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2005.08.23
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カテゴリ:音楽紀行
ヘンデル像
先日の日記のケーテンから電車で30分東に行くとハレである。
ハレは作曲家ヘンデルの故郷である。なんとなくヘンデルはイギリスの音楽家のイメージすらあり、事実ヘンデルは後半生をロンドンで過ごしているが、ハレで生まれ、育っている。

毎年6月になるとここでヘンデル音楽祭が行われ世界中から多くの人が集まってくる。先日日記に書いたケーテンが素朴な魅力を見せていたのに対し、ハレは華やかな都会の顔を見せている。

が、駅に降りてみると、けたたましい工事の音が聞こえてきた。駅の外は工事でごった返していた。ライプツィヒの時と同じだった。多分サッカーのワールドカップ開催を念頭においてのことだろう。



マルクト教会工事現場の間を通り抜け、まっすぐ中心部へ向かって歩くと、マルクト(市場)に突き当たる。ここも工事で足の踏み場もないような感じだった。

左写真はマルクト教会で、ヘンデルがオルガンを演奏していた。また、マルティン・ルターが説教したこともある。

教会のまわりがぐるりと工事現場に囲まれていて、どこから入れるのかわからなかった。中にはクラナハのルター画があると聞いていたが、今回中に入るのは断念した。


ヘンデルの家旅行ガイドにはマルクトに行けばヘンデルの家への道標があちこちにあり、それに従えばたどり着くと書いてあったが、工事のためか、そんな道標はどこにもなかった。それで2,3度迷いながらようやくヘンデルの家にたどりついた。

この家は1666年から1783年までヘンデル一家の所有であったとある。ヘンデル自身はこの家で生まれ、18歳までこの家ですごした。

現在は隣の家、背後の近代的な建物が貫通していてヘンデル&楽器博物館となっている。


メサイヤ楽譜ガイドブックにはここは入場4マルク(古い本なので・・・)と書いてあったが、実際行ってみるとなんと入場無料であった。また、それほど展示もないだろうと高をくくっていたがかなりの展示数だった。写真は「メサイア」自筆譜ファクシミリ。

おまけに併設の楽器博物館にはめぼしいものも多数あった。一部はブログでも紹介したいと思う。そして念願の19世紀のブリュートナーもカメラに収めることが出来た。とにかく見るところが多く、おかげで予定の電車を遅らせるはめになった。


経過時間 1月 9日 5時間 14分経過
吸った煙草 0本
吸わなかった煙草 402本
浮いた煙草代 80ユーロ
延びた寿命 1日 9時間 30分





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Last updated  2005.08.24 04:58:10
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