カテゴリ:マーラー演奏会(2010年)
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 さていきなり昨年の話で間抜けですが(^^;)、昨年のコンサートのまとめを書いてなかったので、書こうと思います。 まずはマーラーのコンサート。 -----------------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------------------------- 2010 年は3番を沢山聴けた年でした。ヤンソンス&コンセルトへボウのサントリー公演を筆頭として、インバルの3月31日公演や、札響の演奏会など、印象に残る 数々の3番を聴けました。しかもメータ&イスラエルによるベジャールのバレーの伴奏としての3番や、ブリテン編曲の第2楽章という、滅多に聴けない稀少な ものまで聴けて、うれしい限りでした。 稀少といえば、10番全曲を飯森&東響で聴きました。演奏は、良くも悪くも優しいマーラーで、物足りなさはありましたが、やってくれるだけでもありがたいことです。(そういえば昨年秋にバルシャイ氏がなくなられましたね、御冥福をお祈りいたします。) 3 番以外ですばらしかったマーラーは、エッティンガー&東フィルの2番、ビシュコフ&N響の5番、セーゲルスタム&読響の7番、カンプルラン&読響の大地の 歌などです。エッティンガー以外は記事に書きそびれてしまいましたが、特にカンプルランの大地の歌は、読響の精妙な音と、エカテリーナ・グバノヴァさんと いうロシアのアルト歌手がすばらしい歌で、非常に聴き応えがあり大満足しました。 それからこれも書きそびれてしまいましたが、2009年に 続いて紀尾井ホールでリサイタルを行った藤村実穂子さん。2009年はシューベルト、マーラー、ワーグナーで、2010年はシューマン、マーラー、ブラー ムスでした。2年ともマーラーが入っているのがうれしいところです。しかも今回のピアノは前回と違ってウォルフラム・リーガーさんでした。2003年に トーマス・ハンプソンによるオール・マーラー・リサイタルをサントリーで聴いたときに、このリーガーさんがピアノを弾いていて、本当にすばらしいピアノで 感激したことが強く印象に残っています。今回もこのリーガーさん、深い詩情をたたえたピアノで、藤村さんとともに、絶品の歌を聴かせてくれました。 2009年も素敵なリサイタルでしたが、今回はそれを上回る、すばらしいリーダーアーベントでした。 2010年は大植、コバケンの両巨頭が マーラーをやらない、と思っていたら、コバケンは4月に自らの誕生日コンサートで復活を演奏したのでした。しかし僕がこの演奏会の存在を知ったのは比較的 遅くて、もはや都合をつけられず、聴けなかったのが残念でした。それ以外には僕の知る限りコバケンがマーラーを振ったのは、唯一おおみそかのジルベスター コンサートでカウントダウン演奏で復活の終楽章をやったくらいです。来年はもう少しマーラーをやってくれるとうれしいのですが。。。 さて 2011年は、どんなマーラーが聴けるのでしょうか。大地の歌の演奏ラッシュが目立つなかで、なんといっても大植さんの大地の歌がはずせません。あと名古 屋のアマオケによるマーラー音楽祭というのが始まりますね。このすごいイベント、少しでも聴きに行きたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.02 23:11:55
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