間もなく2周遅れ(2週遅れ)となり、今さらですが、4月10日の番組のまとめを一応簡単に書いておきます。
4月10日の番組は、季節の歩みに合わせて灯油を使い切ったというふかわさんのお話で始まりました。なおきょうの担当はこだまっちさんでなくて、やまとっちさん(!!)ということでした。新年度になってプロデューサーが増えたのか、こだまっちさんがチーフプロデューサーとかになられたのかなぁ。
きらクラDONの正解曲は、ヨハン・シュトラウス二世のポルカ、「雷鳴と稲妻」でした。子供だった時、お母さんからの家族へのプレゼントがヨハン・シュトラウスのコンサートのチケットで、一家で聴きにいって兄弟3人ともクラシックにすっかりはまり、自らも音楽の仕事に就きたくて、調律師になったという方のお便りなどが紹介されました。
あとはふかわさんと真理さんが、カルロス・クライバーの「雷鳴と稲妻」の伝説的な演奏の話題で盛り上がっていました。クライバーが1986年5月のバイエルン国立管弦楽団との来日公演で、アンコールにこの曲をやり、超絶の名演だったそうです。最終日の公演はNHKでも放送され、CD化もされているということです。このあたりについては、こちらのブログに非常に詳しく書かれていました。
http://musikfreund.blog64.fc2.com/blog-category-22.html
ひょっこりクラシックの第二回は、ブロ友のすだっぴぃさんの投稿が採用され、「アメリカ横断ウルトラクイズ」の勝ち抜きのBGMとして、グロフェの「ミシシッピ組曲」より第二曲「ハックルベリフィン」と第四曲「マルディ・グラ」が紹介されました。1977年から1992年まで毎年放送された超巨大クイズテレビ番組で、ふかわさんがもう感激しまくっていて、ぽかんとする真理さんとのギャップが大きかったですね。この番組は、僕も好きで良く見ていましたが、音楽は覚えていませんでした。第二曲の方は聴いたら「これか!」と思い出しましたが、第四曲の方はなぜか記憶にありませんでした。この時代に自分もふかわさんくらいに若かったら、もっといろいろなことを覚えていたのだと思います(^^;)。でも最初の野球場で○×に別れるところから、「知力体力時の運」にまさったものが勝ち残っていき、最後にニューヨークの高層ビルの屋上での二人の決勝対決まで、本当に面白い番組でした。Wikipediaを見たら、この番組についてかなり詳しいことが書かれていて、いろいろ楽しく思い出しました。すだっぴぃさんの名投稿でした。
4月10日は女性の日ということで、日本の女性作曲家で初めて交響曲を書いたという沖縄出身の金井喜久子(1906―1986)さんが紹介され、交響曲第一番の初演の録音の一部や、「てぃんさぐの花変奏曲」が紹介されました。
名付け親のお題は、バッハの平均律からの1曲、ジロティさんの編曲をタローさんが弾いた演奏でした。次郎さんと太郎さん。
BGM選手権、4月3日のお題は「北国の春」でした。4枠採用。
シモネッティ マドリガル (悪魔の胃袋さん)
ガーシュイン 「ボギーとベス」から、「べスよ、お前は俺のもの」 (熱帯凸柑さん)
シューベルト 即興曲 作品90-3(ろんこんさん)
伊福部昭 「日本狂詩曲」から第1曲、夜曲(大津皇子さん)
熱帯凸柑さんと大津皇子さんはブロ友さんです、おめでとうございます!実験的な出題に、斬新な発想でチャレンジして独創的な効果をあげていたお二方でした。ベストは正攻法の抒情路線のシューベルトでした。北欧の作曲家の作品が一つも出なかったのは意外でした。
今年生誕100周年となるヒナステラ(1916-1983)の曲がかかりました。ピアソラの先生ということでした。「物忘れの樹」という歌曲と、協奏的変奏曲。今年度は、このようなアニヴァーサリーの作曲家がいろいろ紹介されたらいいなと思います。
お二人の好きな曲。
ふかわさん「桜舞い散る午後に」:ラヴェル ソナチネから 第三楽章
真理さん「桜舞い散る月曜の朝に」:ドビュッシー 「映像」第1集から第1曲「水に映る影」
個人的にはドビュッシー的な散り方に、たいそう心惹かれました。
最後は、ミヨー作曲、組曲「ルネ王の暖炉」からの抜粋でお開きとなりました。のどかで素敵です。この曲、以前にも番組の最後にかかったことがあるような気がしますが、さだかでありません。まだまだ寒い日が現れるこのごろ、灯油を使い切ってしまったというふかわさん、お風邪など召さぬようにお過ごしください。