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カテゴリ:プロレス・格闘技
インターナショナルヘビー級王者・力道山 PWFヘビー級王者・ジャイアント馬場 UNヘビー級王者・アントニオ猪木 日本の代名詞である名レスラーがかつて巻いた この歴史的なチャンピオンベルトを 全日本プロレスはひとつに統一する計画を発表した。 選手たちの意思を通して 1988年4月15日、大阪府立体育会館 インターナショナル王者のブルーザー・ブロディと UNヘビー級・PWFヘビー級の二冠王者である 天龍源一郎との間で史上初の 三冠ヘビー級王座統一戦が行われた。 しかしブロディの計算高いレスリングスタイルと 天龍の本気で激しい戦いが噛み合わず 両者リングアウトで王座の統一は実現しなかった。 そして統一戦2回目となったのは半年後の 10月17日、広島県立体育館 ブロディを破り第18代インター王者となった ジャンボ鶴田と、天龍を破り第27代UNヘビー級と 第14代PWFヘビー級の二冠王者となった スタン・ハンセンの間で王座統一戦が行われた。 しかしここでも鶴田の天才レスリングスタイルと ハンセンのパワーで押すブルファイトが 全く噛み合わず引き分けで王座統一は実現せず。 この結果にファンが黙っておく訳がない! 1989年4月16日、後楽園ホール大会において 再びインター王者・ジャンボ鶴田と PWF&UNヘビー級王者のハンセンとの 試合が行われた。 だが・・・ 鶴田が長く試合を引っ張った挙句、 両者乱闘の引き分けという不透明決着に 当時、UWFの完全決着制度に慣れていたファンが激怒し 会場が騒然となる事態にまで発展。 この事態に鶴田は「次こそは決着を!」と マイクでアピールしたが全日ファンどころか 真のプロレスファンにまで 「帰れ!」コールを浴びせられる事になり 後楽園ホールは暴動寸前。 この大事件に鶴田は背水の陣で 二日後の4月18日、大田区体育館でジャンボ鶴田と スタン・ハンセンの間で満を持して 三冠統一戦、再々戦が行われた。 今度のルールは鶴田がエキサイトして 椅子で攻撃しようが、ハンセンが逆上して レフリーを倒して何しようが、 リングアウト、引き分け、反則決着がない 完全決着フォール制の新・全日本ルールが採用された。 即ち、反則&場外で逃げようとも逃げられない アルティメットルールでの戦いである。 このテキサス・アマリロのファンクス道場の 同級生である鶴田とハンセンの同期対決は ハンセンがウエスタン・ラリアットを 鶴田に仕掛けたが、避けられた揚句 ハンセンがロープに激突し 一瞬の隙ができたハンセンを 鶴田が片エビ固めで丸め込みフォール勝ち。 決して噛み合わない試合展開で 完全決着とは言えない勝利であったが 初代三冠統一王者となった鶴田は 「誰の挑戦でも受けてやる!」と豪語。 その先には天龍源一郎だけではなく 他団体の藤波辰巳、前田日明の名も 言葉には出してはいないものの 満面の笑みでファンに応えた。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 【中古】 ジャンボ鶴田 第二のゴング /黒瀬悦成(著者) 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.28 20:29:02
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