2005年・秋季G1戦線(ディープインパクト)~その2~
【聖域】とは?グレード制の申し子、大指標馬=シンボリルドルフの戦歴そのものと、捉えてもらっていいかも。競馬には掟が存在している。「勝つにはこうしなさい」や「こうしては駄目!」と、後輩達の指標馬となっているのがシンボリルドルフ。そのルドルフの示した掟を破ろうとするものには、鉄槌(未連対にしてしまう)を与え、その競走を万馬券決着にしてしまう…。それが【シンボリルドルフ超え理論】『無敗で三冠を制覇する事は、【聖域】に抵触している?抵触していない?』こそが、“衝撃の怪物君”への最大の関心事であり、最大のテーマだ。無敗で登場した古馬初対決戦となるジャパンCにて、カツラギエースの3着馬となり、初めて未連対を味わった皇帝=シンボリルドルフ。そのジャパンCに、“衝撃の怪物君”が、ルドルフと同じく【無敗の三冠馬】として登場するのか?世間の期待通り(無敗の三冠馬)に事が進めば、それはあまりにも踏み込み過ぎ(やり過ぎ)ていると思うのだが…。「【聖域】?何だそれは?」な競馬ファンは、それこそ《単勝1番人気・無敗の三冠馬》でジャパンCに登場でもすれば,『頭鉄板!古馬と外国馬を一蹴して四冠達成だぁ~っ』と、叫ぶんだろうな…。