4月23日のきらクラです。
今回は愛の挨拶のアイデア提案のお便りから始まりました。真理さん、「ふかわさんに指揮棒をプレゼントしたい」。ここでいーともさんの歌詞が一部読まれました。きらクラの公開収録を関西に招く歌詞でした(^^)。ふかわさんは「やすい言葉で足踏みしてください」と注文つけてましたが、何はともあれいーともさんおめでとうございます!。
最初の音楽は、スコット・ジョブリン作曲の「メイプルリーフ・ラグ」、ペルキュシオン・クラヴィエ・ドゥ・リヨンという人たちの演奏で、木琴・鉄琴そのほかの打楽器で、子供がおもちゃで遊んでいるみたいな、すごく楽しい演奏でした。
きらクラDONの正解は、ハチャトゥリアンの組曲「仮面舞踏会」からワルツでした。引退発表した浅田真央さんが使った曲ということでタイムリーな出題でした。かつて魯山人の「納豆の茶漬け」のお題のBGM選手権で選ばれたことが頭から離れないという投稿もありました。あれは本当に強力なBGMでした。ハチャトリアンのお葬式で出棺のときにこの曲が流されたそうです。
ニアピンがふたつで、ショスタコーヴィチのジャズ組曲からワルツと、メリーポピンズからチムチムチェリー、ふたつとも仲良くステッカーをゲットしました。
ここで本日のゲスト湯山玲子さんが登場です。父親の作曲家・湯山昭さんへの反発で、音楽でもなんでも最先端のものに興味があるというお話でした。湯山さんは、「爆音クラシック」という、クラシックの新しい聴き方を提案する企画(トーク&リスニングの会)を月1回、5年にわたって続けているそうです。今年2月に行われた爆音クラシックの生音企画の音源が紹介され、テクノのDJのジェフ・ミルズさんという方が作った管弦楽曲が流れました。ラジオで聴いている限りでは、普通の現代音楽とどこが違うのかわかりませんでしたが、ミルズさんが打楽器の即興で参加していたということです。
湯山昭さん作曲の「子どものための交響組曲」から 第3楽章 「都会の子ども」が流れました。
続いて特設コーナー「湯山玲子Presents 勝手に選曲」で、湯山さんがクラシックの曲を選ぶという試みがありました。浜田省吾の「J.BOY」が好きな人にバッハの無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番からシャコンヌ、吉田美和の「未来予想図2」が好きな人にショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」、三波春夫の「世界の国からこんにちは」が好きな人にジャルスキーの歌うヘンデルのオペラ「アルチーナ」からアリア「ヒルカニアの岩窟に」が選ばれました。
リクエストで、反田恭平さんのピアノによる、シューマン作曲、リスト編曲の「献呈」が流れました。
続いてはじクラは、パッヘルベルのカノンを元とする、戸川純とヤプーズの「パンク蛹化の女」でした。
ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」が流れたあと、いよいよBGM選手権。
今回のお題は、湯山玲子さんの書かれた「女ひとり寿司」からの抜粋で、松輪のサバ寿司のおいしさを語る文章でした。3枠採用。
ショパン作曲「序奏と華麗なるポロネーズ」(ごまちゃんの旦那さん)
ムソルグスキー作曲、リムスキー・コルサコフ編曲交響詩「はげ山の一夜」(ジャック天野さん)
バッハ作曲「シンフォニア11番ト短調 BWV797」グールドの演奏指定で。(弘法も木から落ちるさん)
はげ山の一夜は、おいしさの衝撃に的を絞った作品で、インパクトありました!ジャック天野さんまたまたおめでとうございます!湯山さんがおっしゃるには、名古屋にこういうお寿司屋さんがあるそうです。むそるぐすしー、あるいははげやまずし、何やら恐ろしげですが、名古屋に行ったら一度は食べてみたいです。
グールドのバッハは、湯山さん的にはもっと本能的官能的な音楽があうのでは、と言うコメントでしたが、音楽を器にみたてた落ち着きある大人のセレクションで、なかなかに素敵と思いました。
ベストは驚きとおいしさの広がりを官能的に現すショパンでした。湯山さん絶賛でした。
湯山さんの好きな曲として、リヒャルト・シュトラウスの「4つの最後の歌」から第1曲「春」が流されました。
湯山さんの今後の予定で、爆音クラシックの次の会が、4月25日火曜日に代官山のライブハウスで、指揮者の坂入健司郎さんをゲストに招いて行うということでした。坂入健司郎さんの指揮された、今年1月のアマオケのマーラー3番は、信じがたいほど素晴らしい音楽でした。今28歳、若き天才指揮者坂入さんのトークなら聴きに行きたいと思いましたが、仕事で行けませんでした。どんなお話になったのか、興味あります。
本日最後の音楽は、ショパン作曲、タレガ編曲 ノクターン 作品32第1、福田進一さんのギターで流れました。
○おまけ:サバのBGM
おまけに、「女ひとり寿司」に僕が投稿した曲を書いておきます。おまけですから、忙しい方は読まないでおいてください。
今回のようなグルメお題は、苦手です。ワタクシ何食べてもおいしいと思うので、味の微妙な違いはわからないのです(^^)。松輪のサバなんて全然知らなくて、ラジオで聴いたときは「松葉のサバ」と聞こえて、サバを松葉にくるむのかと思いこみました。番組が終わった後に、この記事を書くために検索して、初めてそうじゃないということを知りました。そういえば昭和歌謡がありましたね、女性デュエットで「まつわー、」とか歌うやつ。当時はまさかサバの歌だなんて、まったく知りませんでした。。。
サバそのものは大好きです!セ○ンイレ○ンのサバがおいしいのです!焼いてあって、電子レンジで50秒チンするとすぐ食べられて、骨が全然なくて、あぶらが乗っていて塩加減もよく、お昼のおかずに相当な高頻度で食べています。僕は職場の方々から、「ミスターサバータイム」と呼ばれているらしいです。でもお寿司では、しめ鯖はそれほど好きじゃなくて、あまり食べません。生サバは、某回転寿司で一度食べました。甘みがあってすごく美味しかったです(ワタクシの基準です)が、それ以来食べたことありません。
こんな僕ですのでBGMを考えても考えても、サッバりわかりません。もう仕方がないのでサバサバと開き直り、選んだのは古楽です。
ヨハン・ヘルマン・シャイン作曲の「音楽の饗宴」組曲第16番から第3曲クーラント。
魚肉の策、じゃなくて苦肉の策でした。演奏指定をしました。動画サイトにはその演奏がなくて、他にいいのがないので貼りつけません。一応僕の指定した演奏を書いておきますね。エスペリオンXXです。エスペリオンXXといえば、指揮はもちろん皆様ご存じ、ジョルディ・サバール。