きらクラ!のBGM選手権、2月1日のお題は中原中也の詩「生い立ちの歌」でした。
選ばれた曲、雪が舞うさまが美しさの限りの絶品でした!
僕も応募して、予選落ちしました。そのボツ投稿を、またまた載せておきます。
お題は、NHK-FM きらクラ!ホームページ「お題はこちら」をご覧ください。
http://www4.nhk.or.jp/kira/48/
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以下が僕の投稿です。
“ふかわさん真理さんスタッフの皆様こんにちは。BGM選手権、中原中也の「生い立ちの歌」に応募します。自らの長くない命をまるで予感しているかのような緊張をはらむこの詩には、イタリアの作曲家でギター奏者のアンジェロ・ジラルディーノ(Angelo Gilardino)による、ギターソナタ第二番「花咲く冬」から第二楽章をお願いしたく思います。ソロ・ギターの切り詰めた響きが、いのちの時間を刻んでいくようにしんしんと降る雪に重なります。”
ジラルディーノは1941年生まれ。最近買ったブリリアントの5枚組CD、「20世紀のギターソナタ集」にジラルディーノの曲がいくつかはいっていて、彼の曲を初めて聴きました。その中に、ギターソナタ第2番「Hivern Florit」(1986年作曲)が入っています。
“Hivern Florit”は、スペインのマヨルカ島のRamon Nadalという画家の描いた絵のタイトルで、”a blossomed winter”という意味だそうです。雪が花に置き換わりつつある風景を描いた絵に触発された曲ということです。第二楽章は、やや憂いを帯びたひそやかな曲で、静かにふる雪のイメージを感じました。
CDジャケットです。
この曲は動画サイトでも聴けます。こちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=8i9kSNGAy1c