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テーマ:ニュース(100167)
カテゴリ:時事あれこれ
どうにも最近彼の国が騒がしい。 先日、北朝鮮が核実験を実施したと発表してから3日が経ちました。 日本にとっては国家ぐるみで散々迷惑を蒙っており、なおかつ今後の危険性について考えを 及ぼした際、”キ○ガイに刃物”的な発想で恐怖したのは私だけではないでしょう。 尤も、北朝鮮以外の核保有国の正当性についても大いに疑問であるし、既に持っている国が 持っていない国に対して不拡散を要求するというのも実際ヘンな話です。 っつーか、インド・パキスタンは結局大したお咎めもなく”核保有国”の仲間入りしちゃって ますが、これをして不公平であるという主張には一応の筋は通っていると思います。 もちろんだからと言って北朝鮮の行動を正当だと言っているわけではなく、特に我が国が 最も被害を受ける可能性がある以上、声を大にして反対していくのは当然であります。 中国はこれまで6カ国協議やその他北朝鮮の問題に関しては最も影響力があるとして自国の 外交カードとしても十二分に活用してきた感がありますが、ここへきて完全に彼の国にコケ にされているのはその影響力の低下というよりも、ある程度は米国側に擦り寄らざるを得ない 政策の所以ではないかと思います。 いずれにしても面子を潰されたことには変わりなく、対北朝鮮への批難決議に関しても、 具体的な制裁を含めて容認する方向の発表をしたという事実は、これまで中国に何度も煮え湯 を飲まされている我が国にとってはよい流れなのではないかと思います。 「北朝鮮のミサイルは我が国を狙ったものではない」 などの能天気発言を繰り返してきた韓国のノ・ムヒョン政権も、金大中前政権から踏襲した 太陽政策という名の無策が最早何の効果もなかったことを思い知らされ、ここに到って漸く 対北朝鮮政策の転換を計る構えを見せています。 北朝鮮の発表直後は、識者のコメントからも動揺が感じられました。 やるぞやるぞと言いながら交渉を有利に運ぶのは彼の国のお家芸ですし、多くの方はその 技術力も含めて核実験実施にはおよばない(技術的に無理)だろうという考えだったのでは ないでしょうか。 一部報道も「本当に成功したのか?」と疑問を投げかけていますが、私個人も実は成功して いないのではないかと思っています。 尤も、我が国は成功か否かに関らず、実施したと公式に発表したことにこそ制裁の根拠が あるという主張であり、この動きが全世界的に広まれば本当に体制崩壊の可能性もあること を認識している風であります。 その具体的内容とは、 (1)北朝鮮からの全品目の輸入全面禁止 (2)北朝鮮船舶の全面入港禁止 (3)北朝鮮国民の原則入国禁止 であるが、この程度はむしろ当然というか、日本海に撃ちこまれた7発のミサイルの部品 9割が日本製であった、という情報もある中、逆にこれらがいまだに行われていなかった ことに驚きを感じるものである。 北朝鮮に対する制裁は、日本単独ではなく全世界的に連携して行うことが最も大事かと思い ますが、その際に注意しなければならないのは本当に体制が崩壊するまで追い詰めては いけない、ということではなかろうかと思います。 万が一体制が崩壊したとして、その後の混乱は暴発以上に凄まじいものになろうことは容易 に想像されます。 独裁者に迫害を受け続ける北朝鮮の一般国民には気の毒ですが、海を越え、大挙して我が国 に押し寄せられる事態だけは心底勘弁していただきたいと願う今日この頃。 北朝鮮人権保護法などという恐ろしい法効力が発動することがないように現体制を生かさず 殺さず維持するか、あるいは日本と完全に無関係なところで、朝鮮半島のみで統一事業を 完遂させていただくようお願い申し上げたい。 正直、わけのわからん国にこれ以上振り回されるのはもううんざりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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