回は7回を数えているけど、私が参加したのは全く初めて。観光に行ったわけじゃないから、会場で缶詰状態になるのは覚悟していたけど、皆さんが熱い思いをそれぞれ語ろうとするから、とても時間が足りない。
支部長会議からスタートし、ちゃんと代表の説明カードみたいなのが配布されているのに、空欄が目立つ。折角印刷物にして配布するなら、この時点で、空欄は埋めておく方がそれぞれの団体がどこでどのような活動をしているのかが把握できて良いのじゃないかなぁ。時間は限られているのだから、支部長会議をより有意義なものにするために、最低の約束事は守るべきなんじゃないかなぁ。見ればわかる。という具合にしておくと、もっと会議の進行がスムーズにできたのじゃないかなぁ。肝心のひきこもり支援法案について、もっともっと探りたかったのになぁ。
支部長会議に続いて懇親会。席を決めるのはくじ引きだったので、みんながバラバラになった。同じテーブルには高松からの参議院議員さん。沖縄のかた、福岡からのかたが。名刺を交換して、更に交流が深まる。お弁当は仕出しなどでも有名な泉仙の幕の内風の詰め合わせと、チラシ寿司の二段重ね。会費を2000円しか納めていないのに、何だか得した気分♪
現職の参議院議員さんが加わってくださると、皆さんの関心も集中する。ひきこもり支援法案という関心事、また今後、どのように具体化されていくのか、そんな話題で盛り上がる。せめて、テーブルを囲んだ人だけでも。ということで、親密にはなれたのかな。結構大勢いらっしゃったので、会場の端々までは会話することができなかったけど、欲張っても仕方が無い。
皆さんは、同じホテルで宿泊することになっていたみたいで、私は一人、四条河原町のホテルまでひたすら歩いて戻ることに。
翌日は午前10時からということで、分科会が開かれることになっており、関心事でもあった、『就労支援と貧困』というのに参加。途中で抜けなければいけないことはわかっていたのに、早い目に部屋へ入ったもので、入口に近い場所には座れず、しかも、部屋を出てから傘を置き忘れたことに気付き、係のかたにとても迷惑をかけてしまった。。。
コメンテーターは、立命館大学 産業社会学部教授山本耕平氏。『相対的貧困』という言葉について、『イギリスのタウンセントという研究者が使った「人々が社会で通常手に入れることのできる栄養、衣服、住宅、居住設備、就労、環境面や地理的な条件についての物的な標準に事欠いていたり、一般に経験されているか享受されている雇用、職業、教育、レクリエーション、家族での活動、社会活動や社会関係に参加できない、ないしはアクセスできない状態」という考えに基づいています。
この貧困が、世代連鎖するものであり、その連鎖する背景には、なんらかの社会的排除が存在することを明確にする必要があります。』『』部分、レジュメより引用。
また、競争社会によるひずみ。なども大きく取り上げられた。『“子の成績表は、母の成績表”と言われるなかで親の「受験」への全面的な投資と介入があった。』『』レジュメより引用。
まるでみんなが東大入試を目指しているかのような感じに、ある程度の学年になれば塾通いが始まり、余裕などまるでない生活を強いられる。やがては自分のためとはいえ、異様に映った私。でも、子どもが居ないからそんなのんびりしたことが言えるのかなぁ。
競争なんだから、勝たなきゃ意味がない?確かにそうなんだけど。。。だからって、他人を蹴落としても良い。とはならない筈。
先生の説明に次いで、質問コーナーが設けられ、息つく暇もない質問攻め。結局、この途中で退席することになってしまった私。
京都へ行って一泊して、得たこと。。。熱い思いの人が沢山いらっしゃるし、支援の形も色々で、若いのにサンシャインプロジェクトを立ち上げ、カナダなどで心のサポート付き留学プログラムで、不登校、ひきこもり経験のあるかたが社会復帰するためのステップとして始められたという紹介などもあり、本当に様々な形での支援があるのだな。という発見があったこと。またNPO法人FDAの紹介を目の当たりにすることができたことも、私にはとても良い刺激になった。