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テーマ:ゲーム日記(30980)
カテゴリ:社会人のゲーム事情
所謂FCから入った古参ゲーマーは、「モンスターワールド」というタイトルを聞いて もあまりピンとこないかと思います。 ところが「高橋名人の冒険島」なら名前ぐらいは記憶の端にあるのではないでしょうか。 あるいはPCエンジンユーザーなら「ビックリマンワールド」のタイトルも同様です。 セガ製「モンスターワールド」シリーズは、もともと「ワンダーボーイ」という典型的な ジャンプアクションゲームのサブタイトルとして登場し、その統一された世界観のものを シリーズとしていますが、シューティングゲームである「モンスターレア」も含まれたり と、正確なところがよく分からないという方も多いのではないでしょうか。 今回、「セガエイジス」シリーズ第29弾として発売された「モンスターワールド コンプリート コレクション」において、ほぼ網羅され初めて体系的に整理されたことは 意義があると思われます。 例えばMDで発売された「モンスターワールドIII」は、サブタイトルに「ワンダーボーイ V」と冠されていて訳が分からなかったり、続編である「~IV」は女の子が主人公の為 「ワンダーボーイ」シリーズに含まれなかったりと無駄にややこしいのですw 更に、権利関係もややこしく、基本的に「モンスターワールド」の商標はセガが有している のですが、ゲーム自体は別の会社に権利があり、為に冒頭で上げたような、まったく関係 ないタイトルで複数発売されていたりするものですから、私でも本シリーズの全貌は、 本作によってようやく明らかになった観があります。 従って、80年代からゲームに触れられた方は、どんな形であれ一度は経験された可能性が 高く、キャラクターを差し替えられたものでもその汎用性の高さからさほど違和感なく プレイできたのが特徴であると言えます。 本作では、それら別タイトルを除く、海外版や移植版も含めてシリーズ16作が収録された 大変お得な内容となっています。 ゲーム部分はエミュレーター系のベタ移植とは言え、1本あたり\200以下とコスト パフォーマンスも非常に高く、資料的にも充実しています。 個々のタイトルについての詳述は避けますが、やはり注目はシリーズ最終作にして最高の 完成度を誇るMD版「モンスターワールドIV」でしょう。 個人的には、アクションRPGというジャンルのひとつの完成形と断言しても言いすぎ ではないと確信しています。 とにかく、この一作だけでも値段分楽しめることは疑いありません。 MD版がプレミア化しているのも、単純に流通した総数の問題だけではないことが、一度 プレイすれば分かると思います。 昨年発売の「テトリスコレクション」から久々の「セガエイジス」シリーズ。 本当に近作はどれもこれもいちいち”痒いところまで手が届く”仕様になっていて感無量 なのですが、願わくばもう少し発売頻度を上げていただきたいところ。 発売時期は未定ですが「ベアナックル」に個人的には期待しています。 近日予定の「ファンタシースター」は、テキストアドベンチャー含めて、内容的にすべて 実機でプレイ可能な状態なのであまり興味はないですし、「ギャラクシーフォースII」 もSS版あるからベタ移植だけならどっちでもいいかな、と。 ま、どっちみちシリーズ全制覇している私は買うのは買うんですけどねw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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