けるっちイズム

さて前半旦那と険悪なムードを作ってしまった

息子達の誕生会

色んなことがあったが主役はあくまであなた達だ

真にもってめでたい！おめでとう！ぼんず1号2号

料理もそろった（他の料理、撮るのを忘れたのよ。相当怒ってたんだな）

メインはたこ焼きだったのよ～～美味かったわ

11月30日（日曜日）ＰＭ17：00

来客が来てお誕生会の始まりとなります

上座に座っているのは並み居る競合を退けた

我らが　さっちゃん！！

どうして？あなたがそこに座るの？

義父でも父でも大きいお婆ちゃんでも

本日の主役1号でも2号でもなく何故あなたが上座に座って

あることないことベラベラベラベラベルベムベラ

喋ってんのぉぉぉ

と、さっちゃんはいつもの事なので誰も気にしない

これは・・・人徳か否か

とりあえずおデブの話はしないように気をつけよう

もちろん豚肉の話しも

そして事件は違うところで起こった

誕生会も終盤に入り、けるっちは義父に温かいお茶を出すべく席を立つ

人口密度の高い居間を、はいはいすいませんねぇ～

と、足を高く上げながら色んなものをまたいで突き進むけるっち

次の瞬間けるっちの目にとまったのは

キャベツの入ったタッパーだった。しかもフタが開いている

こ、これは・・・たこ焼きに入れるみじん切りキャベツ 

けるっちの頭の中であまり活躍のない特命係運動神経課が

緊急警戒警報をならす

「このままでいくと、足を突っ込こむぞぉぉ！！直ちに回避せよ！！」

と

けるっちの足は警報どおり回避すべく舵をとった

とった

が

とっさに体が動かないのは年のせいか？それともビールのせいか？

おそらく両方だろう？

キャベツ入りタッパーの 

このあたりを思いっきり踏んだ

足を突っ込むことは回避できたものの

角を思い切り踏んでしまったので

キャベツ入りタッパーが

宙を舞った

けるっちの中で中島みゆきのわかれうたが流れはじめる

途に倒れて　だれかの名を　呼び続けたことが　ありますか

拝啓　中島みゆき様　私けるっちはこの時

「キャ、キャベツ・・・」

と、手を伸ばし叫んでいた（心で）

スローモーションで飛んでいくタッパーと中身のみじん切りキャベツ 

枯葉の如く切なく儚げに舞い散るみじん切りキャベツ

その先には

あの人がいる

なにかに吸い寄せられるように飛んでいくみじん切りキャベツ

あぁ、お願いあの人のもとにだけはいかないで

そしてけるっちの願いも空しく

キャベツは

舞い降りた

あの人のコートに・・・

あの人の黒髪に・・・

 あの人の丸い背中に・・・

その人とは・・・

義母さん

どうして、どうしてキャベツはあの人のもとへと飛んだのか 

あんなに細かくな～れと（細かくないけど）刻んだ日々

追いかけても焦がれても泣き狂っても戻ってこないみじん切りキャベツ

恨みます

その後、けるっちと義母と義妹は舞い散った

みじん切りキャベツの後始末をすることとなった

さっちゃん？

もちろん知らん顔よ

そっちのけで話まくってたわよ

 大きい婆ちゃん（84歳）と

その後は何が起こったことやら、さっぱりきっぱりこっきり記憶がないですわ

誕生会も終わりに近づき

ソファで疲れ果てグッタリするけるっち

喋りまくる　さっちゃん

喧嘩を始める子供達

泣き出す子供達

リバースする子供達

けるっちの頭の中では　中島みゆきの時代が流れ出す

今はこんなに悲しくて　涙もかれはてて

もう二度と笑顔には　なれそうもないけれど

次の日の朝、前日お泊りをしたさっちゃん達と納豆飯を頬張り

いや、誕生会よかったね～今年ももうすぐ終わりだね

などとにこやかに話すけるっち達

すでに過去のものとして処理したキャベツの一件

そんなけるっち一族の背後から申し訳なさげに近づく旦那

「あの、こ、小遣いもらってもいいかい？」

あ゛？こづかい？

おっと高田延彦がぬけない　けるっち3歳2児の母

私達夫婦にも　そんな時代もあったねといつか笑える日がくるのか？

まわるまわるよ時代はまわる

子供達の誕生会にはキャベツが舞い上がる

生まれ変わってめぐりあうのは旦那なのか？

義母にもめぐりあうのか？さっちゃんは確実にめぐりあいそうな気がする

旦那への怒りが、無意識に義母にむかったにちがいない

と、確信した、けるっち3歳2児の母

2008年度の子供達生誕記念祭を無事に終了した冬の出来事でした

ハッピーバースディ

次はクリスマスか

年々億劫になる家族イベント

童心に戻り楽しめる日が来るのはいつのことか