前回8月2日の放送では、BGM選手権のお題が出題されなかったし、きらクラドンもさっぱりわからず、回答できませんでした。何かひとつだけでも投稿しておきたいと思って、前回放送分の記事に書いた「ふかわ涼」ネタを書いて出しておきました。今回の放送が始まり、家で横になってまったり聴いていたら、最初のお便り紹介でそれが読まれて、びっくりうれしいひとときでした!
きらクラドンの正解は、古関裕而作曲の、全国高等学校野球大会の歌 「栄冠は君に輝く」でした。イントロは聞き覚えなかったけれど歌が始まって「ああこれか!」と納得しました。高校野球に特に強い思い入れはない僕でも、この歌には感動します。(先週の放送では、何とか周年の記念の年で、時節柄と言われていたし、鐘も鳴るので、長崎か広島関連かと思ってYouTubeで聴いたけれどまったく違って、お手上げ状態でした。)
ここ好きクラシックでは、ラヴェルのピアノ協奏曲第二楽章がとりあげられました。ラヴェル祭りのときに僕は、この曲が1位となって、第二楽章冒頭が美しく流れる瞬間を想像していましたが、結果は3位で、しかもかかったのは第一楽章でした。今回の放送で第二楽章全部がたっぷりゆったりと流され、美しさに十分にひたれました。ラヴェル祭りの不全感が解消され、すっきりしました。投稿された方も同じ思いだったのだろうか、などと想像しました。
番組後半、ふかわさんの好きな曲でかかったのがフィンジの「ロマンス」。この曲は大好きです。もう10年以上前、京都の国際会議場に仕事に行ったときのことです。気持ちよく晴れた日でした。ちょっと空いた時間に、紅葉の始まりかけた庭をひとりで散策して、ベンチに座って、庭を眺めながらこの「ロマンス」をイヤホーンで聴いたひとときの感動と幸福感を、よく覚えています。また同じ場所で、同じ曲を聴いてみたいなと思いました。
下の画像は、そのときに聴いたCDです。赤い地に白い薔薇のジャケットが印象的です。ロマンスの他にも、フィンジの素晴らしい曲がたくさん入っています。
ふかわさんはこのロマンスを、3年位前の同じ季節にもかけたということでした。「この曲は僕が選んだのではなく、僕を経由して季節が選んでいる」「フィンジは夏の終わりに聴くイメージ」などなど、ふかわさんらしい名言も出ました。「今年は早くから猛暑が続くので、もうなんだかすでに夏を終えようとしているような気持ちになる」とも仰っていて、なるほどと思いました。
これと対照的だったのが、真理さんのかけた曲、バーンスタインの「“ウェスト・サイド・ストーリー” シンフォニック・ダンスから マンボ」。元気に盛り上がる夏のお祭りで、じつに真理さんらしい選曲です。ちょうど、この放送の前日(8月8日)に、とあるアメリカのピアノ・デュオのコンサートを聴きに行きました。そのアンコールに、この曲をノリノリで演奏してくれました。このときにはアンコールを始める前に、観客は「マンボ!」と叫ぶ練習をさせられ(^^)、その後に演奏があったのですが、テンポが速すぎてワタクシは叫びそこないました。ああ夏真っ盛り。
そして番組はお盆休みに突入。夏休み宿題一覧です。
きらクラドン、中トロドン、あたまはどーれ?
BGM選手権:山村暮鳥 作「ちるちる・みちる」から「蚊」
昔々親から、夏休みの宿題、早くやりなさい早くやりなさいと毎年毎年言われ続けました。その後は、自分が自分の子供に言い続けましたが、その子供たちももう社会人。巡り巡ってふたたび自分の番が来るとは思いませんでした。今度こそ早くやりたいものですが、どうなることやら。