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カテゴリ:インド一般・時事
日本人の僕がインドに来て働いているように、最近はインド人の同僚が日本に行くことも増えてきました。
僕がインドで色々と困ることがあるように、インド人も日本で色々と困ることがあります。 話を聞くと、大体皆同じような悩みを抱えるようです。 1)言葉 言葉の壁は説明するまでもありませんね。 2)物価 デフレ傾向が続く日本では色々なモノが安く買えるようになりました。 日用雑貨は100円ショップで、衣料品はファストファッション系の店で、家電は家電量販店で、それぞれ買えば、インドより安いくらいです。 とは言っても、やっぱりまだまだ日本は物価の高い国です。 中でも食費、交通費、家賃は外国人が高いと感じるものではないでしょうか。 インドなら社食で食べれば一食60~100円くらいで腹いっぱい食べられるのに、東京でちょっとしたところで食べれば一食1,000円もします。 交通費も、インドなら10~20円程度あればバスで市内の大抵の場所に行けるのに、東京なら初乗り運賃でその10倍します。 家賃も、日本とは一桁違いますね。 会社の規定では、滞在期間が3ヶ月未満の場合、転籍でなく出張の扱いとなります。 多少の手当てはつくようですし宿泊費も会社が負担してくれますが、基本的にインドの給与水準のまま日本に滞在することになるのです。 そりゃキツイです。 それでも「せっかく日本に行ったんだから日本を楽しみたい」ということで、週末には都内はもちろんのこと、日光や鎌倉、箱根などにまで足を伸ばして見て回る、好奇心旺盛な人が多いですね。 ちなみに、僕ら夫婦はインドでこれまでのところ、月15万円ほど使っています。 最初は何かと入用で電化製品なども買いましたし、アパートの敷金や、ネット、テレビ、ガスなどのデポジットなど諸々すべてひっくるめての金額ですから、実際の生活費はもっと安いでしょう。 ただそれでも、いかに物価の安いインドであれ、日本に近い生活水準を求めればそれなりにお金がかかるということは言えます。 3)食べ物 インドにはベジタリアンが多いので、スーパーでもレストランでも、食品や料理の一つ一つがVeg(ベジタリアンフード)かNon Veg(ノン・ベジタリアンフード)か分かるようになっています。 日本でそのような表示はほとんどありませんので、彼らは何を食べて良いか困ります。 添加物として肉のエキスが含まれているだけでもダメな人も少なくありませんので、実際、日本で彼らが食べられるものはかなり限られてきます。 という訳で、日本に長く滞在するインド人に聞きながら食材を買って、3食自炊(昼は弁当)でしのぐ人が多いみたいですね。 その方がベジタリアンにとって安心ですし、金額も抑えられます。 例えばマックなんかで、「肉抜きハンバーガー」をオーダーしたりすることもあるようです。 肉抜きハンバーガーって・・・おいしいのでしょうか。 僕は学生の頃マックの厨房でバイトしていて、肉抜きオーダーが入ったことがあり不思議に思ったものですが、オーダーした人はインド人だったのかもしれません。 ちなみに、インドのマックには肉のパティの代わりにコロッケのようなものをはさんだ「ベジバーガー」なるものがあります。(そこそこおいしいです。) インドではマックに限らずどのファストフード店でも、ベジタリアンでも食べられるメニューが用意されています。 4)その他 まだまだありますが、またの機会に・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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