すごく久しぶりにきらクラの記事を書きます。3週遅れです。(^^;)
4月9日から新年度、6年目がスタートしました。
番組ホームページのデザインが一新され、素敵なロゴとイラストになり、その話題で盛り上がりました。ステッカーとクリアファイルが新しくなったということです!
新年度の始まりは、お祝いの曲で團伊玖磨の「祝典行進曲」でした。
きらクラDON!の正解曲はランゲの「花の歌」。正解時のジングルも新しくなり、かっこよくなりました。ニアピンのジングルは不変で、一同ほっとしました。
続いて、前回のはじくらに続く話題で、ジャズのベニー・ゴルソン・クインテットの演奏する「ビーズと腕輪」の中のトロンボーン・ソロにボロディンの「だったん人の踊り」のメロディが顔をのぞかせているというお便りが紹介されました。そのあと、ボロディンつながりで流れた、ボロディンの弦楽四重奏曲第1番の第3楽章、初めて聴きましたが、すごく気に入りました。最初と最後の颯爽としたリズミカルな部分と、中間部のハーモニクスを用いた(?)ゆっくりした部分のそれぞれが素敵だし、その対比も冴えていて、現代的な感覚を感じました。これがボロディンの曲とはびっくりしました。この曲を今度じっくり聴いてみたいと思います。
はじくらは、瀧廉太郎の「花」のアレンジで、オイゲン・キケロの「hana」でした。
ブラームスの「四つの歌」作品17から第3曲「花作り」のリクエストがありました。長く愛好しているがラジオでは何十年に一度!しかかからない、というお便りが読まれました。「庭師」というタイトルでも親しまれているということで、美しい女声合唱曲で、僕は初めて聴きました。番組ではこの曲と、続く第4曲「フィンガルからの歌」が紹介されました。
検索したら、詳しい紹介記事がありました。伴奏がホルン2本とハープという珍しい編成だそうです。
http://jb098.blogspot.jp/2016/04/4-op17.html
さてさてBGM選手権、今回のお題は、金子みすゞの「次からつぎへ」でした。4枠採用。
ドヴォルザーク 「ユーモレスク」(額田王さん)
オルフ 童話オペラ「 月」から最後の場面 (熱帯凸柑さん)
チャイコフスキー 「くるみ割り人形」から「金平糖の踊り」(ギターおばさんさん)
ヨハン・シュトラウス2世 「南国のバラ」 シェーンベルク編曲の室内楽版(弦楽四重奏、ピアノとハルモニウムによる演奏) (春風亭P子さん)
ベストは、朗読された真理さんの決定で、オルフの「月」でした。やさしくあたたかい雰囲気にあふれていました。他の作品もそれぞれにとても良い雰囲気のBGMでした。「南国のバラ」のシェーンベルク編曲版は、いつもこちらにおいでいただいている快調家族さんの選曲です。ハルモニウムの音色がとても素敵でした、おめでとうございます!この編曲版は、たまたま昨年実演に接しました。マーラーの交響曲第4番の室内楽版の演奏会のときに一緒に演奏されたもので、とても良い体験でした。
それから「金平糖の踊り」と言えば思い出すのが、かなり以前どなたかが、さそうあきらさんの「ミュジコフィリア」に投稿されてベストに選ばれたときのことです。あのBGMはすごい化学反応で、見事でした。
番組ではこのあと、きらクラご無沙汰合唱団の計画が持ち上がり、そのテーマ曲としてエルガーの愛の挨拶が選ばれて、さまざまなアイデアを募集することになりました。
続いて、吉野弘作詞、高田三郎作曲の、女声合唱組曲「心の四季」から「風が」が紹介されました。詩情あふれる歌詞と曲でした。
ここでまた話題は一転し、グレゴリア聖歌の「怒りの日」のリクエストがあり、これをモチーフに使った曲の中からベルリオーズの幻想交響曲第5楽章、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」の第7変奏、イザイの無伴奏バイオリンソナタ第1番の第1楽章が紹介されました。この「怒りの日」クラシック、沢山あるでしょうから、シリーズで少しずつ取り上げてくれたらいいなと思いました。
今年度から番組が5分短縮されることに合わせてか、真理さんとふかわさんの好きな曲が今年度からは交代で紹介されるそうです。今回は真理さんの好きな曲、先日亡くなられたスクロヴァチェフスキさんが、読響と演奏したチャイコフスキーの弦楽セレナードの第一楽章がかかりました。スクロヴァチェフスキさんのご冥福をお祈りします。