ルールその7~土曜のデートは水曜で締め切る
ルールその7は土曜のデートは水曜で締め切ることだそうだ。この台詞はこの本の代名詞となったくらい有名な法則である。アメリカでは証券会社がこの台詞をぱくって、「土曜の取引は水曜で締め切る」というパロディー本まで出版された。ルールズによると、土曜は常に予定をいれること、前日や当日の誘いは予定がなくても断ることとある。つまり、ここでも忙しい振りをしてなさい。といっている訳です。「ふーむ、呼ばれればホイホイついて行くのは軽んじられるのね・・。」ようするに、在庫の原理かな??あるモノを買うかどうか迷っていて、棚に一つしかなければ、多少迷っていても、これが最後?かもって買ってしまうし、欲しいと思っても棚にこんもり積んであると、明日買いに来ようと思うし。ねえ。そういえば、かれこれ数年前の独身時代を思い出した。別に法則を実践したわけではないのだが、人からの誘いを待つのにくたびれて、自分一人で行動することに決めたのだ。たしか、大晦日のことだ、いつもなら女友達と旅行にいくのだが、なぜか予定があわなくて、独りで過ごす事になってしまった。しかし、殆どの友人が結婚して正月に遊んでくれる人はいないし。あてのない誘いを果てしなく待つのも辛い。そんな訳で、独り旅を決行したのだった。確かに、年末の夜、独りでホテルに泊まるのは少々寂しかった。周りをみれば家族連れ&カップルばかりである。なんとなく惨め・・・。でも、だんだんと気持ちが切り変わっていった。お気に入りの服を着て、ホテルのレストラン(お正月なので高級ホテルを予約したのだ)で、ワイングラスを傾けながら夜景を眺めていると、なんとなく、自分は映画のヒロインになったような気がした。そして、部屋にもどると、用意してきたアロマのお香をたき、アロマバスグッズをお風呂にいれて、ゆっくり本を読んだ。「こんな静かな、大晦日も悪くないな」と思った。あれから、数年経ち、周りの交友関係もずいぶん変わっていった。今じゃ、私も一児のママである。寂しくても独りで自分と向き合う時間は大切だった。とつくづく思う。というか・・。ある意味あの時間は贅沢な時間だったなあと、育児で今は髪振り乱状態の私は思うのである。