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じゃくの音楽日記帳

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2016.06.12
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カテゴリ:きらクラ!

6月5日のきらクラ最初のお便りは、シュトルムの研究家!と旅先でたまたま出会ったというお便りがありました。小説のような出会いですね。その後も交流があり、電話してBGM選手権のことをお知らせしたということでした。シュトルム全集全6巻がお勧めということです。わたくし、みずうみだけなら読んでみてもいいと思いました(^^;)。
番組最初にかかったのは、ノルウェー民謡「結婚行進曲」、アントンセン&マーシャル編曲、トランペットとオルガンによる素朴で素敵なメロディーの曲でした。以前は、クーラの結婚行進曲がかかりましたね。世界中にいろいろある結婚行進曲を、番組で少しずつ紹介してくれたらいいなぁと思いました。

キラクラDONの正解曲は、バーンスタインのウェスト・サイド・ストーリーから「マンボ」でした。この曲は、昨年夏(8月9日放送)のきらクラで、真理さんの好きな曲でかかりました。いくつか読まれたお便りの中で、ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユースオケの演奏会のアンコールで、最後はオケ全員が立ち上がって踊りながら演奏した、というエピソードが印象的でした。

ニアピンがふたつ出ました。T-SQUARE(ティー・スクェア)の「宝島」という曲の冒頭部分ということで、これはリズムが同じで、なかなか似ていて、楽しめました!あともうひとつ、マツケンサンバが出ました、こちらは全然違っていて、違い過ぎておもしろかったです(^^)。

近頃番組で、ふかわさんがスペインへの憧れを語っています。それにあわせて、スペインでは4つの言語が使われているというお便りがありました。

始まりはクラシックは、ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画「ザ・マスター」で使われていた女性ヴォーカル、ジョー・スタッフォードの歌「No Other Love」。原曲がショパンの「別れの曲」で、しっとりと素敵な歌でした。

ショパンのピアノソナタ第2番の第一楽章、ポゴレリッチの1980年のショパンコンクールでの演奏のリクエストがありました。いわゆるポゴレリッチ事件の演奏ですね。(本選落選という結果に、当時審査員だったアルゲリッチが怒って審査員を辞任し、その後に急遽、ポゴレリッチに審査員特別賞が与えられた事件です。)

ひょっこりクラシックは、タレガの「グラン・ワルツ」が、ノキア社の携帯の着信音に良く使われているというネタでした。ヨーロッパの空港などでは良く耳にするということでふかわさん真理さんはかなり盛り上がっていましたが、ワタクシはまったく馴染みがなくピンときませんでした。しかしそのあとで、演奏会中にこの着信音が鳴り響いてしまったときに、演奏者がすかさず即興的にそのフレーズを変形させて弾いて応えた、という話があり、それにはものすごく驚きました!真理さんもその場に居合わせたということでした。なんとお洒落な演奏者の反応でしょう。

先週の悲愴ソナタに続いて、ベートーヴェンとモーツァルトの意外な接点の曲を紹介するお便りが読まれました。モーツァルトの「オッフェルトリウム」 ニ短調 K.222(主のお憐れみを)、が紹介されました。曲の途中にベートーヴェンの第九の歓喜の主題の冒頭部分が弦楽合奏で何回か出てきました!これにはびっくり。

番組では専門家(音楽学者の野本由紀夫さん)の、「結論として偶然の一致だと思う」という解説が紹介されましたね。もちろんいろいろな意見があっていいのですが、ベートーヴェンの内的な発想の元は、誰にもわからないでしょうから、これは簡単に結論づけられないと思います。

いろいろな可能性が考えられます。偶然の一致、以前どこかで見聞きしたモーツァルトのフレーズが無意識の底に残っていてそれが沸き上がった、モーツァルトのフレーズであることを熟知していて意識的に使用した、などなど。

みなさまはどう思われるでしょうか。両者の類似がこの一件だけであれば、偶然の一致かもしれません。でも先週の悲愴ソナタの一件もありました。それで、ネットで検索して事情通の方のブログ
http://classic.opus-3.net/blog/?p=16336
を拝見したところ、モーツァルトの歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」K.50(46b)の序曲冒頭と、ベートーヴェンの英雄交響曲の冒頭が似ているということでした。そこで動画サイトで聴いてみました。モーツァルトはこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=cYnJWkvOYT8&spfreload=10
モーツァルトはニ長調、ベートーヴェンは変ホ長調と調性は異なるものの、弦の刻みの上に主和音の分散和音のメロディが歌われていくという、かなり雰囲気の似たものになっていますね。

偶然の一致で、ここまで複数の類似が生ずると考えるのは、ちょっと無理があるのではないでしょうか。僕は、モーツァルトの作品を良く研究していたベートーヴェンが、意識的に使ったのではないかと思います。それは、こっそり隠れて使用した、などというネガティブな意味合いでは決してありません。モーツァルトのフレーズから霊感を受けたベートーヴェンが、モーツァルトへの敬意をもって、そのフレーズを発展させ、あの素晴らしいメロディーが生まれたのではないか、と想像します。先週の記事にも書いたように、天才から天才へ、受け継がれ、発展した楽想、と捉えたいです。


BGM選手権、今回のお題はシュトルムの「みずうみ」の一節でした。
シベリウス トゥオネラの白鳥 (えんどうのりこさん)
ピエルネ ハープ小協奏曲 作品39から 第1楽章 (歌うつぐみさん)
モーツァルト ピアノとヴァイオリンのためのソナタ28番K.304から第2楽章(セルシエさん)
ベストは、真理さんの「これにしますわ」の一言とともに決まった、シベリウスでした。

○ふかわさんの好きな曲:バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」、マイラ・ヘス編曲によるピアノ独奏版。名曲の名編曲ですね。ふかわさんはご自分で弾いたこともある大好きな曲だそうで、「心の平穏を求めるときに、心の起伏をやさしく平らにしてくれる、心のけばけばを整えてくれる」「邪念が頭をうずまくときに、この曲を聴くと、根本に立ち帰れるというか、音楽が好きなんだということをあらためて認識でき、余計なものをそぎ落としてくれる」と語っていました。
○真理さんの好きな曲:モーツァルトの、フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K.285から
第1楽章。パユの演奏でした。パユの大ファンだという真理さんが、先日パユさんのコンチェルトのオケ伴で一緒に演奏したということで、その魅力を乙女として(^^)熱く語っていました。

お腹が鳴るのが困るというお便りがありました。これ、普段の生活では別に困らないけれど、ちょびっと困るのは、演奏会で聴いているときですね。音楽が静かなときに、思いがけずお腹が鳴ってしまうと、結構恥ずかしいですよね。一方、誰か他の人から発信(^^)されたお腹の鳴る音は、咳とか他のノイズに比べると、不快な感じがかなり少なく、何か微笑ましい感じすらしますね。きっとそれは、これが不随意な現象で、自分では開始・終了はもちろん、その音量をほとんど制御できない、だから仕方ないよね、ということが大きいと思います。またこれを耳にすると、演奏会後に何を食べようかと、楽しい邪念が湧いてしまうからかもしれません(^^)。

最後は、湯山昭作曲の、「お菓子の世界」から「ポップ・コーン」「ドーナッツ」の2曲が流れました。これを聴いて、お腹が鳴ったリスナーさんが、全国にどのくらいいたのかなぁ。






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Last updated  2016.06.12 23:43:56
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