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じゃくの音楽日記帳

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2016.02.25
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カテゴリ:きらクラ!
きらクラDONの正解曲は、リストの超絶技巧練習曲集第4曲「マゼッパ」でした。先週に引き続き、正解曲の検索に関するお便りがありました。タイトルがわからず、さる映画で使われていた記憶をたよりに、映画の使用曲一覧を調べて、正解曲にたどり着いたということでした。なるほどいろいろな探し方があるものです。ふかわさんが、スマホで音を拾って検索させるやり方もできると言い、それに続けて「(その探し方を)ダメとは言わないが、しない方がいい。そういうことしてると、そういう人生になっちゃうから」と仰いました。けだし名言ですね。ところで今回のきらクラDON、リスナーの投稿が質量ともに充実していました。中3でこの曲を弾いた息子が今音大の卒業間近、電子ピアノのテレビCMで衝撃を受けて楽譜を買ったが冒頭のアルペッジョだけで挫折した、この曲の譜面が三段ある!という話、(どうやって弾くのか算段が必要?)、のだめカンタービレをきっかけに音楽の道を進むことになった息子の高校受験にエールのリクエスト、小2のときピアノの発表会で1音も弾かずに舞台から去ろうとした娘が高校生になり、その娘から「マゼッパ」のCDはあるかと尋ねられたが、単に学校のレポートのためだったなどなど悲喜こもごも(^^)の投稿が多々紹介されました。なお今回のニアピンはアウトロ一つと中トロ一つが紹介されましたが、どちらもイントロでなく、あっさりとステッカー却下となりました。このあとマゼッパが流され、それが終わると番組が始まって約30分が経過していたという、ボリュームたっぷりな、きらクラ丼でした。

福岡での真理さんのサロン・コンサートを聴かれたリスナーの投稿が2通読まれました。最初の方からは、チェロの後ろにぶら下がっていた、衣装と同じ布でできた袋みたいなものは何かという質問がありました。真理さんのお答えは、チェロが湿気に弱いので楽器に直接触れる位置に布をあてるのだが、それが改良されて最近ポケットができて、小物を入れられて便利、ということでした。2人目の方からは、舞台上の席で聴き、チェロのビリビリ感を体感できたことと、真理さんの楽譜にコーヒーのしみがあったという楽しい曝露話などがありました。

このあと真理さんのチェロによるフォーレの「夢のあとに」がかかりました。真理さんの素晴らしい歌にうっとり、素敵なひとときでした。

映画に使われたクラシック、すなわちシネマクラシックのコーナーを要望する投稿がありました。そのコーナー、賛成ですけど、略称を「シネクラ」とするのはやめてもらえるとありがたいです。それだとちょっと怖いです。ワタクシは「シネマクラ」を提案したいです。これだと音楽をききながら気持ちよく眠れそうです(ーoー)zzzzz。

先週のシューベルトのセレナーデの素晴らしいお話に続いて、今回は母と父に、亡くなる間際にニューイヤーコンサートのCDを聴いてもらったという投稿がありました。そしてかかったクライバーの「春の声」、なんとも心に沁みました。

さて来週は久々にゲストをお迎えするそうです。そして今度のゲストは、指揮者の山田和樹さんと言う豪華版です。しかも、今回のBGM選手権は、山田和樹さんがお題を出し、来週の放送でベストを選ぶのも山田さんである、ということでした。

そして発表されたお題は、佐藤信(さとうまこと)作詞の「うた」でした。この詩にはすでに林光さんが曲を付けていて、有名な合唱曲と言うことでした。ふかわさんは、元の曲を聴かずに選曲したほうがいいんじゃないか、と言っていました。ふかわさんから尋ねられた真理さんは、「聴いちゃいけないと思いながら聴いてしまう」、と答えていました(^^)。

ふかわさんの好きな曲は、メンデルスゾーンの無言歌が流され、終わってふかわさんがひとこと。「ふかわが、メンデルスゾーンをかけたら、春はもうすぐそこ。」

続いて真理さんの好きな曲は、ヴィヴァルディのふたつのチェロのための協奏曲、颯爽としてかっこよく、いかにも真理さんの好きそうな曲でした。2人のチェリストが丁々発止と応じあうので、「見ても、弾いてもとても面白い」とおっしゃる真理さんが、「バロックはロックだ」という言葉を紹介していました。確かに当時はこれが最先端の音楽だったわけだし、ロックの精神はいつの時代にも息づいているのでしょう。以前、NHKテレビの「名曲探偵アマデウス」で、ベートーヴェンの交響曲第7番の終楽章を、「ロックだ!」と解説していました。それから吉松隆さんも、ロックな曲を書いてますね。いつの世にも、クラシックとロックは意外に近い関係にあるのかもしれません。

ショパンのノクターンで始まった今回の放送を締めくくったのは、シベリウスの「美しい組曲」から「小さな情景」でした。この曲、初めて聴きました。愛らしく美しかったです。

春の声は、すぐそこに。





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Last updated  2016.02.25 23:31:49
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