煮すぎたうどん

【送料無料】夢をかなえるゾウ文庫版
いやー…良い本だった！最初立ち読みしてみたら、ぐんぐん引き込まれちゃって、久しぶりに本買いました。文庫化バンザイ。
まずすっごく読みやすい。行間空いたりしてるし。一人称だし。
本格読書家は「ラノベｗ」ってバカにするかもだけど、万人に読まれた方が勝ちですから。
この読み優しさは心遣いだと思った。

ベストセラーで映像化もされてましたから、ご存知の方も多いと思いますが、
是非文章でも読んで欲しい。プッ！って噴出すこと数回、泣くことも数回。

ストーリーは、冴えないサラリーマンの前に現れたゾウの神様が、一日一つ課題を課していく…という自己啓発本的なもの。
そんなに目新しい課題は無いはずなのに、どうもこの二人のテンションで語られると新鮮で「やらねば」という気がしてくる。
その理由もちゃんと中にヒントが隠されているわけで。
客商売をしている方は是非読んで欲しいな。

良い本ほど読んで新鮮味を味わって欲しいので内容バレしたくないので、ここで一旦終わります。


最近の自分はダイエットに夢中になって自分に厳しくしすぎたと思う。
食事制限もし過ぎればかえって体重が落ちなくなる事も教えて貰った。
どおりで生理前に過食すれば何故か体重が落ちていたはずだ。

極端から極端に走るので、すぐに「～ねばならない」というロープで自分を縛ります。
自分に厳しいのは一見偉いように見えるけど、それで他人にも厳しくなったりして。
お菓子食べまくる旦那にイライラしたり(笑)

読書といえば、最近話題の

【送料無料】人生がときめく片づけの魔法
を妹に借りて読んだんですが、さっそく影響うけて聞きもしないＣＤの山から２階の地獄部屋(床可視率10%)に手をつけました。
まだまだ使えるものを捨てるのは心が痛い作業でしたが、ときめきで判断したらどんどん捨てられました。

気が付けば部屋の物７割は捨てられました。
残したものに、大好きな人たちから貰った絵やプレゼントがあります。
そして厳選した本たちも。
それらを見返していたら、ときめきが留まる事をしらなかった。

いらない物で埋め尽くされた空間に、そんな大事なものを隠しておいて(ある意味見つからない安全地帯だったけどｗ)
そりゃー自分が何が大事なのか…が解からなくなるハズですよ。


たった30年ぐらいしか生きてないけど、強く思うことがあります。
『人生は気付きだ』
自分の至らない所、人の優しさ、新たな発見、どれも気付き。
気付いて、そこからがスタート。
自分を変えるのは本当に難しい。上へ上る階段はキツイ。下るのは楽なのに。
だけど、変えたときにまた何かが見える。それすらも新しい『気付き』
あらー人生って楽しいかもしれない。ずっと新しい発見だらけじゃん。

ゾウの本で、人が劇的に変わるのは『不幸』だと書いてました。
解かるわー。ずっと自分に言い訳ばかりで、人のせいばかりしてきたこの私が、
掃除を二年ダイエットを八ヶ月も続けていられるのは、妊娠中本当に辛く苦しかったから。
あの寝たきりの状況で、私は変わりたいと強く思った。
まず人の世話にならない為に、強いからだを持ち、ずっとコンプレックスだった「片付けられない」を克服したいと。

最近、めったに人を褒めない妹にこう言われたのが凄く嬉しかった。
「痩せる前はすべてに悲観的で、後ろ向きだったのに、前向きになったね。まず否定しなくなったね」

たまに育児で疲れきって、すさまじい毒や弱音吐くときもあります。人間だもの。
けどそんな自分を嫌悪するんじゃなく、ちゃんと大事にしてあげようと思います。
自分を大切に出来ない奴に、他人を大切に出来るわけないですものね。

そういえば、月並みと言われてもいいけど、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」が地味に好きなんです。
子供の時「でくのぼう」があだ名だったもんで、ずっと心に引っ掛かってる詩でした。
大人になった今、その意味が心に染み渡る。
我欲を捨て、人の為に尽くす。…はちょい難しいけども。
特に好きなところは、「いつも静かに笑っている」「褒められもせず、苦にもされず」
これは簡単なようで最も難しく、仏レベルかもしれない。

だからまず「苦にもされず」を目指したいね。出来たら会った人が「あの人ともう一度会いたい。楽しかった」と思われるような人になりたい。