BGM選手権、4月3日の出題は、いではる作詞、遠藤実作曲、千昌夫の歌った国民的歌謡曲、「北国の春」でした。「北国の春」というタイトルから、僕が最初に浮かんだのがシベリウスの「春の歌」、作品16でした。安直かなと思いましたが、朗読と合わせてみると、なかなか合うので、これで投稿しました。このお題には、テンポがあまり遅くない演奏があう感じでした。こちらはヤルヴィとエーテボリ響の演奏。
https://www.youtube.com/watch?v=ZGQ5BMYdGbQ&t=0m13s
長い冬を超え、ふたたびふるさとに巡ってくる春。そしてまた遠からず去っていく春。それを繰り返しながら齢を重ねていく人間のさまざまな想いを、このシベリウスの音楽は大きく優しく包んでくれるようで、大好きな曲です。シベリウス祭りのときに、自分の一番好きなシベリウスの曲として投稿しました。
なおオスモ・ヴァンスカはラハティ響と、この曲の1894年の初稿(初演時のタイトルは「オーケストラのための即興曲」)と、通常演奏される1895年の改訂稿(「春の歌」)の両方を録音してくれています。初稿の録音は貴重です、こちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=aqYqAhnKGS0
こちらが改訂稿です。
https://www.youtube.com/watch?v=nCtwSd0Fvq4