またまた周回遅れで、きらクラ!第205回の記事です。番組最初に読まれたのは、長岡公開収録の余韻で、「池松宏さんに惚れた」とひろしラブをちらつかせて、ふかわさんから言葉巧みにステッカーをゲットした(^^)、技ありの愉快なお便りでした。その流れのまま、スコット・ジョプリンの楽しい音楽、「メイプル・リーフ・ラグ」から始まりました。
きらクラDONは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第21番「ワルトシュタイン」から 第1楽章でした。ふかわさん曰く、ベートーヴェンは季節が冬に向かうと求め始める、と。ニアピンもありました。リストの「メフィストワルツ」で、ステッカーをゲットしました。
続いて、ここ好きコーナー。今回はまず、第203回(9月11日放送)のここ好きで、サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番の第二楽章を投稿された方から、「そこじゃなかった」というお手紙がありました。僕もそのときの放送を聴いていて、あれっ、違うところでは、と思い、その回の記事に書きました。この楽章はABAの三部形式で、投稿された方はBの終わりを指定されていたのですが、番組ではAの終わりがかかっていました。あらためて正しい部分が放送されました。
今週のここ好きは、グリエールのハープ協奏曲、第3楽章の途中でした。この曲は僕も好きです。第三楽章は、大切な人と一緒に馬に乗って秋のアジアの大地を駆けていくような情景が浮かびます。グリエールのハープ協奏曲と言えば、昔、鈴木大介さん時代のきまクラだったと思いますが、「どこ似てコーナー」という、クラシックの曲にどこか似ている曲を投稿するコーナーがあって、あるときの放送で、この曲の第二楽章の主題に似ている曲として、水前寺清子の「いつでも君は」を紹介する投稿がありました。「一本が、十本に、・・・」の歌です。メロディは似ているけれど拍子が違うという微妙なずれが絶妙で、面白かったです。あの投稿をされた方も、今回のきらクラを聴いていたら、どこ似てを懐かしく思い出されただろうと思います。
メンバー紹介は、リストのピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調。シカゴの大学院生が散逸していた楽譜を再発見して、 1990年に初演されたそうです。リストが初期に書いた短い曲ということで、全曲がかかりました。
勝手に名付け親。今回のお題は、バッハの無伴奏チェロ組曲第2番から、ジーグでした。6名採用。
真っ黒な長い煙突のすす掃除(アルコさん)
親知らずが疼く眠れぬ夜(夜半亭あぶらーむしさん)
おっさんのスキップ(ぷっペさん)
分子運動または石工のハンマー(雪の尾根のカモシカさん)
ブリマの秘密(となしちさん)
荒野を急ぐ旅人 (やまくらおじさんさん)
ベストはとなしちさんでした。
続いてエヴェリン・グレニーのマリンバで、スタウト作曲の「メキシコ舞曲 第2番」。グレニーさんは聴覚障害を持つパーカッショ二ストですね。以前リサイタルを聴きに行きました。グレニーさんの映画「タッチ・ザ・サウンド」もテレビで見ましたが、とても印象深いものでした。
○真理さんの好きな曲:ハイドンの交響曲 第6番「朝」から 第1楽章。夏の寝苦しい朝から、だんだんとさわやかな涼しい朝になってきて、朝ぐっすり眠れる季節になってきたということでのセレクトでした。この曲は、先日聴きに行った読響のマーラー6番の演奏会で、マーラーに先立って演奏されました。この演奏会では真理さんがチェロのトップを弾いていらしたので、それで気に入られたのでしょうか。
○ふかわさんの好きな曲:ショスタコーヴィチの 「タヒチ・トロット(二人でお茶を)」。ウィキペディアによると「二人でお茶を」のオリジナルは、ミュージカルの中で歌われた曲で、ジャズのスタンダード・ナンバーとなり、それをショスタコーヴィチが使ってオーケストラ曲に仕立て、「タヒチ・トロット」と名付けたということです。番組でかかったCDは、シャイーがコンセルトヘボウのシェフだったときに録音したもので、ジャズ組曲なども入っていて、一時期かなり気に入って繰り返し聴いたものでした。
「ぁ中トロどん」の掛け声のかけ方をアドバイスするお便りがありました(^^)!長岡の公開収録(9月18日放送分)のとき、ふかわさんと真理さんの「ぁ中トロどん」の掛け声が揃わずばらけていたのでした。そのアドバイスの中身は紹介されませんでしたが、真理さんが、最初の「ぁ」を言わなければ良い、と言って、その直後にふかわさんがいきなり「ぁ中トロどん」と言ったのに見事に合わせて「中トロどん」と二人で唱和したのは見事でした。しかしそのあとは何回やっても合わず、真理さん爆笑しながらふかわさんに、アイコンタクトをしないでいきなり「ぁ」と言ってもダメだ、ともっともなご指摘をしていました(^^)。お二人仲のよろしいことで良かったよかった(^^)。
来週はふかわさんがお休みで、オイル交換してリフレッシュして来るということです。
ミシェル・ルグランの演奏した、コープランドの「フォー・ピアノ・ブルース」がかかりました 。
最後のトークで、10月末の公開収録で、ピアニストふーまんが久々に登場するかも、という予告がありました!真理さんと、あのペルトが聴けるのでしょうか、楽しみです。