総になったのだ。女性軍は観光、男性陣は忘年会の酒宴・・・何しろ遅くなっても帰宅時間の心配がいらないのだから、こういう飲み会は歓迎される。　　館山のホテルは支配人が旧知の友人と言うこともあって出血サービス。　　料理は海の幸、しこたま飲んだ後、カラオケルームで深夜まで歌いまくった。　　女性軍も大いに楽しんだようだが、こんなときは６７という年齢は忘れてしまう。「鴨川シーワールド」は女性軍の希望だ。吾輩は何年振りになるだろう・・・子供らが小学生の頃に来たことがある。　　その頃は、折角の仕事休みを家族サービスなんて・・・と不満だったが、　　そんな吾輩でも変われば変わるもので、今回は孫でも連れてくれば　　喜ぶだろうなぁ・・・という心境になったから変なものだ。　　　　鴨川シーワールド翌日、「鋸山」に行ってみたが、展望台までのロープウエイが工事のため運休。　クルマで途中まで上り、そこからは歩きだ。若い人たちに付いて歩くのは辛い・・・一望できる東京湾は美しかったが、船の多さには驚いた。　　「鋸山」名物 “地獄のぞき” の展望台は、さすがの吾輩でもパスだ。　　２時間ほど鋸山を歩き回ったが、もう足がガクガク・・・坐骨神経痛が痛む。　　　　　　　　　　　　「地獄のぞき」: 天国を見てみたい・・・ところで、南房総には「東京湾アクアライン」経由で行ったのだが、アクアラインの日本最高のトンネル技術工事が、どうだったのか知りたいと思い、『海ほたる』の『技術資料館』へ入ってみたが、何とこれがお粗末だった。　　まず資料館の位置が、本館とは別棟で誰も立ち寄らないところにある。　　中に入ると展示資料や解説板は文字ばかりで読む気にもならなかった。　　技術の粋を多くの人たちに啓蒙するという気持ちがまったく感じられない。　　何を考えて作ったのか、資料館というより物置のようでガッカリ・・・　　　　　「海ほたる」　　　　　　　　　　　　駐車場の向こう側の建物が「技術資料館」だ今年もあと一週間で仕事納め。 何一つ良いことがなかった厳しい一年だった。忘年会旅行で、みんながイヤなことを忘れて楽しんでくれたのは嬉しい。新しい年の糧になればいいね・・・  

  2008年12月22日

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  環境行政学会で・・・

  富士宮市の田貫湖畔にある"休暇村富士"で「環境行政学会」が、昨日と一昨日の二日間、開かれたので行ってきた。　　「環境行政学会」というのは、環境問題を専攻する大学教授たちが、　　研究上の協力・連絡・意見交換などのための会で、　　このメンバーの全員が吾輩の昔の仕事仲間たちである。会議は出席者２０人。会議は適当にさっさと済ませ、その後は楽しい夕食・懇親会だ。会議よりむしろこっちが本命である。吾輩もこれが楽しみで寒い中を富士宮まで来たようなものだ。飲みながらの話題は弾み、日本の環境問題から昔の若き頃の話まで、学者たちは時間も忘れて、とうとう夜中の１２時近くまで。　良く飲んだもんだ・・・               田貫湖と富士霊峰（AM6:00）　（AM8:00）　部屋の窓から　日本列島を寒波が襲った昨日・・・世界文化遺産の候補、富士霊峰の勉強のため、『富士山本宮浅間大社』の宮司から「富士信仰」の話を聞くことにしていたので、環境行政学会の面々は、夕べの二日酔いと寝不足でアタマが重いが視察に出掛けた。      　　　　　　　　　　　　　富士山本宮浅間大社　　富士山本宮浅間大社は全国１３００余社ある浅間神社の総本宮。　　富士浅間の祭神は、竹取物語の赫夜姫（かぐやひめ）だというから驚いた。　　美貌と貞淑の誉れ高い木花之佐久夜毘売命（このはなのさくやひめのみこと）が、　　かぐや姫だったとすれば、この地に伝わるかぐや姫伝説と富士山信仰が　　リンクして納得するというものだ。      　　　　　　　　　　　宮司さんの説明に聞き入る学会員たち一般では見ることのできない重要文化財である富士山の登拝情景を描いた室町末期の狩野元信作[富士曼荼羅図]（ふじまんだら）を、宮司さんの特別な計らいで見せて頂いたのは感動であった。　　　　　富士曼荼羅図お昼は、富士宮市が誇る「富士宮やきそば」を食べることになった。毎年開かれている "ご当地Ｂ級グルメ" 「Ｂ－１グランプリ」を2年連続で獲得したというが、「Ｂ－１グランプリ」が、どういうものか誰も知らなかった。「うるおい亭」という店に入ったが、芸能人などの色紙が壁一杯に貼ってあった。それほどみんなが訪れるのだから、「Ｂ－１グランプリ」の富士宮やきそばは、かなり知られているということだろう。Ｂ級グルメどころか、もしかしたらＡ級の味をしたヤキソバかもしれない・・・と、食いしん坊の吾輩、だんだん期待も大きくなってきた。　　「富士宮やきそば」は水分が他の麺に比べ少なく、「蒸麺」が特徴。　　食感は少々硬めだ。炒めるための油としてはラードを絞った後の「肉かす」 　　振り掛けはイワシの削り粉（だし粉）。キャベツは富士宮の高原キャベツ。　　　　　       うるおい亭のご主人　　　富士宮やきそば焼き方はお客さんが好きなように焼くのがルールらしいが、どうして良いか分からない吾々に、店主が捻り鉢巻で特別サービスで焼いてくれた。さすがに禿げた頭に鉢巻が良く似合い、ヘラを操る手際もいい。この鉢巻姿だけでもヤキソバが美味そうに見えてしまうから不思議だ。やや硬めの歯応えがあるヤキソバで、比較的濃い目の味付けだ。食べる前に期待したＡ級グルメは、なるほど、これが富士宮自慢の「富士宮ヤキソバ」か・・・・・で、やはり “ご当地Ｂ級グルメ” という気がした。 今回の「環境行政学会」の集まりは、会議内容もさることながら、吾輩としては富士霊峰の信仰と「富士宮やきそば」の勉強が収穫だったが、富士の霊水で造ったお酒を飲みながら、昔話に花を咲かせ笑い転げたことが、何よりも有意義であったような気がするが、みんなも同じだろう・・・　日本列島は寒さ爆発だ。風邪に気をつけて下さい。　[参照]  富士曼荼羅に見る400年前の富士登山　　　　　  富士宮やきそば学会：Ｂ－１グランプリ　

  2008年02月14日

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  晩秋の箱根路・・・

  食欲の秋、スポーツの秋、競馬の秋、行楽の秋、読書の秋・・・が、厳しい季節に変わろうとしているので、慌てて晩秋の箱根へ出掛けた。　箱根の山並みは秋の様々な彩りを美しく魅せ、去り行く季節を惜しむ観光客を楽しませ、行き交う女性たちをも美しく見せていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　小涌園ユネッサンスの紅葉　　　まず、ポーラ美術館へ行ってみた。　　　ヒメシャラなどの樹木に囲まれ、森の美術館らしい雰囲気を見せていた。　　　「モネと画家たちの旅」展であったが、そのモネ展より、常設展示場に　　　ピカソの『海辺の母子像』と岡田三郎助の『あやめの衣』があったのは　　　予想外で嬉しくなってしまった。　　　　　　　　　　　　　ポーラ美術館モネ展入り口二日目は、芦ノ湖遊覧船「海賊船」に乗って箱根町まで。団体客では中国からの団体が多いので驚いたが、それよりも何よりも、船が沈没するかと思うほど客を乗せてしまうのでビックリした。　　　　　　　　　　　　　　芦ノ湖遊覧「海賊船」　　　　船室で同席した客が上海から来たと言っていたが、　　　　何とトランプを取り出し、数人でゲームを始めたのだ。　　　　遊覧時間が４０分ほどの僅かな時間でもゲームをやるとは...　　　　おい、おい、賭け事じゃないのか 　　　　小銭の遣り取りをして、訳の分からない言葉で騒いでいた。　　　　秋の箱根の風景など全く眼中にないのだから、　　　　日本の風景を侮辱されたようで誠に無礼な輩(やから）であった。　　　　箱根の次は何処へ行くのか・・・日本を舐めたらイカンぜよ元箱根では「箱根関所跡」を見学した。箱根見所の目玉にしては何だか中途半端で物足りなかったが、資料館は豊富な資料に感動し、時間が足りないくらいだった。久し振りに旧東海道杉並木も歩いてみたが、歳のせいか疲れてしまった。同じ疲れるならゴルフの方が良かったかもしれない・・・と後悔。　　　　　　　　　　　箱根関所　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　旧東海道杉並木箱根というところは、何度行っても感じることだが、どうして、こんなに食べ物が不味いのだろう・・・ただ代金が高いだけだ。本当の箱根は、昼は美しい自然の懐でゴルフを楽しみ、夜は温泉に浸かり、美味しい料理でお酒を嗜むところだと思うんだが・・・そのうえ麗しき女性が同伴なら、もう何も言うことはないけどね・・・このたびの箱根路は、ホントに真面目な小さな旅であった・・・ 

  2007年12月03日

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  夏休み＝袋田の滝

  仕事で大いに気掛かりなことがあるのだが、それを忘れるためにも吾輩の夏休みは予定どおり・・・先日は酷暑の炎天下にゴルフだったが、今日はガールフレンドを誘って、ちょっとしたドライブと洒落こんだ。ガールフレンドというと聞こえはいいが、昔からの古き友人で、もう古過ぎてコケが生えているような見目麗しき女性である・・・その彼女と“日本の滝１００選”に選ばれている「袋田の滝」へ行って来た。吾輩にしては久し振りのドライブで、３００キロも走った。吾が愛車もびっくりしただろう・・・たまの休みにしか動かしてもらえず、それも１０分ほどのお墓と、２０分ほどのゴルフ場だけだから・・・　　　袋田の滝は、茨城県の福島県境近く奥久慈の山中に幅７３メートル、　　　高さ１２０メートル、四段に落下する別名四度の滝と呼ばれ、　　　日本三大名瀑の一つである。　　　冬には滝全体が凍り付いて“氷爆”の姿を見せて、ロッククライミングの　　　練習の場ともなる滝である。吾が愛車、久し振りに高速道路を走ったもんだから妙に元気を出して、スイスイと吾輩と彼女を目的の「袋田の滝」まで運んでくれた。つい数日前までお盆の帰省客で何十キロと渋滞した常磐高速国道は、さすがにこの時期になると 『あの渋滞は何処の国』 と、思うほどであった。吾輩、「袋田の滝」には、昔行ったことがあるが、連れの彼女は始めて。観爆台に出て滝を眺めた彼女、あまりにも間近に観る滝の圧巻にビックリ。高さも幅もある滝だけにワンフレームに収まらない。　　　以前、吾輩が来たときよりも水量が少ないように見えたのは、　　　これも温暖化のせいで干上がりつつあるのかもしれない・・・ 　　　昔はもっと迫力があったように覚えていたのだが・・・観光地に旨いものなし・・・というが、まさにそのとおりで、お昼は食べるものも名物らしいものもなく、年寄りのアベックは、仕方なく旨くもない“ざるそば” をすするしかなかった。気掛かりな仕事を忘れた今日一日、思ったより疲れを感じなかったのは、コケの生えた見目麗しき女性が一緒だったからかもしれない・・・　　　　　　　　　観爆台からの袋田の滝（携帯電話のカメラで）　　吊橋から観た滝　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　滝壺　　　花のみち  経緯（たてよこ）にして山姫の  錦織だす袋田の滝 　　西行法師　　　いつの世に　つつみこめむ袋田の　布引出すしら糸の滝　　  徳川光圀（水戸黄門）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな歌碑が、観爆台に飾られていた 

  2007年08月21日

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  小さな旅

  ゴールデンウィークの前半２８日から二泊ほど、「小さな旅」をしてきた。「小さな旅」というより「ドライブ旅行」と言った方が良いかもしれない。北関東は栃木へ行って来た。　　　連休中の高速道路が混むのは言わずもがな、吾輩は高速を使わず　　　３時間ほどののんびりドライブである。 ちょうど田植えの時期・・・・・日本の田園地帯は、何と水量が豊富なのかと思うほど、どの田圃も一杯一杯に水を張り、その水面（みなも）に未だに雪を被った日光連山の男体山、白根山などの山容がシルエットになって映っている。車窓から眺めたそんな田園風景の美しさに、新しい発見をしたような気がした・・・　　　ところで、子供の頃は田植えは６月に入ってからと思っていたが、　　　今やゴールデンウィークに田植えをするそうだ。これも温暖化の影響・・・？　　　車を止めて田植え風景をまじまじと眺めてみた。　　　　　　　　　　　　子供の頃に眺めた田植え風景は、大勢の人が並んで植えている風景が　　　思い出されるのだが、何と今は機械が田植えをしているのだから驚く。　　　畦道に居たおばさんに、吾輩が驚いたことを話したら笑われてしまった。　　　どうやら、こんなことで驚くのは吾輩くらいのようだ。久し振りに「日光例幣使街道」の杉並木を歩いてみた。日光東照宮に祀られた徳川家康公の霊廟に、今日の朝廷から毎年御幣を捧げるために通った道を「例幣使街道」と言い、杉並木で有名なのだ。杉並木だけでなく例幣使が泊まった宿など史跡が結構存在しているのだ。杉並木は３０キロ以上も続く、日本の特別史跡、特別天然記念物である。並木の下は車道であるのは残念だが、それでも一部は車を閉め出していて、散策するに相応しいところもある。鬱蒼として雰囲気のある杉並木街道で、吾輩が好きな風景の一つである。　　　　　　　　　　　 のんびりドライブの旅だと言いながらも、やっぱり年のせいだろう疲れた。今夜は早めに休むとするか・・・

  2007年04月30日

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• ゴールデンウィーク

  いよいよ明日からゴールデンウィークだ。最大で９日間の休みになる人も居るようだ。みどり爽やかな季節・・・みんな思い思いの過ごし方をするのだろう。　　連休中は、子供たちは河口湖へ行くとか、北軽の別荘に行くとか、　　それぞれ計画があるようで、吾輩宅には来ないと言う。　　こんな時の爺ちゃんは 『詫び隠者』 となるのである・・・そこで明日から栃木・日光の少し手前にある街に行って来ることにした。“さつき花”の栽培が盛んに行われているところで、“さつき”を育てるのに良い“鹿沼土”が採れるところでもある。この時期は“さつき”の品評会や展示会も開かれて、愛好家が集まるなど賑やかな街になるのだ。と言うことで、日光方面にブラリ旅に出掛けることにしたので、ブログは数日間のお休みをいただきます。天気はどうだろうか・・・日光へ遊びに行く人たちの車で、道路は混むだろうなぁ・・・３日からの連休後半は何をして過ごすか、まだ決めていないが、みなさんも楽しく事故のないようにゴールデンウィークをお過ごし下さい。

  2007年04月27日

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  海の中道マリンワールド

  博多に行って来た。博多と言っても、後漢の皇帝が我が国の使者に与えたという「漢倭奴国王印」の金印が、発見された“志賀島”で会議があったのだ。あの地震で有名になった玄海島が目の前にある。生憎と「晴れ男」の我が輩としては、信じられない雨となってしまった。これも歳のせいで、「晴れ男」の効き目が衰えたか、無くなってしまったか・・・歳を取ると言うことは、こういうことにも影響があるようだ志賀島での会議は、日曜日だったので、ついでに翌日、「国営公園の海の中道マリンワールド」を見学してきた。国営公園は相当な整備費を使ったようで、なかなかの公園である。その中の目玉商品が、「海の中道マリンワールド」という水族館なのだ。朝の９時過ぎ・・・雨が降る中を行ったのだが、駐車場は開いていたものの、水族館の切符売り場は閉まったままである。休館日かと思うほどひっそりとしていて、客は我が輩一人だけだったが、そのうち親子二人連れが来た。切符売り場には、アシカのショーの時間は書いてあるが、肝心の開館時間の表示がないのである。いったいいつになったら入れるのかと、ウロウロしたが誰も居ない。そのうち、女性職員の姿が見えたので、我が輩 「いつになったら入館できるのか」女性係 「９時半からです」我が輩 「そんなこと、どこに書いてあるんだ」女性係 「書いてないようですね。今度、係の者に言っておきます」我が輩 「雨が降っているし、子供も居るんだから中で待たせてもらえないかね・・・」女性係 「それは、ちょっと出来ません。もう少しで開きますから・・・」とうとう３０分近くも待たされ、さすがの我が輩もアタマに来てしまった・・・我が輩 「責任者を呼んでくれ！」女性係 「まだ出勤していません」雨の月曜日だからか、切符を売り出す頃になってやっと数人程度の客足があった。この公園も、お役所仕事で商売っ気など全く無い。いずれ閑古鳥が鳴いて、無駄な投資だったと問題になるに違いないと思った。だが、誉めておくことも書いておこうと思ったのだが・・・魚の種類が多いものの、魚の名前だけの解説しかない。また、見学順路が分かり難くて適切ではない。案内従業員などの接客態度も必ずしも良い印象ではなかった・・・etc.やっぱり誉めるところは無いようだ。これは歳による嫌味ではなく、雨のせいかも・・・・・ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 

  2006年11月28日

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  雨の想い出

  先日「雨男」のことを書いて、我が輩が「晴れ男」だと胸を張ってみたが、実は、たった一度だけ旅先の雨で酷い目にあったことを思い出した。もう６年も前になるが、家内と出掛けた最後の旅・・・パリへ行ったときのことだ。季節的にパリが一番美しい五月、家内が初めて訪れたパリ・・・一日・二日目とルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿など、お決まりの観光コースを歩いた。三日目になって、家内がいつの間にか下調べをしていたようで、『 パリ郊外のフォンテンブローからバルビゾンの美術館へ行ってみたい・・・』　と言う。フランス語など話せない我が輩としては、案内するほどの自信はなかったが、何とかなるだろうと 家内のために足を伸ばしてみることにした。パリのリオン駅から列車で１時間も掛からないところである。列車に乗った途端、雲行きが怪しくなり、とうとう雨が窓を打つようになってきた。『 向こうに着く頃には雨も上がって、バルビゾンの空に 虹が掛かっているよ 』などと、偉そうに「晴れ男」は自信満々だったが、フォンテンブローに着いたら更に酷くなり、ザァーザァー降りの風雨。「晴れ男」の我が輩、お天道様にまんまと裏切られ、形無しである。　　傘か雨具を買わなくちゃ、と思っても、　　駅の周りは店も少なく、何処で何を売っているかも分からない。　　それよりフランス語で何と言えば良いのか・・・　　『カサ、カッパ、アンブレラ、何デアル、アイデアル・・・』　　ここはパリ郊外の田舎町、尋ねたくても日本人など一人も居ない。　　このときばかりは、日本のキオスク駅売店の便利さに敬意を表するしかなかった。だが、家内はしっかりと折り畳み傘をバッグの中に忍ばせていたのだ。小さな傘でも有るのと無いのとでは大きな違い。用心深い家内の面目躍如。その時の家内が何と美しく神々しく見えたことか・・・我が輩、日本じゃ照れ臭くて出来ないが、家内の差し出す傘に入り、“相合い傘” の二人となって腕を組んだ・・・暫くして雨も治まったが、家内はいつまでも “相合い傘” の中で腕を組んだままだった。久しく忘れ掛けていた若かりし頃のデートでも思い出したのだろうか、家内は　『 雨に感謝するわ 』　とポツリと言った・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バルビゾン派の美術館に着いたら、何と“休館日”。　　　そんなバカなぁ・・・　　　　　　　亡き家内と旅に出て、雨に降られ、相合い傘で腕を組んで歩いた想い出が、何故か甦ってきた・・・・・

  2006年11月16日

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  三連休（その２）

  昨日に続いて、ヤモメ熟年の二人旅・・・・・最後の行程は盛岡の“わんこそば”である。我が輩は６０代も半ば、連れのゴリラ氏は７０歳になるところ。こんな二人が、どれだけ食べられるか勝負しようということになったが、我が輩、どんなに頑張ってみたところでゴリラ氏には敵いっこないのだ。何しろ普段からゴリラ氏の食べっぷりは尋常ではないからだ。明治４０年創業という、如何にも老舗の雰囲気が漂う“わんこそば屋”に入った。　　　　　　　　　　　　　　　　創業 明治４０年のわんこそば処 東屋ゴリラ氏、「年齢別の記録というのは、あるの？」と、お店のお姐さんに聞いている。まさか日本記録に挑戦するつもりではあるまい。何でも“わんこそば”５５９杯が日本記録だという。お姐さん曰く、「その体格なら大丈夫よ、年齢に関係なく  たくさん食いなせ！」「よ～し、始めるか！」 と、ゴリラ氏は腕捲りして食い気満々である。　　　　「じゃん、じゃん、食いなせ！」　　　　「ホイ！」　　　　「ホイ！」給仕のお姐さん、気合いを入れながら“わんこそば”を次から次へとお椀に入れてくる。ゴリラ氏、占め子のウサギ・・・とばかりに野獣のごとく“わんこそば”に食らい付いた。頭の天辺から脚の指先まで全身これ鋼鉄の胃袋と言われているゴリラ氏の目の前は、瞬く間にお椀が積み上がる・・・・・                                                         　　　　 わんこそばを入れるお姐さん      わんこそば我が輩は以前にも挑戦したことがあるが、そのときは３８杯が最高だった。今回は５２杯！　上出来である。“わんこそば”１５杯で、“もり蕎麦”１枚分だというから我が輩も相当なものだ。まさか歳を重ねて性欲より食欲・・・と、枯れてきた訳でもないだろうに・・・・・一方、ゴリラ氏、なかなか参ったと言わない。とうとう 「これ以上食べると笑われるかなぁ・・・」 などと周りを気にし出したが、今更 気にしたところで、“異常な大食漢 ”という評価は変わるまい。　　　　「まだまだよ！」　　　　「きばって食べっせよ！」　　　　「ホイ！」　　　　「ホイ！」お姐さんの掛け声に、追い立てられるように食べ続けるゴリラ氏。だが、さすがのゴリラ氏も、とうとう 「これでお仕舞い！」と、パッとお椀に蓋をして、「フーッ」 と、溜め息ひとつ・・・・・食べたお椀を数えてみたら、何と驚くことなかれ　１２０杯！７０歳になる老人が・・・と、お店のお姐さんたち、年齢を聞いて目を丸くしていた。ゴリラ氏、「もっと若かったらなぁ・・・」とは、日本記録を狙っていたのかもしれない。　　　　　　　　　　　　　　　　　わんこそば記録証明書お店のお姐さん曰く、我が輩は年齢的には普通らしいが、７０歳を超えて１００杯を超える人は、そうザラには居ないと言う。やはりゴリラ氏が “異常な大食漢” であることが証明された。どんな胃袋をしているのか、ゴリラ氏の腹の中を覗いてみたいものである。ゴリラ氏、「１００杯を越えたことは、他の人には内緒にしてくれよ」 だって。自分の大食漢に少しは恥じらいがあるようだ。初めから分かっていた勝負だったが、“わんこそば”の食事代は、とうとう我が輩が支払う羽目となった。帰りの新幹線の中、ゴリラ氏は満足そうに高イビキ。我が輩、“大食は命の取り越し”と、いうことがないように願う・・・・・・ 　　　　　　　　　　　二日に分けて書いた三連休の「ヤモメ熟年二人旅」である。　　　　　　　　　　　我が輩、二日酔いではなく二日喰いで、今もって腹がきつい・・・・・

  2006年10月10日

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  三連休(その１)

  発達した低気圧に襲われ、各地の山や海が大荒れという三連休に、我が輩、旧知の友から「温泉にでも入りに来ないか～」という誘いで、秋田、岩手へ二泊三日の旅に出掛けた。妙齢のご婦人とお忍びの旅・・・と言いたいところだが、我が輩と同じ頃に連れ合いを亡くしたチョンガーの友人との色気のない“ヤモメ熟年”の二人旅である。その友人、某電力会社顧問というエライ肩書きの御仁で、風貌はそんな役職とは似ても似付かないゴリラが洋服を着ているようなゴッツイ大男である。岩手の雫石盆地を見渡す十和田八幡平国立公園の「網張温泉」を宿泊拠点として、秋田では乳頭山麓に点在する「乳頭温泉郷」での温泉三昧。そして八幡平の紅葉を堪能し、帰りに盛岡名物「わんこそば」を食べよう・・・・と、如何にも熟年らしい旅に出掛けたのである。我が輩は三度目の訪問だがゴリラ氏は初めて。旧知の友が車で案内してくれた。乳頭温泉郷は黒湯温泉、孫六温泉、休暇村温泉に入ってきた。鶴の湯温泉にも行ったが、昔の秘湯という風情はなく観光温泉地と化していたのは、いささかガッカリだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　孫六温泉で面白いことがあった。夫婦が混浴風呂に入っていたところに出くわしたのだ。決して若くはない夫婦だったが、ご婦人の方は三十代半ばに見えた。ゴリラ氏、「誰か入っているぞ～  女の衣類があるよ」 と欣喜雀躍 !?天気が悪いので、こんな不便なところまで来る人は居ないだろう、という油断なのか、夫婦二人で心地よさそうに名湯に浸かっていた。そこへ無粋なヤモメ熟年二人組が出現したのだから驚天動地だ。思わず夫婦揃って、 “ザブン～！” とばかりに湯の中に潜り込んだ・・・・・　　我が輩もゴリラ氏も、今や恥ずかしさも色気もないから、　　如何にも自慢気に前も隠さず、堂々とご婦人の前で湯船を入ったり出たり・・・　　さすがのご婦人も湯船から出るに出られず首だけ出しているだけ。　　だんだん顔色は真っ赤に染まり、　　まもなく茹で上がってしまうのはないかと思うほどであった　　連れの旦那に 「どうしよう・・・」 と聞いているのだ。　　それを耳にしたゴリラ氏、「私たちは大丈夫です。どうぞ遠慮なく・・・」だって。　　何が大丈夫なのか良く分からないが、　　くだんの旦那様、「ありがとうございます。それじゃ、失礼します・・・」 と。　　いや、いや、三十代半ばのご婦人の美の真髄、ヌードが観られる・・・という　　我らの期待に応えていただけるのだから、ちっとも失礼なことはないのだ。　　むしろ、こっちが 「ありがとう」 とお礼を言いたいくらいである　　とうとうご婦人は、ピンク色に染まった丸いお尻の後ろ姿を我らに見せながら、　　振り返ることもなく急ぎ足で風呂を出て行った・・・ゴリラ氏、「 乳頭温泉なのに “乳頭” は拝ませてもらえなかったね ・・・」 とは何を勘違いしているのか、単なるスケベオヤジになっていた。いやはや、“ヤモメ熟年” の二人旅、この先どうなることかと思いやられた。でも、我が輩も三十代半ばのご婦人の美しき裸身を久し振りに拝ませていただいたが、前から拝見することが出来なかったのは、返す返すも残念であった・・・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この写真は、我が輩の携帯で撮ったもの 盛岡での「わんこそば」での出来事は、次回に書くことにしましょう・・・

  2006年10月09日

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