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テーマ:英語のお勉強日記(8043)
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高2の授業では、英作文の書き方を指導して、とにかく
英語を書くことに慣れてもらうことにしています。 最初の英作文は、中学生の読み物程度の短い物語を 読んでもらって、それを「自分の言葉で」書き直す という宿題です。 暗記するのではなく、イメージを頭の中に入れて、 英文を見ないで書いてくるというのが課題。 この課題は、割とすんなりとできて、単数複数の まちがいとか、a や the が抜けていたり、という 程度のミスだけでした。 次のステップは、とりあえず、何でもいいから 自分で書くこと。わからない言葉があったら、そこは 日本語のままでもいいから、とにかく10~20行 ぐらい書くという宿題です。 ここで、今年も一人、「be動詞病」の患者がみつかり ました。 "I was become friends with her." "I was had to go there alone." これを見て、「なんでこんな間違いができるんだろう」 と思う人も多いでしょうが、現場で英語を教えている 先生なら、きっと思い当たることがあると思います。 これで、英語の点数はそれほど低くないんですよね。 とりあえず be動詞を使ってしまう病気。 「be=~です」だと思い込んでしまう病気。 そもそも、なんで英語の教科書で、最初に be動詞を 教えるんでしょうね。 外国人に英語を教える場合、英語以外を一切使わない という前提ならば、"What's this?" がわからないと、 ものの名前も教えられない、ということはわかります。 でも、とりあえず "What's this?" だけ教えておいて、 次は普通動詞を教えたほうがいいのに。 英語の肝は動詞です。もちろん be動詞もその一部ですが、 あくまでも一部にすぎません。 さて、高2になってもこの病気が治っていないというのは、 いかに英語を書いたり話したりしてこなかったか、という ことなんですが、治すのはそれほど大変ではありません。 もう高校生ですから、たくさん単語を知っています。 荒療治ですが・・・一度、be動詞を一切使わない作文を 書いてもらうことにします。 そして、どうしても be動詞を使わないと表現できない ことがあるということがわかったところで、 「そう、そういう場合”だけ”be動詞を使ってね。」 病気が治ってしまえば、もっと楽しく英作文を書ける ようになると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月19日 23時57分18秒
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