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テーマ:塾の先生のページ(7842)
カテゴリ:塾の仕事
個別教室の本部で、授業研修なるものがありまして、行ってきました。
行けと言われたわけではありません。 一応、経験者ということで、研修は免除されていたのですが、折角ですからね、吸収できるものは何でも吸収しないと。 久しぶりの座学に、体も頭脳も疲れましたが、研修はなかなかよくできていました。 大学生になったばかりの駆け出しの講師を、一人前に仕立て上げるために、 おだてる:「先生方の力を存分に発揮していただいて・・・ おどす(失礼):「適当に・・・などと考えていらっしゃる方はお帰りください・・・ なだめる:「もちろん初めはみんな不安です・・・ 夢を抱かせる:「この経験は必ず将来役に立ちます 責任感をたたきこむ:「一人の生徒の一生がかかっているのですから などなど、あの手この手の集中講義。 次には、一人前に「見せる」ための外見的な指導、それから、もちろん具体的な授業のノウハウ:予習の方法、授業の進め方、宿題の出し方、etc. 使われる人間(まだ社会経験の無い学生)の心理をしっかり研究しているなぁ・・・なんて、感心しました。中学生や高校生のモチベーションアップにも使えるな、なんて考えながら。 そして、一番大事なこと。 今まで(学生時代の家庭教師のバイト以外は)集団授業しか経験していないわたしにとって、「個別塾とはなんぞや」ということ。 具体的な話もいろいろ参考になったのですが、一番印象に残ったのはこのたとえ話でした。 「先生は、盲目のマラソンランナーの伴走者です。一人のランナーに付きっきりで、同じコースを走ってください。今どこを走っているのか、ゴールまではどのくらいあるのか、順位はどのあたりなのか、全ての情報をあなたの目と口を通して、常にランナーに伝えてください。 あなたの腕をつかんでいるランナーの手から、疲れているか、やる気が出てきたか、その時々のコンディションを感じ取って、それに合わせてスピードを加減してください。 けれど、制限時間以内にゴールできなければ、つまり、最終的に合格できなければ、伴走者として失格です。 生徒の将来があなたにかかっていることを、どうぞ忘れないでください。」 なんかね、こんな風に言われると、(がんばらなくちゃ)って思いますよね。 そして、肝に銘じておかなければいけないこと。 「塾で過ごす時間は、その生徒の1週間の1%にすぎません。本当に学力を伸ばすには、いかに効率的に宿題をさせるか、それに尽きます。授業は宿題のためにある、そう考えてください。」 正直言って、そういう発想は持っていませんでした。 ☆一人一人の現状に合わせて、最も効果的な宿題の量と内容を考える。 ☆宿題で最大限の効果を上げるために、1時間の授業を組み立てる。 う~~~~ん、この辺りの感覚をつかめるまで、初心に返ってがんばります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月21日 19時55分18秒
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