カテゴリ:きらクラ!
またまた周回遅れの記事です。
番組のはじめに、リスナーさんから4月以降の番組継続を祝う曲の投稿がありました。 思い起こされるのは昨年の2月、番組継続が発表されたときです。このとき、発表にすぐ引き続いてエシュパイという作曲家の曲(タイトルは忘れてしまいましたが合奏協奏曲?)が流されました。この曲がもう、ふかわさんと真理さんとこだまっちさんの3人が番組継続の喜びを爆発させているのをそのまま音にしたような、楽しくぶっ飛んだ音楽で、すごく印象的でした。 番組継続お祝いの曲として、今年かかったのは、ウォルトンの戴冠式行進曲「王冠 (Crown Imperial)」でした。エルガーの威風堂々の1番、4番が流れた放送の後というタイミングもばっちりでした。まさにイギリスの行進曲の王道を嗣ぐ傑作ですね。この曲はジョージ6世の即位に際し、BBC放送からの委嘱で1937年に作られたそうです。 ウォルトンはこののち1953年に、エリザベス2世の即位に際して、もう1曲の戴冠式行進曲「宝珠と王の杖 (Orb and sceptre)」を書いています。今度はイギリス政府からの委嘱だったということですから、当時50代になっていたウォルトンが、押しも押されもしないイギリス楽壇の中心的存在だったことがわかります。荘重・雄渾な「王冠」に比べて、この「宝珠と王の杖」は、女性の即位ということのためか、より華やかでゴージャスな曲で、こちらも大好きです。以前、職場の仲間が結婚するときに、「新郎新婦の入場にふさわしいクラシックの曲を教えて」と頼まれて、何曲か選んで渡したときに、この「宝珠と王の杖」も入れておきました。そうしたらこの曲が気にいってもらえて、入場で使ってもらえました。とても素敵な入場のシーンになりました。 きらクラDONの正解は、フェラーリの歌劇「マドンナの宝石」から第一間奏曲でした。 1970年代の名古屋のデパートで閉店時にこの曲がかかっていたというお便りが紹介されました。この曲の哀切さは、毎日の閉店の音楽というより、惜しまれつつ店が閉店するときの雰囲気に近いかとも思いました(^^;)。さて今回もニアピンが出ました。ドヴォルザークのスラブ舞曲第2集第2番(作品72-2)で、立派な、正統的ニアピンでした。しかしこの頃ニアピンで、ステッカーへの言及がすっかりなくなっています。。。 そらみみクラシックに先立ち、先週ふかわさんの頭にとりついた「こればっかりは、こればっかりは、ツツー、ツツー」の曲の正体(^^;)が、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」序曲だという投稿が読まれ、そのなかで「鼻歌DON」!の提案もありました。 今回のそらみみクラシックは、器楽そらみみとして、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の第三楽章の途中の「やっぱりな~」。ちょっとだみ声風のこぶしが効いた低音のヴァイオリンは、確かにこの言葉を繰り返しているようで、抱腹絶倒でした。 この直後にチャイコフスキーの、心が癒されるようなやさしく素敵なピアノの小品(「18の小品」作品72から第17曲「遠い昔」)が流れました。これは「もしかしてチャイコフスキーの音楽を愛する方々の心情を、逆なでしたかもしれない。そのお気持ちを鎮めていただかなくてはいけない」、というこだまっちさんの細やかなご配慮に違いありません。(いつぞやのはじクラで、モーツァルトのトルコ行進曲のときにも同じご配慮がありました。こちらの記事に少し書きました。) そらみみが器楽領域にも広がったら、さらに続々と投稿が集まるのでしょうか。個人的には、ここはあまり開拓してほしくない気がします(^^;)。 これに似た領域に関しては、伝統ある有名サイト「軽メナ・ブラーナ」がありますね。ご存じの方多いと思いますが、こちらです。 http://www.carmenaburana.com/ このサイトの膨大な森に踏み込んで後悔しても、自己責任でお願いしま~す(^^)。 はじクラは、「熊蜂の飛行」に基づいた日本のポップスの曲でした。メロディーをなぞるだけでなく、歌詞も「ちくちく毒針うんぬん」と蜂にちなんだものでした。 勝手に名付け親、バッハの管弦楽組曲第3番から「アリア」には、いずれも素晴らしい名前が紹介されました。バッハの音楽の包容力の大きさは、いろいろな名前を自然に受け入れてしまいます。その中での堂々たるベストは、 「受験生の母に捧げるアリアー特に不合格者の母のために」 でした。 着々とプールに行っているというふかわさんでした。「ジムをやめなくてよかったですね」とサポートする真理さんに、ふかわさんは「どっちにせよ背中を押してくれるんですね」と感謝の意を表していました。 来たる新年度、8割は今まで通り、2割は新しい風などもいい、とふかわさんがおっしゃっていました。新コーナーのひとつとして、「真理さんの人生相談」なんてどうでしょう(^^)。包容力大きく、背中を押してくれる真理さんが、よろず相談を受けるコーナーです。こう書いていて思い出しましたが、そういえば以前、音楽と関係ない生活上のちょっとした疑問や話題を真理さんが話すコーナーが、ちょっとだけあったような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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