かごむすめ

[ムスコ] カテゴリの記事

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• 生まれついてのスタイリスト

  靴屋に行った。ムスコの靴が小さくなってきたからだ。先月末から歩き始めたムスコ。靴底は柔らかいほうがいい。サイズと柔らかさの条件が合った靴でも、ムスコはデザインが気に入らないと手で払いのけ、試着さえしようとしない。逆に、ムスコが気に入ったデザインの靴は小さくて（今の靴と同じ大きさ）確かに履くことはできるが買うわけにはいかない。結局サイズと柔らかさとデザインすべての条件を満たす靴はなかった。気に入った靴を買ってもらえず泣いて駄々をこねるムスコを抱きかかえ店を出たとき、「さすがクロヒョウ、1歳9ヶ月にしてこのこだわり！」とあきれてしまった。（ムスコは動物占いでクロヒョウ。ちなみに私はサル。ツレアイもクロヒョウ。）

  February 15, 2004

• 乳幼児　寝かしつけの裏ワザ

  1歳9ヶ月のムスコは、寝つきは悪いほうではないが、特にいいわけでもない。今でも抱っこして揺すって寝かしつけているので、個人的には「背中をトントンして寝かしつける」というのに憧れている。1年5ヶ月の浅い経験ではあるが、寝かしつけやすい部屋の状態について気づいたことがいくつかある。１．蛍光灯の光はＮＧ。明るすぎると眠らないのは当然だが、あからさまに電気を消すと　かえって警戒してしまうので、我が家では電球二つのところを一つにするくらいにとどめている。ただし、必ず白熱球の照明にしている。蛍光灯はどうやら刺激が強すぎるらしい。以前、ひいおばあちゃんの家に泊まったとき、抱っこして揺すっても全然寝ない（というか大泣きして止まらない）のでホトホト困り果てた。ひいおばあちゃんの家の照明は、まぶしいタイプの蛍光灯（食卓のご飯が真っ白に見えるやつ）だった。２．輻射熱の力を借りる。我が家では、ガスストーブと電気ストーブで暖を取っている。エアコンもあるが、冬はお休み。ガスストーブを全開にしてムスコをあぶると、目がトロ～ンとしてきて、自然と眠くなる。例えていうなら春の日差しでポカポカという感じだろうか。冬の間しか使えない手だが、かなり重宝する。ただし、あぶっているほうのこちらも眠くなってしまうのが難点。

  February 13, 2004

• 直立二足歩行による人類の急激な変化

  先日の夜泣き以来、熱っぽく　だるそうにしているムスコ（1歳9ヶ月）。中耳炎などの病気が心配で、今朝一番で小児科に行った。中耳炎ではないらしいが、よくわからないので、様子見ということになった。理由のわからない夜泣きの場合は、まずヘルニアが考えられるそうだ。泣いたらすぐに股間が腫れていないか確かめてくださいと言われた。とりあえず、このところ気になっていた目やにのお薬をもらい、一安心した。病院から　ろう学校に直行したが、ちょっと遅刻してしまった。「医者に行ってきた」と担任の先生に話したら、「知恵熱じゃない？」と言われた。確かに、15日前に歩き始めたムスコの脳みそは明らかにシワが増えている。人類が直立二足歩行により急激な進化を遂げた過程はこうだったのかと思うほどである。今日もムスコの大泉門は湯気が出そうなほど熱っぽい。なるほど知恵熱なのかもしれない。

  February 12, 2004

• これも恋？

  歩いて20分くらいの公園にミウちゃんファミリーと行った。ムスコ（1歳9ヶ月）は家を出る前ぐずっていたくせにミウちゃんの写真を見せたら　すんなりと外に出た。待ち合わせの場所に着くまでの間も暴れていたのに、ミウちゃんに会ったら急にイイ子に早変わり。それから公園までの道のり、ムスコはずーっとおとなしかった。そう、ムスコはミウちゃんが大好きなのである。（実はミウちゃんママのことも好き）ミウちゃんはムスコと3ヶ月違いのメチャ美少女。「バービー人形みたい！」って言う人もいるくらい。指も細くて、柔らかい。そして、1歳半だけどもう女の子なの～。髪の毛をかき上げるしぐさとか、そのときの目線とか、色っぽいわけよ。いっぽう、我がムスコは、公園に着くなり転げ回って真っ黒になり、犬のしつけを見ては「オー！」（犬を飼ってる人が集まる公園なので）鳩にパンくずをやっては「うわぁ～」ボールを蹴っている小学生くらいの女の子をじーっと見つめるなど、男の子ムキ出し。ミウちゃんが2～3歩あるく間に10歩くらい移動してる。あ～いいなぁ女の子。

  February 11, 2004

• 寝た子を起こす

  1歳9ヶ月のムスコは、最近（ほんとに最近）、夜中起きることなく眠っていられるようになった。（だいたい9時～7時くらい）それが…昨晩は8時半に寝て、「疲れてたのかな？」と思っていたら、頻繁にヒーヒーと泣き、11時には完全に泣き出して、じだんだを踏んでいる（寝ながら）。抱きあげても、体をのけ反らせて嫌がり、泣きやまない。下ろしてもダメ。突然でビックリしたし、あやそうとしても目をそらされているような気がして、怖かった。「このまま治らなかったらどうしよう…」って。1時間後にいったん眠ったものの、布団に下ろしたらムックリと起き上がり、絵本に突進していた。（眠気覚ましに絵本？）さらに1時間後、ようやく眠り、布団への移植も無事成功した。中耳炎のセンも疑っているが、とりあえずは「悪い夢でも見た？」ってことになっている。今日は大丈夫かなー？

  February 10, 2004

• 

  オリジナル・ベア続報（画像あり）

  昨晩届いた50cm　1598gのクマのぬいぐるみ。 今朝、ムスコ（1歳9ヶ月）に抱かせようと見せたところ、拒否された。77cmのムスコにとっては大きすぎなのか？ただ、スタイ（よだれかけ）を気に入ったらしく、「オレにくれ」と要求するので着けたところ、結局、夜になって寝るまでずーっとしていた。スタイには名前と生年月日と出生体重が刺繍してある。散歩のとき、小学生の男の子たちのグループに突進していったら、「おっ、○○っていう名前なのかー」と言われていた。これをしていれば、デパートや遊園地で迷子になっても、「△歳の○○ちゃん」が一目でわかる。けっこう便利かも。

  February 8, 2004

• オリジナル・ベア

  ちょっと恥ずかしいのだけど、ムスコ（1歳9ヶ月、8700g）は今でも粉ミルクを飲んでいる。退院したときから　ずっと同じメーカーだ。缶裏のシール（品質検査証）を集めて送ると、クマのぬいぐるみがもらえるというので応募した。ムスコが生まれたときの体重（1598g）にカスタマイズしたベア本体に、名前・誕生日・体重を刺繍したスタイをつけた世界で一つのオリジナル・ベア。応募用紙受付後2～3ヶ月かかるということだったが、実際はもっとかかった。身長は50センチで統一されているので、見た目はちょっと大きい感じがする。でも、かわいい♪手触りもイイ。抱っこしたり、ハイ＆ローチェアに座らせてみたりした。明日の朝、ムスコが起きたら抱っこさせてみよう♪ムフフ、楽しみ！

  February 7, 2004

• 日本列島　列車大行進

  ムスコ（1歳9ヶ月）は教えたわけでもないのに乗り物が好きである。自然と「ブーブー」と言い始め、電車を見せると喜んでいる。そこでツレアイが「日本列島　列車大行進」なるものを買ってきた。果たしてこれが大ウケ。飽きることなくずーっと眺めている。「テッチャン」って言うんだよね、鉄道マニアのこと。なるのかな…？

  February 5, 2004

• 音とカードの関係

  ろう学校で、担任の先生が「ＣＤサウンド・カード」というのを貸してくれた。ムスコ（1歳9ヶ月、難聴児）が、いろいろなものに興味を示してマネをし、補聴器の装用効果もあるので、「聴力活用をしていきましょう」ということになったのだ。つまり、手話やサインに頼らず、なるべく音で言葉を習得するということだ。家に帰ってよく見てみると、対象年齢は3～6歳。遊び方は、カルタのようにカードをランダムに並べ、音を聞いて、対応するカードを取る、というもの。とりあえずＣＤを聴いてみるが、ムスコはスピーカーから流れる音にはあまり反応しない。それよりも、私が「ワンワン」とか「ピーポー」とか言ってやるほうがいいらしく、どんどんカードを手渡してくる。まっ、いいか。楽しければ。＊＊＊＊＊余談ですが、風邪をひいてました。ムスコと暮らすようになって、こんなにひどい症状は初めてでした。寒気がして、咳が始まって、頭痛・関節痛。それでもムスコはお休みをくれない（当たり前）。けっこうしんどかったです。

  February 4, 2004

• インフルエンザ予防接種

  朝一でよねこ姐さんの日記を読み、重い腰が上がった。今年は、ワクチンを大病院が買い占め、開業医には回ってないという話だったが、近くの内科医院に問い合わせたら、「キャンセルが出た分があります」とのこと。すぐに予約を入れ、ムスコ（1歳9ヶ月）を連れて行った。ムスコは12月中旬にインフルエンザの一回目を受けている。生まれた大学病院で検診があったついでに、強引に受けてきちゃったのである。「二回目は電話で予約してくださいね」と言われたが、先月は下痢＆嘔吐などの不調が続いていたので　そのままになっていた。「今　はやっているからね～。間もちょうど良くあいたじゃない？」センセイ、今日は機嫌がいい。饒舌だ。「今年はワクチンが買い占められちゃってね。この辺だとＫ病院かな。でもキャンセルが出てるんだよ。予約してても大きな病院で打つ人がいるから、電話で確認しているんだ」「今年はワクチン薄！」と聞いて、いろんなところに予約した人がいるんだろう。でも、いらなくなったらキチンと連絡してほしいものだ。何はともあれ、打ててよかった。しかも近所で済んでラクチン♪ちなみに注射はアッという間に終わり、ムスコは泣く暇もなかった。

  February 2, 2004

• ムスコ、1歳9ヶ月にして歩く。

  去年の3月からなので、「伝い歩き歴」は　けっこう長い。ちなみに現在76センチ、8.7キロ。今日は小児病院で聴力検査があった（ムスコは難聴）。検査そのものは、怖がってしまって　まったくダメだったのだが、耳鼻科外来の診察までのあいだ、病院のプレイルームで遊んだのが刺激になったらしい。特に、1歳2ヶ月の女の子がすたすたと歩いている姿をじーっと見つめ、彼女に対して明らかにライバル心を燃やしていた。物理的な要因としては、防寒対策にと100円均一のジョイントマットを敷きつめたことで足もとのグリップが格段に良くなったというのがある。本人もとてもうれしかったらしく、しばらく家の中を何往復もしていた。あーしかし明日からのお散歩がちょっと怖い。道路に飛び出したりしませんように！

  January 28, 2004

• 「入院生活」up!

  前回の「闘う男」が泣き顔で終わってしまったので、なごみ系の記事を入れました♪

  January 24, 2004

• 聞こえと発達の記録

  最近のムスコ（1歳8ヶ月、難聴児）の聞こえと発達の記録を書きだした。通っている　ろう学校の乳幼児教育相談（ひよこ組）に提出するためだ。所定の用紙にびっしりと細かく書いてくる熱心なママもいるけれど（手書き）、私は家でつけているノートから適当に書き写しているだけ（パソコンで印刷）。しかもサボっていたので今回は11月と12月分をいっぺんに。2ヶ月前の様子をあらためて読んでみると、興味深い。当時はよく遊んでいたものでも最近はトンとごぶさただったり。そうすると、できていたことでも今はできなくなってるのかしら？ちょうど水疱瘡からウィルス性の下痢に突入して長いこと続いた時期があって、その頃の記録は、熱がどれくらいとか、苦しそうとか、そんなことばかりで、それ以外は果てしなく排便と睡眠と授乳のことしか書かれていない。「○○って言った」、「××ができた」というたぐいのことは　まったく、一言も、一文字もない。「亭主元気で留守がいい」というキャッチコピーがあったけれど、子どもが健康でいるに越したことはない。ほんとに。

  January 21, 2004

• ふと気づいたこと

  1歳8ヶ月のムスコは難聴で、ふだんは補聴器をつけている。まだ赤ん坊なので、実際のところどれくらい聞こえているのかは　あまりわからない。聴力検査をしても、はっきりとした結果が出ないのだ。というわけで私はムスコが寝たあとで掃除機をかけたり、洗濯機を回したり横暴のかずかずを繰り広げている。「親孝行なムスコだわ」なんて思いながら。しかし今日、眠っているムスコの横で自分のふとんを敷き直していて考えた。音が聞こえなくても、振動や雰囲気を感じたりってのがあるじゃないか。明らかにふとんがバサバサいっているのに気づかないっていうのはどうよ？要するに、いっぺん寝たら何があっても起きないってやつ？こりゃー将来の女房殿は苦労するわね。…などと、遠い未来のどーしよーもないことに思いを馳せてしまったりした。

  January 20, 2004

• 闘う男

  ムスコがNICUにいたころのノンフィクション記事「サイトメガロと闘う男」をアップしました。

  January 17, 2004

• 自我の芽生えと落とし物

  ムスコ（1才8ヶ月）は難聴なので補聴器をしている。最近は、気に入らないことがあると補聴器を外し、地面／床に投げつけるようになった。大事なものだということをわかっているらしい。今日は午前中が今年初めての　ろう学校だった。久しぶりで疲れたらしく、たっぷりと昼寝をした。起きて、おやつを食べ、外に行きたがったので、「児童館に行こうかー」と家を出た。ところが児童館は閉館だった。定休日は月曜なのだが、昨日の振替休日に開館し、今日そのまた振り替えで休みだったらしい。納得のいかない様子のムスコを強引に　いつもの散歩コースに連れ戻し、最近かならず座るバス停のベンチまで行って気づいた。右耳の補聴器がない！地面を探していると、バス待ちの方々も一緒に探してくださった。「どうしたの？」「補聴器が片方なくて…」「いつからないの？」いつから　なかったのだろう？　記憶がない。バス停のそばにはないことは　すぐにわかったので、お礼を言って来た道を引き返した。目をガイガーカウンターのように左右に動かしながら。ムスコは突然の帰宅？に再び抗議。私も説明している余裕はないし…道にも、公園にもなく、どんどん家に近づいていき、ムスコは騒ぐばかり。家を通りすぎ、児童館へ向かうと、ムスコは少し静かになった。ムスコの涙を拭きながら、「泣かなくていいんだよ～」と言いつつ、泣きべそをかきそうだったのは私のほうだった。児童館の前まで戻ったが、とうとう補聴器は見つからなかった。がーん。失意の中　帰路につくと、少し進んだところで道路に何かが落ちている。ムスコの補聴器だった。さっきは見落としてしまったらしい。「あったー！　あったよー！」とムスコに見せると、何が起こっていたのか理解したらしい（何となくそんな表情に見えた）。たぶん、児童館から引き返したとき、ヤケになったムスコが捨てていたのだろう。今日は気づかなかった…私もまだまだだ。やっぱりヒモをつけておかなくちゃダメかな（ひよこ組のお友だちはつけている）。とにかく今日は見つかってよかった。

  January 13, 2004

• 理想と現実のギャップ

  1歳8か月のムスコは最近、自分をかわいがってくれる人をめざとく見つけ、すり寄って行く。今日も、児童館のお姉さんや、お友達のママのところへ　シュタタタターと高速ハイハイで近づき、お尻を突き出すような格好で　おひざの上にちゃっかりと乗っていた。私のひざにも乗ってくるが、そのときの無防備な背中を見るにつけ、「ゴルゴ13は決して他人に背中を見せない」というエピソードを思い出し、「ムスコよ…」と心の中でつぶやいてしまう。

  January 10, 2004

• おーでかーけでーすかー？

  ムスコ（1歳8か月）は手を持ってやれば　かなり歩けるようになった。最近はお出かけが好きで、上着や帽子を指差して催促する。そして、玄関を出るとき　かならずホウキを手に持つ。（玄関を掃く柄が短めのやつだ）何かを持って歩いているのがうれしいらしい。よく踏んでしまうけれど、杖にもなっているのかもしれない。いずれにしろ、歩いていると　かなり目立つ。声をかけてもらえるときもある。それがまたうれしいらしい。

  January 8, 2004

• ムスコの初恋

  1才8ヶ月のムスコは、生まれてから4ヶ月の間、入院していた。今日は、そのとき担当看護婦だったクーさんが遊びに来てくださった。クーさんは、今は別の職場で働いていらっしゃる。入院当時からムスコをとてもかわいがってくださって、私たち夫婦は、「クーさんが担当でよかったね」と何度言ったか知れない。ムスコの入院していた病棟は、面会時間が午後2時半から3時半の1時間だった。だから、4ヶ月間、ムスコの事実上のママはクーさんだったと言ってもいい。ムスコは　お客様が大好きで、来客があると過剰なくらい　はしゃぐのだが、今日は、いつにも増して甘えん坊だった。やっぱり覚えているんだね。また　たくさん会ってもらおうね。

  December 30, 2003

• こ、これってもしかして？！

  ムスコ（1歳8か月）の下痢は治ったものの、寝グ…睡眠中に排便する習慣がついてしまった。昨日の夜中も、プーンと臭ってきたので、オムツを取り替えた。汚れたオムツを始末して、さて私も寝るとするかと床に入ったところ、何やら臭う。「また　したのかな？」とお尻を嗅いでみたが、していない。いぶかしく思いながらも再び布団に横になった。すると…シーツに冷たい部分がある…鼻を近づけてみたら…く、くっさーい！！！どうやら、オムツから　こぼしてしまったらしい。ムスコが起きないように暗がりで替えてるから…安らかに眠るムスコを横目に、シーツをお尻拭きシートで拭き、まだちょっと臭ったのだが、とりあえず眠った。朝　起きた時、果たして　それはあった。ウンチの小さなかけら。私の体の下に…いま、洗濯機の中では茶色いシミがついたシーツとパジャマが回っている。とほほー。

  December 28, 2003

• クリスマスのプレゼント

  ツレアイの仕事も忙しく、クリスマスらしいことは何もしなかったのだが、ツレアイの祖母と叔母がムスコにプレゼントを届けてくれた。ムスコは非常によろこんでいた。最近ムスコは、同じシリーズの絵本を両手に持ち、見比べては「おあい（おなじ）」と言ってサインをする。これがブームだ。ころころワゴンにも同じ形で色違いのパーツが入っているので、同じ形のものを選んでは、「おあい」とやっている。ツレアイが車を作れば、「んーんー（ブーブー）」と転がしはするが、組み立てることに興味はないようだ。逆に、自分の手元にあるパーツと同じものが車に使われていると、「こわしてオレによこせ」と要求する。ムスコよ、パーツ一個一個を認識する能力ももちろん必要だが、木を見て森を見ない人間にはならないようにしような。

  December 25, 2003

• 小児病院にて

  ムスコ（1才8ヶ月）は、難聴なので補聴器をつけている。補聴器にはいろいろ種類があるが、ムスコは耳かけ式の補聴器を使っている。本体を耳たぶにかけ、イヤーモールドを耳の穴に差し込む。本体で増幅された音が、もれずに耳に入る仕組みだ。イヤーモールドと耳の穴にすき間があると音が漏れて、ハウリングを起こしてしまい、不愉快なピーという音がする。子どもは成長が早いので、耳の穴もどんどん大きくなる。それにしたがい、イヤーモールドとのすき間ができてしまう。イヤーモールドが合わなくなったら、耳型を取り直し、新しいイヤーモールドを作らなければならない。今日は耳型を取ってきた。毎週水曜日、通院している耳鼻科に出入りの業者が来るのだ。以前の担当の方は、「ハウリングがひどい」「チューブの長さはこれでいいのか」などなど神経質な私たち夫婦の要求に辛抱強くそして丁寧に対応してくれた。新しく担当になられた中年の女性は、こちらの要求を過剰だと言いたげな様子である。2ヶ月ほど前、耳型を取り直してほしいと出向くと、「まだ取って2ヶ月くらいだから、作り直す必要はない。耳型は取るけれど、再作ではなく修理ということで。その方が安く上がるし」という対応だった。結局、送り返されてきたイヤーモールドではハウリングがひどかった。しょうがないので、入れ歯安定剤用のジェルを使ってすき間ができないように工夫をして過ごした。しかしもう我慢できないので、電話で予約を入れた。担当者はいきなり、「いま来られても年内にはできませんけど」と言う。年の瀬に誰もそんなこと期待してない。さすがに今回は再作扱いになった（当然だ）。ただ、イヤーモールドは、作る人の個人差にもかなり左右されるので、あまり期待しないで待とうと思う。さて、そのあと、同じ病院内のリハビリ科に寄った。先日（17日）の1才6ヶ月検診のときに医師が書いてくれた、ムスコの発達についての紹介状（？）を持っていったのだ。ここにはムスコは言語療法で通っている。担当の療法士さんに相談しようと思ったのだが、あいにく会えず、紹介状を預けて帰宅した。しばらくして、療法士さんから電話がかかってきた。紹介状？をもらってしまい、困惑しているようだ。私は検診の際の状況を説明した。療法士さんのいちばんの戸惑いは、「ここにリハビリに来てもいいけれど、今後の定期検診はどちらの病院でするのか」ということらしかった。もっともだ。私も紹介状をもらったとき疑問に思ったので、医師に「次の検診はいつですか？」と聞いたのだった。医師は「あちらの病院にリハビリに通うことになれば、検診もあちらで受ければいいでしょう」と言っていた。そう伝えると、療法士さんは半ばあきれて絶句し、「…どちらでもいいですよ。おうちでお決めになってください」と言ってくれた。検診のことはあとできめるとして、とりあえずはリハビリのための検査の予約を入れることになった。またまた忙しくなりそうなムスコの新年である。

  December 24, 2003

• 体力回復の秘けつ

  おかげさまで、ムスコの下痢はよくなりつつある。 12日くらいからだから、もう10日。 さすがに痩せた、というか、小さくなってしまった。ちょっとかわいそう。 でも、水様便だったのがウィダーインゼリーぐらいになると同時に、食欲も旺盛になり、 ミルク（1才8ヶ月だが、いまだ飲んでいる）を飲んだうえに、ご飯を普通に食べる。 今晩は、ハンバーグとご飯とポテトサラダをモリモリ食べた。 「食べ過ぎなんじゃない？！」って心配になるくらい。 なんと、ハンバーグを手づかみで、むしゃっとかじりついた。 ああ、嬉しいような、複雑な気分。

  December 22, 2003

• 語彙の男女差

  昨夜、ムスコのお友だちの女の子（1才5ヶ月）が、クリスマス用に電飾のついた植え込みを指さして、「きえー（きれい）」と言うのを聞いて、とても新鮮だった。ムスコのコトバがこの先増えたとしても、出てきそうもない。女の子はやっぱり違うなあー。それとも私のボキャブラリーの影響かっ？！

  December 20, 2003

• DNAのなせる技？

  ムスコ、1才6ヶ月の歯科検診があった。歯みがき指導をしてから検診。下の前歯の並びが少し詰まっていると指摘されたくらいで終了。虫歯はないのか…と安心したものの、ayurin☆さんの日記を読むと白い虫歯というのがあり、また、虫歯を発見しても2才くらいまでは打つ手が無いとのことで、もしかしたら言われなかっただけなんじゃないかという可能性もなきにしもあらず。ま、3ヶ月後に再度検診をしに行こう。その後、オプションで保健士さんと栄養士さんに相談。保健士さんは若くて、かわいらしい女性だった。ムスコと私が席に着くと、まずムスコを机の上の遊具に誘った。「わあー、すごいねえ。じょうず～」とほめられて、ムスコは上機嫌。ハンドルを回してオモチャが回ったり、穴に玩具がはまったりするたび、得意げに彼女のほうを見ていた。相談終了後、栄養士さんを待っている間、ムスコを別の席で遊ばせていたのだが、何かを達成するたびに、遠くに座っている先ほどの保育士さんのほうを見る。別の保育士さんが寄ってきてくれたのだが、ムスコは無視！？その女性は「人見知りするのかなぁー？」と言ってくれたけど、実はムスコは人見知りはあまりしない。そして、客観的に言うと、その保育士さんは先ほどの方より見た目が魅力的じゃなかった…ムスコを「男なのだなあ」と思った出来事であった。

  December 19, 2003

• 難聴児のコトバ

  ムスコ（1才8ヶ月）は、難聴なので補聴器をつけている。最近、「呼べば人が振り向く」と理解したようで、「アッ、アッ」と声を出して呼ぶようになった。モノや概念と言葉（サイン）につながりがあることも、少しずつ分かってきたらしい。「ワンワン」や「おいちー（おいしい）」が出始めた。ほっぺたを手のひらでたたきながら「おいち」と言うのを聞いたときには、ものすごく感動した。これからもできるだけたくさんの言葉のシャワーを浴びさせてやろう。

  December 18, 2003

• 発育テスト

  ムスコは2002年4月生まれだから、1才8ヶ月になる。だが、妊娠9ヶ月で生まれたので、「修正1才7ヶ月」だ。今日は1才6ヶ月検診に行ってきた。本当は先月受けるはずだったのだが、水疱瘡のため延期していた。下痢が治っていなかったのだが、とにかく行ってきた。臨床心理のドクターによる発達の検査があり、ムスコはマイペースでテストを受けていた。修正年齢からみて7割ほどの発達の具合だった。別の言い方をすると、1才くらいの発達具合らしい。確かに、ムスコは、まだ歩けない。ムスコは、お腹にいるときにウイルスに感染したらしく、出生体重も1598gと小さな赤ちゃんだった。生まれた病院にそのまま入院し、4ヶ月後に退院した。予定日よりも早く、小さく産まれた赤ちゃんは、たいてい、予定日をめどに退院すると言われている。そして、その日が修正の誕生日とし、月齢を計算する。ドクターは、「6割以下の発育だと心配なのだけれど」と言って、小児病院のリハビリ科宛ての紹介状を書いてくれた。ムスコは難聴で、小児病院には、すでに耳鼻科と言語療法で通院している。どうしても行かなくてはならないわけではないとのことだが、9月に受けたMRIによれば、息子は脳に異常がなかったそうで（息子がかかったウイルスは脳の石灰化を起こしやすい）、今後は検診も小児病院で受ければいいと思っての処置らしい。ちらりと目に入った臨床心理医のコメントに「（療育をしても）効果があるとは思えないが」とあった。まぁ、たぶんムスコのあまりなマイペースぶりにあきれてしまったのだと思う。でかしたぞ、ムスコ。これからも、この調子で行こう！

  December 17, 2003

• ただいま。

  1才8ヶ月になるムスコは、ろう学校に通っている。正確に言うと、幼稚部に入る前の0才児から2才児を対象にした乳幼児教育相談（ひよこ組）にだ。今日は、ひよこ組のクリスマス会だった。先月からかかっていたロタウイルス下痢が、いったん治ったと思ったのにぶり返したようで、先週からまた水様便が続いており、今朝は行くかどうか直前まで迷ったのだが、今年最後の登校日だし、クリスマス会は年に一度しかないし、全員が揃ってのイベントなので、行くことにした。電車で行った。泊まりに来ていた義妹が、ろう学校の最寄り駅までつきあってくれて、泣き叫ぶことなく乗ることができた。朝は寝ている人もいるから神経を使う。難聴の子どもが声を出すのは推奨されるべきことだから、おしゃべりは禁じたくないのだが、公共の場だとなかなか難しい。ただのうるさい子どもだと思われてもしょうがないのだ。クリスマス会では、2才クラスのママたちによる「大きなかぶ」のビデオを観たり、手話で「世界で一つだけの花」を歌ったりした。ムスコは歌よりもCDプレーヤーのほうに興味を持ち、歌の途中でボタンを押してしまい、「世界で一つだけの花」は1回半、歌われることになった（突然伴奏が止まってしまったので、最初からやり直しになったのだ）。恥ずかしいことこの上ない。0才から2才が集まる機会は多くはないので、簡単に自己紹介をした。子どもを思い、前向きに顔晴（がんば）っているママやパパの姿を見ると、励まされる。帰りに、モモちゃんのママと、駅構内のベーカリーでお昼をした。ムスコはやはり疲れたらしく、蒸しパンをほおばったあと、ベビーカーの中でとろとろと眠りについた。モモちゃんのママと私は、自分の子どもは何を食べるのが好きとか、昼寝はいつまで一日二回していたとか、世間一般の母親の会話をし、また、子どもの聞こえのこと－－何デシベルの難聴で、どんな療育に通っているかなど－－を話した。ちょっと盛り上がったのは、ひどい病院のことだった（偶然だが同じ病院でイヤな目に遭い、転院をしていた）。医療現場における心のケアは、まだまだ遅れているようだ。モモちゃんは2才5ヶ月の女の子。まだ言葉は出ないが、いつも読んでいる絵本を読んであげると、ストーリーに合わせて挿し絵を指さす。そういう姿を見ると、「こうやって発達していくんだなあー」と嬉しくなる。こちらから働きかけると顔中で（あるいは全身で）反応してくるモモちゃんをみながら、毎日エンドレスで続く育児や家事でつい手を抜いてしまうムスコへの働きかけを反省し、できるだけのことを精いっぱいやろうと改めて思った。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊よねこ姐さん、掲示板にメッセージをどうもありがとうございました。とっても嬉しかったです。また頑張って更新しようと思いました。

  December 16, 2003

• ろう学校ひよこ組

  今日は、ムスコ（1才7ヶ月）が、ろう学校に行く日だった。ひよこ組の、0才児クラス。ツレアイの体調が悪く、一人で連れていった。ベビーカーで家を出たら、ポツポツと雨が降り始めたので、急いで家に戻った。ここでムスコは大抗議！　とにかくUターンするのが嫌いなのだ。しかし、雨に濡れるわけにはいかないので、強引に抱っこホルダーに変更。以前、抱っこで電車に乗って大泣きされたことがあるので、行きはタクシーにした。ひよこには、あーちゃんと、こうくんが来た。二人とも水ぼうそうにはかかってないらしい。よかった…（先々週ムスコがうつしてしまった可能性があったのだ）担任の先生に、たくさん構ってもらってムスコは絶好調！歌の時には全身で踊ってた♪おやつはふかし芋。柔らかくて甘くて、スプーンにすくってやると、ムスコは自分でモグモグモグモグ。帰りもタクシーかな…思っていたら、あーちゃんも同じ路線だというので（しかもウチよりずっと遠い）、ご一緒した。あーちゃんのママは聴覚障害があるのだけれど、たくさん話しかけてくれて嬉しかった。「趣味は？」とかね。ただ、私は超カンタンな手話しかわからないので、指文字で置き換えてもらったり、口の形をしてもらったり…うう、くやしいぞ！案の定、ムスコは駅に着いたあたりから口数が少なくなっていったのだが、車内では座れたので（ふたりしてシルバーシートめがけて猛ダッシュ！）目の高さがちょうどよかったのか、泣かずに過ごすことができた。あーちゃんも隣にいたしね。よかったよかった。ムスコは帰宅後、速攻で昼寝。1才児にとっては、大人の何日分もの経験を積んだ半日だったのだろう。

  December 3, 2003

• うつった、出た、治った

  さいわい、ムスコの水ぼうそうは本当に軽く済んだ。発疹は全身に10個くらいで、かゆそうだったのは1日くらい。熱も半日くらいで下がり、気が抜けてしまうほど。元気のあまるムスコと家で過ごすことのほうが大変だった。児童館にも、公園にも当然行けないから。最近は非常に軽く済む子が多いようで、ミウちゃんは発疹が2個しかできなかったそうだ。（これを聞いたとき、内心「負けた…」と思ってしまった）実は、水ぼうそうの発症と同時に下痢になっていたのだが、一生に一度の病気の前に、かすれてしまっていた。水ぼうそうが一段落してみると、一週間も水様便が続くのはおかしい、とさすがに心配になり、診察に行った。デジカメの画像で便の様子を見た医師は、「ウイルス性の下痢です」と診断。そのあと目にした「冬に気をつけたい病気」という記事に、「ロタウイルス」と出ていた。勉強不足だったなあ。おかげさまで下痢も終息へと向かいつつある。一安心と言ったところだ。

  November 29, 2003

• 水ぼうそう、その後

  ムスコは高熱も出ないし、発疹も少なく、赤黒くなりはじめている。そう言えば、薬を調剤してくれた薬局の人が「いまシッカリかかっておけば、もうかかることはないからね」と言っていたけど、軽すぎたら免疫ができないのだろうか？そしたら”かかり損”じゃん！しかも、ろう学校で菌をばらまいちゃったというオマケつき。トホホすぎる…

  November 22, 2003

• 水ぼうそう

  朝、ムスコ（1歳半）のオムツを交換したとき、おへそのところに小さな虫刺されのようなあとを発見。あれ？と思ってよく見てみると、肩、お腹、股にポツポツとある。もしや…と小児科を受診したらビンゴ！水ぼうそうだった。病気らしい病気は初めてだ。ダンドリとしては、これから熱と発疹が出て、カサブタになったら終わり。一週間くらい。その間は熱が下がっても、うつす可能性があるので出掛けられない。明後日の1歳半歯科検診は来月の予備日に行くとして、来週水曜日の発達検診が微妙だ。とりあえず予備の予約をとり、当日まで様子を見ることにした。昨日ろう学校で、うつしてないといいんだけどな…

  November 20, 2003

• ろう学校の乳幼児教育相談

  今日は、ろう学校の乳幼児教育相談（ひよこ組）の日だった。ひよこ組は、0～2歳が対象で、子どもに何かを教えるというよりは、聴覚障害のある子どもへの接し方などを親に教えるところだ。ムスコは4月生まれなので、もう1歳半なのだが0歳クラスになる。夏までは一人しかいなくて1歳クラスに入れてもらっていたのだが、ここにきて0歳児が5人に増えた。今日来ていたのは、ムスコと10ヶ月のあーちゃんと7ヶ月のこうくん。ムスコは、伝い歩きができるという点でアドバンテージをとっていたくらいで、体重も、出てきたおやつの食べっぷりも3人とも同じ。見ていてとても面白かった。あーちゃんのママは聴覚障害があり、前回会ったときお話できなくて悔しかったので、今回は手話をちょっと覚えていった。少しだけだけどお話できて、うれしかった。

  November 19, 2003

• ひいばあちゃんの家へGO!

  ムスコ（1歳半）を連れて、ひいおばあちゃん（私の祖母）の家に遊びに行った。車で1時間半くらい。ムスコがこんな遠くに移動するのは初めてだ。1600g足らずで生まれ、4ヶ月間NICU，GCUに入院していたので、あまり連れ歩いていなかった。昨冬はほとんど家から出なかった。1歳になった4月、父方のひいおばあちゃんの家に初めてお泊まりし（車で小1時間のところにある）、7月からは、ろう学校に通い始め、電車にも乗ったりして、だんだん下界（！）にも慣れてきたところだ。というわけで、念願のひいばあちゃん宅訪問を決行したのだった。今日は幸いポカポカとしたいいお天気だった。車内で眠っていたので、目覚めたら知らないところにいたムスコは、最初、かたまっていた。しかしそのうちにリラックスし、「アー、ウー」と声を発し始め、棚を開け食器を出し、鍋を開け、トースターをいじり、シンク下を開け…と、どんどん移動していった。我が家の棚にはストッパーがついているし、トースターはムスコの手が届かない高いところに置いてあるが、ひいばあちゃん家は無防備だ。すべてが白日の下にさらされ、おばちゃんは恥ずかしそうだった。私も見てはいけないものを見ているようで罪悪感を感じた。「おばあちゃん家だからまだいいけど、よそには連れていけないな」とツレアイがつぶやいた。まだ友だちの家デビューはできなさそうだ。

  November 16, 2003

• 模様替え

  ムスコが（1歳半）つかまり立ちをするようになってから、ちゃぶ台生活だった我が家。まだ一人では立てないものの、いろいろなところによじ登るようになり、食事中もじっとしていないムスコに対応して、食卓を椅子とテーブルに戻すことにした。ムスコはハイ＆ローチェアに固定。久しぶりに視点が高くなったせいか、おとなしく食べている。しめしめ、うまくいったぞ。これで私の腰痛も少しはよくなるかも。それから、室温が上に行くほど高く、床の生活よりも暖かく感じられるので、冬向きの模様替えだったかもしれない。

  November 15, 2003

• 聴力検査

  久しぶりに児童館の”1，2歳のひろば”に行った。今日は小麦粉ねんどで遊ぼうということで、スタッフの方が小麦粉を水でこねて色をつけてくださったりしていたのだが、ムスコ（1歳半）は見向きもせず、遊具に夢中。そしてちょっと目を離した隙に、30センチほどの高さから転げ落ちておでこにコブをこさえていた。あぁ。昨日の晩はつかまり立ちしている手をすべらせて左目尻にかさぶたを作るし、なんかちょっと慢心系の生傷が増えている。午後は聴力検査。といっても1歳半に「聞こえたらボタンを押して」というのはムリなので、検査官の方がムスコの視線などを読み取ってくださる。だから、乳幼児の聴力はあまり正確にははかれないものなのだ。ちなみに今日の聴力は60デシベル、中等度の難聴だった。ムスコはこの聴力検査が嫌いで、検査室に入ると涙目になってしまう。まず、部屋の照明が暗い。聞かされる音がテルミン（簡単に言えば世界最古のシンセサイザー。古いSF映画の効果音に使われた）のような音で、特に低音はおどろおどろしく、泣き出してしまう。最後のほうは嫌がってしまって、検査どころではない。それでも幸い病院は嫌いではないらしい。通っている病院は小児病院で、建物が新しく、吹き抜け構造で院内が明るい。子どもの目を楽しませる工夫がされているし、簡単だがカフェテリアもあり、親にとってもありがたい。何より、まわりが子どもばかりなので、多少騒いでもお互いさま…気兼ねしなくて済むというのがうれしい。診察を待っている間、ムスコは5歳のお兄ちゃんに猛進していき、見事ハートをキャッチしていた。まぁこんな感じでムスコは今日も安らかに眠りそうだ。

  November 12, 2003

• 寝つき

  ウチのムスコ（一歳半）はけっこう規則正しく生活しているほうだと思う。特に夜は8時40分ごろ寝てくれるので、助かる。（夜中に1～2度起きるが）それが昨晩は、ぐずぐず言ってなかなか寝ないで、そのうちツレアイも帰ってきて、ひとしきり遊んでもらってようやく寝た。果たして今朝は寝坊だった。いつもは起きてくるまで寝かせているが（というか、私がまだ寝ているのに起きてしまうと言ったほうが正しい）あんまり起きないので心配になったほどだった。今晩は、風呂のあと眠るそぶりを見せなかったので、「今日もかなあ…」と半ば諦めていたが、抱っこしてブンブン振って子守歌を聴かせていたら偉そうに入眠していった。背中をトントンしたら寝てくれるようになると、もっと楽なんだけどなあ。

  November 11, 2003

• おさんぽ

  いいお天気で、気持ち良かったので、ちょっと遠くの公園に出かけた。ドッグランもあって、犬を連れてくる人がけっこう多い。ムスコ（1歳半）は、初めてしゃべった意味のある言葉が「わんわん」で、なぜか犬は分かるらしい（ときどき猫やアリクイを見て言うときもあるが…）。ゴールテンリトリバーが2匹交流してるのをひとしきり見たあと、芝生のほうに移動した。お弁当を食べているファミリーがちらほら。ピクニック日和だった。ムスコがベビーカーから降りたがったので、靴を履かせると、ベビーカーを押して歩き始めた。今は伝い歩きの段階で、すぐにハイハイしてしまうのだが、今日は機嫌が良かったらしく、しばらく直立の姿勢で遊んでいた。しめしめ、日にも当たって体力を消耗しているし、帰ったらすぐに寝てくれそうな予感♪　疲れたのは私も同じで、家までの道が長く、ベビーカーは重く感じられたが、「これぞ”皮を切らせて骨を断つ”だわッ！」と心の中でつぶやいていた。しかし…なぜか彼は眠らなかった。いったん布団の上に突っ伏したものの、むくっと起き上がり、いつもは見向きもしないオモチャのほうににじり寄り、遊び始めた。その隣で、睡魔に勝てなかった私はモゾモゾと横になった。これじゃあ”ミイラ取りがミイラ”だわ。くーっ…

  November 8, 2003

• 思い込み？

  ムスコ（一歳半）と一緒にＮＨＫの「おかあさんといっしょ」を見るようになった。この4月からだから半年になる。30分の番組なのだが、子供向けだけあって、いくつもの短いコーナーに区切られている。最近ではコーナーの順番が頭に入り、「ほら、次は○○だよー」と言えるようになった。ムスコもだいたい覚えたようで、「デ☆ポン」が始まると歯ブラシを要求するようになった。見ている人は知っていると思うのだけど、「デ☆ポン」の後は「はみがきじょうずかな」なのだ。正確に言うと「ぱじゃまでおじゃま」の日もあるのだけれど、たとえそうであろうと彼は構わず毎日歯ブラシをリクエストする。なかなか頑固なやつだ。

  November 7, 2003

• 食べる、食べない

  息子は1歳6ヶ月。食事は親と一緒のものを食べているが、あまり食べるほうではない。しかも気分屋というか、食べムラがある。たぶん、たくさんのママが同じ悩みを抱えていると思う。昨日の晩は、白身魚のムニエルと粉吹芋を用意したのだが、白いご飯だけを食べ続けた。「色も似てるし、見えないように混ぜ込んじゃえ！」とスプーンを口に運んでも、口の手前1センチで跳ね返されてしまう。今日の晩は、ギョーザ！　ギョーザ！　ギョーザ！頑張って治部煮も作ったのに、あっさり冷凍のに負けた…。まぁ確かに肉と野菜と皮で完全食には違いないけどさ。だいたい、昨日あんなに愛した白飯を一口も食べないなんて、どういうことよ？

  November 6, 2003

• 食事の自立

  楽天ＨＰで知り合った（というか、私が一方的にファンになって押しかけた）方から、自助スプーン・フォークを譲っていただいた。極めて大ざっぱに言うと、障害児が自分で食べられるように工夫されたカトラリーだ。食卓にそれを置くと、1歳のムスコは、「これはオレんだ！」という表情をし、両手でそれぞれスプーンとフォークをむんずとつかんだ。鮮やかな黄色と水色の柄が彼の心をキャッチしたらしい。だがよく見てみると、ムスコが持っているのは柄ではなく、すくったり刺したりするほうの部分で、カラフルな黄色と水色を食べ物に突っ込んでいるではないか。持ち替えさせようとしても断固イヤがって手を放さない。それほど気に入ったのだということはよくわかった。だけどそれじゃ食べられないんだよ。

  October 31, 2003

• ある1歳児の生態

  今日は１歳のムスコが聾学校に行く日だった。運転手役のツレアイが行かれないので、電車で連れて行った。聾学校は5つ目の駅にある。前回（7月）電車に乗ったときは、号泣してしまい、駅に着くたびに降りて次の電車を待つという状態だった。朝9時過ぎ。まだ通勤客で混雑している。快速電車を2台やり過ごし（ベビーカーを畳んでも、とても乗れる状態ではない）各停に乗る。ムスコは今にも泣きそう…。オモチャを渡し、なだめすかし、目的の駅に着いた。ホームでベビーカーを停め、走り去る電車を見せていると、何やら満足げな勝ち誇ったような（？）顔をしている。よしよし、偉かったぞムスコ。でも、そのあと駅のエレベータに乗ったら泣き出していた。ヽ（ ´ー`）ノ

  October 29, 2003

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