きらクラ!6月30日出題のBGM選手権は、伊東静雄の「わがひとに与ふる哀歌」でした。難しい詩で、細かなことは良くわかりませんが、「わがひと」に真摯な愛を投企して前向きに一緒に進もうとする作者の営み、しかしそれにもかかわらず「太陽の輝き」を得られないが故の「哀歌」なのかな、と思いました。
そこで静かな中に厳しさをたたえ、しずしずと進んでいく音楽として、ジェラルド・フィンジの「前奏曲」ヘ短調 作品25をあててみました。今回、この曲がBGMに採用されました! 実に久しぶり、多分2~3年ぶりのBGM採用で、とてもうれしいです。
この曲は動画サイトには沢山あります。これはヒコックス盤です。森の小径、動物たち、落日。。
https://www.youtube.com/watch?v=bvHgwVQjt_k
それから、今回(7月7日放送)のきらクラも、素敵なお手紙、素敵な曲がいろいろと流れました。
中でも、還暦で退職を迎える特別支援学校の先生からの、「何歳でも構わない、今日のこの時を精いっぱい一緒に喜んでくれる子供たちから、忘れられない最後の年のすばらしい還暦祝いの思い出をもらいました」というお便りと、その方からのリクエストの合唱曲「こころの中にきらめいて」が、とても心に残りました。
最後の、真理さんの今日かけたい曲、シャブリエのオペラ・ブフ 「エトワール(星)」から アリア「星のロマンス」も、初めて聞く素晴らしい曲でした。七夕にちなんで星の歌ということでした。世の中、素敵な曲が、数えきれないほど本当に沢山、まさに星々のようにありますね。