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テーマ:特撮について喋ろう♪(4681)
カテゴリ:巨大ヒーロー
1971年、宇宙からの侵略者の送り出す怪獣と ネヴュラの星のヒーローの戦いを描いた 特撮テレビドラマ「スペクトルマン」 このスペクトルマンの制作経緯は ピープロが新しい特撮番組としてフジテレビに 「豹マン」「ジャガーマン」といった 企画を提出していたがスポ根ブームの中 特撮番組は当たらないと見られ通らなかった。 特撮プロデューサー兼漫画家のうしおそうじは 映画「猿の惑星」を見て、ある企画を思いついた。 それが「宇宙猿人ゴリ」である。 ピープロは早速「宇宙猿人ゴリ」の パイロットフィルムを制作した。 この段階でのゴリは完成作品でのラーの着ぐるみを 使用しており、ゴリラが主人公という事が難題と見なされ シリーズ化は微妙だった。 しかしフジテレビはTBSと円谷プロが 「帰ってきたウルトラマン」の 企画を打ち出している事を知り この企業戦争に打ち勝つ為、これに先んじて 新年早々からの放映開始に間に合わせる条件で ピープロにGOサインを出した。 だが、フジテレビが「宇宙猿人ゴリ」の放送枠として考えたのが 土曜日19:00で、裏番組に「巨人の星」が 放送されていた時間帯である。 この枠は実写で空手ドラマ「紅い稲妻」を放送していたが 「巨人の星」には勝てず打ち切りによって 急遽「宇宙猿人ゴリ」の制作を決定させた経緯があった。 しかしこの時点で既に1970年11月末であり 放送開始まで1か月しかなく 辻真先が一晩で第1話・2話のシナリオを執筆、 結果として準備期間わずか数週間の慌しいスタートとなり このため初期はパイロットフィルムの流用を含め かなり粗い作りになっている。 その後もウルトラシリーズなどに比べ 格段に少ない予算であり光学合成など 出来ない制作環境であるものの それでも人気シリーズとなり第15話放送時には 「巨人の星」の視聴率を追い抜き放送も延長された。 ちなみにパイロットフィルムに登場する 蒲生譲二役の俳優は諸説あるが うしおは一時、団時朗であると断言していた。 しかし団時朗はパイロット版で蒲生を演じた事を否定し 成川も別人だと断言しており このパイロットフィルムはアミューズより発売された DVDに収録されており、これにより団時朗とは 別人である事が確認できる。 また成川は自身の起用の経緯についても うしおが「マグマ大使」でマモル役を演じた 江木俊夫がジャニーズ事務所に所属していた縁で メリー喜多川に頼んで紹介して貰ったものである。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 甦れ!スペクトルマン!40余年の時を経て惑星ネヴュラよりスペクトルマン帰還!スペクトルマン(パイロット版)【2013年7月末日発送商品】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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