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テーマ:特撮について喋ろう♪(4719)
カテゴリ:特撮趣味
昨日に引き続き「怪奇大作戦セカンドファイル」の感想を。 一部故実相寺昭雄氏が脚本を手がけたエピソードということですが、構成が甘く、オチも いまいち釈然としなかったりで、シナリオ的にはあまり評価できる内容ではありません でした。 「昭和幻燈小路」という少々狙い気味のサブタイトルもそうですが、現実と幻想の狭間、 昭和という時代にノスタルジックな感傷以上に、時代そのものへの憧憬の方が強く感じた のが正直なところ。 しかしながら、ブームと言ってしまえば語弊があるが、昭和のビジュアルイメージは既出の 映像作品で出尽くしている観があり、あえて”怪奇大作戦”でやらなくても、と思って しまうわけです。 有り体に言えば、映像的にちょっと豪華な「世にも奇妙な物語」のテイストなんですね。 ここで尤もらしく、”怪奇大作戦”の定義について語るのは、あくまで私個人の主観に 過ぎませんし、そのこと自体に意味があるとも思えませんが、あえて言わせていただき ますと、超常現象だの何だのという、科学以外の結論を持ってきて欲しくないわけですよ。 本エピソードのオチもいわゆる完全に非科学的な論拠でもって締めくくっているわけでは ありませんが、すべてを説明するにはいかにも薄弱であるし、根本的な矛盾については ウヤムヤにしてしまっているのが非常に残念な気がするのです。 旧作は故実相寺昭雄監督の名作「京都買います」同作品のみならず、特撮作品の中でも とりわけ完成度が高い本作。”怪奇大作戦”を語るのに、本作は外せません。 あと「青い血の女」もオススメ。浜村順の怪演に、不気味すぎる人形は必見です。 屈指の名作「京都買います」が収録されているのはこちら ↓↓↓↓↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 18, 2012 02:25:47 AM
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