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じゃくの音楽日記帳

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2016.08.17
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カテゴリ:きらクラ!

8月14日のきらクラ!は、200回到達記念の、大感動の放送でした。
お祝いのメッセージとともに最初にかかったのは、ショスタコーヴィチの祝典序曲。

きらクラ!DONは、モーツァルトの交響曲第28番第一楽章。200回にちなんで、K.200ということでの出題だったということです。なるほど!作品番号200から解答を考えるというアプロ―チの方が少なからずいらしたようです。モーツァルトの曲を聴くとなぜか昔の丸いドームの自販機のオレンジジュースを思い出すというお便り、蕎麦打ちの方の「音楽を蕎麦に練りこむ」というお便りなどが紹介されました。ニアピンもありました。モーツァルト作曲、三つのドイツ舞曲から「そりすべり」。結構似ていて、ステッカーをゲットしました。

そしてスタジオはいきなりお寿司屋に!昨年夏の中トロDONの試み以来、ふかわさんの念願だった中トロ祭りが今回ついに実現。三貫(三問)出題されるということでした。しかしふかわさんが異常にハイテンションで、寿司屋にしては異様な一貫目の爆笑DONでした(^^)。

第1回放送関連の話題がひとしきりありました。第1回放送で真理さんの犬の鳴き声が登場したそうです。それからリスナーさんからのリクエストに応じて、きらクラ!第1回放送(2012年4月8日)のオープニングの再放送がありました。僕も第1回放送は聴いていないので、とても興味深かったです。ふかわさんがすごく緊張して不自然なまでに作った馴れ馴れしさがおかしかったです。真理さんが、収録終了後にマネージャーさんから泣きそうになるほどのダメ出しをされたと語っていました。さてきらクラ第1回のオープニングの曲は、ヨハン・シュトラウスのシャンペン・ポルカだったということです。オープニングにふさわしい華やかでユーモラスなスタートだったんですね。

帰って来たカルミナ・ブラーナ選手権!冷蔵庫ネタ、アナログカメラネタ、桃太郎ネタ、きらクラネタと強力4題が続きました。面白かったです。しかし選手権でもなんでもなく、紹介しただけで終わりました(^^)。

続いてかかったのがパッフェルベルのカノン。この曲を巡る思い出として、2013年の新春BGM選手権スペシャルの回で、この曲のあと、ふかわさんの泣き事件があり、ふかわさんの素直さに魅せられ、泣きじゃくるふかわさんを包み込む真理さんの母性にほれこんだというお便りがありました。僕はこの回聴いていなくて残念です。それから、長い闘病の末に亡くなった友人と、お見舞いにプレゼントしたラジオで一緒にこの番組を聴いたというお便りもありました。

リスナーさんからのリクエストで、2013年6月公開生放送での、塚越慎子さんのマリンバによるバッハのゴールドベルグ変奏曲からアリア。この放送は僕も聴きました。

ここでふたたび、舞台は一転ふかわ寿司、中トロ二貫目です、これもなんだか奇妙奇天烈な爆笑寿司で、真理さん「もう曲に集中できない」、ふかわさん「私の理想に全然届いてない、ずっとやりたかったこと、思い描いていたことに全然届いてない」とぼやいていました。

リスナーさんからのリクエスト、2012年8月に放送されたフィンジのエクローグからひとときの希望と安らぎをもらった、今不安な日々を送っている皆様に幸せが訪れますように、というお便りがあり、エクローグがじっくりと流れました。ふかわさんもこの曲にこのときに出会ったということです。僕はこの時の放送は聴きのがしましたが、エクローグは大好きな曲で、以前BGM選手権に投稿して沈没したこともあります。今回、エクローグがきらクラで初めてかかったときにまつわる素敵なエピソードがきけて、感動しました。

これまでの放送で印象に残ったエピソードを聴かれて、ふかわさん「真理さんの笑い声。自分にとっては楽器でもある、人の気持ちを柔らかくしてくれる、笑い声を奏でる楽器」と。真理さん「いろんな人と一緒にコラボできたこと。」

ここできらクラ!初の公開生放送、2012年11月の、三浦一馬さんのバンドネオン、BABBOさんのピアノ、遠藤真理さんのチェロによるピアソラのオブリビオンが流れました。この放送は聴いていました。素敵な演奏でした。

BGM選手権、今回は永六輔さんの「上を向いて歩こう」に、4枠採用でした。
メンデルスゾーン 無言歌集第1巻作品19から第4番「内緒の話」(夜半亭あぶらーむしさん)
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番、第二楽章(いつも夕暮れさん)
ヴィヴァルディ 二つのマンドリンのための協奏曲、第二楽章(ファゴット大好きおじさんさん)
エルガー 威風堂々第4番、中間部 (ヒダス・キャタディーさん)

2曲目はちょっとびっくりする方向でしたが、「安保闘争」からのイメージなのでしょうか。4曲目のエルガーは、ふかわさんが好きな曲として紹介したこともありますね。前向きな志向性が前面に出て、ふかわさん「涙こぼれそう。これは凄い世界観」。ふかわさんがかなりやられていました。ベストは、ふかわさんが「これは決めたくない」と悩みに悩んだ末、1曲目のメンデルスゾーンに決まりました。これは音楽も文章も、完璧に素晴らしかったです。

勝手に名付け親の出題がありました。スクリャービンの二つの詩曲作品32から第1曲。中トロで出してくれればビントロになったのに、惜しかった。

続いて中トロ三貫目。出題が終わってふかわさん「まぁこういうことなのかなぁ、やりたかったのは」と、不完全燃焼のような雰囲気を残していました。個人的には、「ぁ中トロ、ぁ中トロ」、と何度も繰り返したのが失敗だったかと思いました(^^)。これにめげずふかわ寿司の機会を再び設けてもらいたいですが、そのときにはもっとシンプルに、真理さんの「中トロ」の注文に、ふかわさんがひとこと「ぁ中トロどん」、で音楽どん。はいかがでしょうか(^^)。

○ふかわさんの好きな曲:以前に紹介した曲の中で、一番体に沁みわたった曲という目線ということで、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調第二楽章がたっぷりと流れました。この曲は2015年7月のラヴェル祭り人気投票第3位で、その1ヵ月後の8月9日の放送でも第二楽章がここ好きで流れました。ふかわさんいわく、もうすぐ42歳になる自分自身が年齢を重ねてこの曲と足並みがそろったというか、この曲に出会ったというか、この曲の魅力を噛みしめることができるのかな、と感じる。この番組をやっていなかったら、ここまで音の中に入り込むことができなかったかもしれない。時間とか経験とかそういうものと、出会うものとが、すごく関係が深い。200回と言うタイミングで、この景色を眺めることができて、この曲をかけられる環境に幸せを感じる。

○真理さんの好きな曲:「Waltz in August」ふかわりょう作詞・作曲、上柴はじめ編曲、ソプラノ臼木あい、クラリネット亀井良信、チェロ遠藤真理、ピアノふかわりょう、2014年10月の公開収録。真理さんいわく、ふかわさんのすごいところを改めて考えると、人見知りであるからなのかもしれないが、演奏家にとても尊敬の念をもっているというか、尊重してくださる、と。
このタイミングでこの曲を選んだ真理さん、最高です。

最後は、いつもエンディングに流れる真理さんの編曲・チェロ独奏による「愛の挨拶」が、今回は言葉がのることなく、音楽のみで、じっくり最後まで全部流れました。ふかわさんと真理さんが顔合わせとして記者会見したときに二人で弾いた、二人の出会いの曲だそうです。一度最後まで聴きたいと思っていたリスナーは僕を含めて多かったと思います。

ふかわさん真理さんこだまっちさん最高のトリオです。きらクラforever!

 






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Last updated  2016.08.17 17:01:36
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