今さらながら、先週(3月6日放送分)のきらクラの記事です。もはや周回遅れのランナーですので、自分が特に興味あったところだけ書きます。
ふかわさんから、話の途中で、以前のジムを解約せずプールに通っているという告白がありました。「春の力」と仰っていました。ジム問題の顛末がわかってすっきりしました。
きらクラDONの正解曲はビゼーのカルメンから「ハバネラ」でした。ニアピンとして流されたのが、アルベニスの「タンゴ」という曲でした。これは久々の王道をいく、押しも押されもしない堂々たるニアピンでした!ステッカーを楽々ゲットしました。
リクエストで流れたハイドリッヒ作曲の「ハッピーバースディ変奏曲」が、とても面白かったです。ハッピーバースディの主題のあと、ハイドン風、モーツァルト風、ベートーヴェン風、ブラームス風、シューマン風、ドヴォルザーク風、ポルカ、ワルツ、映画音楽風、ラグタイム、タンゴ、チャールダッシュの変奏がありました。それぞれの作曲家風のスタイルの描きわけが絶妙で、楽しかったです。この曲は以前この番組で、放送ミスで(?)流れたことがあるらしいのですが、その放送は僕は聴いてなくて、初めて聴きました。
これに類するものとして、昔「ビビディ・バビディ・バッハ」というCDを買いました。ディズニーの様々な名曲15曲が、いろいろな作曲家風(古くはグレゴリア聖歌風から、近くはバーンスタイン風まで)の演奏でいろいろ楽しめるという趣向でした。これもそれなりには面白かったですけれど、ひとつの曲が誰か一人の作曲家風に割り当てられるというコンセプトでした。これに対して今回紹介されたハッピーバースディ変奏曲は、ひとつの主題をさまざまな作曲家スタイルで描き分けるという趣向で、より描き分けかたの違いが鮮明になり、面白かったです。
ついでにハッピーバースディのメロディーの曲というと、コリリアーノの小品「ラヴェロの鐘」という曲を思いつきます。コリリアーノが、シカゴ響のコンポーザー・イン・レジデンスになったときに、当時のシェフだったショルティの75歳の誕生日を祝う曲として書いたということです。ハッピーバースディのメロディの断片が少しずつ聴こえながら静かな雰囲気が続き、最後に金管のファンファーレで高らかにこのメロディーが鳴り響きます。
ふかわさんの好きな曲は、山田和樹さんが前回紹介されたアザラシヴィリの作品として、「ノクターン」が流れました。なんと、あるリスナーさんが保有するCDを番組あてに送ってくれたということでした。
続いて真理さんの好きな曲は、ヴォロドスが編曲して自分で弾いたモーツァルトのトルコ行進曲が流れました。これは痛快、すごかった!ヴォロドスさんあっぱれ。
この放送の時点では、4月以降の予定についての言及がまったくなく、ますます不安がつのる心境でした。
こんなところでおしまいにしておきます。