カテゴリ:小説
川口オートへ行ってきた。
なんつーか遊びに行くあるいは勝負に行くというよりも様子を見に行くという気分が強い。 つまりは気合いが入っていないということなのだが。 儲けようというより損しないように遊んでいる。 それが長く続けるコツとは思うけれども、淋しいことではある。 『小説の自由』が読みかけなので持っていきたいところだが、如何せん厚過ぎて重すぎるので、文庫本の『物語が、始まる』(川上弘美)を持参。 川上弘美の小説を読むのはこれが初めてで、短編4篇のうち一番短い『トカゲ』をレースの合間に読んだ。 びっくらした。 それで表題作の『物語が、始まる』も読みだして、帰りの電車のなかで読了。 これもびっくらした。 伊達や酔狂で現代を代表する作家ではないやね。 ところでいままで川上弘美を読む気がしなかったのは、理由のひとつが名前だった。 字画が少なくてスカスカなんだよね。川も上も弘も。 なので、と言っても何がなのでなのかよくわからないが、いままで読む気がしなかった。 食わず嫌いはよくないなと思った次第。 試し食いしても駄目だったのが島田雅彦。 『僕は模造人間』を刊行当初の買ったが、どうしても読み通せなくてぶん投げ。 しかし一作だけで判断するのもと後年『君が壊れてしまう前に』を買ったがこれも駄目。 どうにもこうにも文章に乗れない。読むのが苦痛なだけでぶん投げた。 もう二度と手に取ることはないだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月15日 22時03分42秒
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