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カテゴリ:Pに思うこと
今日は葬儀に出かけたほかは、一日家にいました。ずっと雨がふっていたので、お兄と妹それぞれの友だちが家でごろごろうだうだ(狭いよー暑いよー)。爆発した家なので気兼ねなく遊べるってか? 親が昼寝してる寝室に、友だち連れて入ってくるなっつーの!
* * * * * * * * わたし会長6年目ですが、気にしつつずっと放置してる問題がひとつあります。 PTAは任意団体(権利能力なき社団)であり、法的には、加入を強制することはできません。 会費の支払い、活動への参加などについては、たとえPTAの規約でどう謳っていようが(『××小学校保護者が会員となる』などと書いてあっても)法的拘束力はなく、退会も自由です。 PTA加入についての訴訟は聞いたことがないのですが、自治会(PTAと同じく任意団体です)については、埼玉県営住宅本多第二団地(新座市)の自治会の退会を巡って争われていた裁判で、最高裁第3小法廷が2005年4月26日に「自治会は強制加入団体ではなく、退会は自由である」という判決を下しています(ただし、共益費の支払いは命じています)。 「わたし、PTAに入りたくありません。会費は支払いませんし、学級委員など引き受けません。立ち番などの活動にも参加しません」と誰かが言ったとき、法律は、その人の味方です。 残念ながら、と言いましょう。 残念ながら、この国の法律では、PTAへの参加を強制することはできません。 * * * * * * * * そういうことなので、しょうがないんです。任意団体でなく、法人格を取ったところで、やっぱり、すべての保護者の加入を義務づけることなんてできないようです。 残念だけど、仕方ない。 さて、わたしはその事実を知っているわけですが、保護者のみなさんはそうでもない。子どもが小学校に入ったら、保護者がPTAに入るのは当たり前。そう思ってる方が多いようで。 で、ウチのPTAは、そうした「無知につけこんで」いるわけです。 全員加入が当たり前のような顔をして、加入の意思を確認することもなく、教材費なんかと一緒くたに、PTA会費を引き落としています。 ウチの規約の「会員」の項にはこう書いてあります。 『この会の会員になることのできる人は、本校児童の父母またはこれに代わる人、ならびに本校に在職する教職員とする』 「なることのできる人」であって、そういう人がすべて「会員になる」とは書いてありません。 会員になることのできる人が、実際に会員になるかどうか、本来なら、意思の確認が必要でしょう。 無理やりこじつけるなら、教材費などとともにPTA会費を引き落とす口座番号を学校に通知し、印鑑をつくことが、加入の意思表明である、ウチではそういうことになります。 もやもやもや。 「PTAは子どもたちのためにこんな素晴らしい活動をしています。会費はこのように使っています。どうぞみなさんもPTAに加入してください」と説明し、「わたしは××小学校PTAに加入します」な文書に押印してもらう。 それが正しいやり方です。どこからも文句のつけようのない、まっとうなあり方です。 PTAの中には、ちゃんと加入の意思確認を取っているところもあるようです。わたしの知る範囲では、そうしたところでは5%~10%程度の未加入があるようです。 そうした“まっとうな”PTAをわたしは尊敬しますが、ウチの規約を改正したり、加入の意思確認を取ろうとしたことはありません。 本部のお母さんに、こうした事実を説明し、意思確認したらどうかと相談はしています。でも、みなさん否定的。「会費はともかく、学級委員とかやらなくていいなら、わたしでも考えちゃうなぁ。ぜったい、入ってくれない人たくさんいるよ」って。 わたしは、ウチの保護者のみなさんの意識が、そんなに低くないと思っています。そんなこと言ってる本部のみなさんだって、加入してくれるに決まっています。 それでも、100%加入するなんてことはありえない。 PTAは、それぞれの保護者に、子どもの教育について考える機会を与えるもの。 全員で考えたいです。 全員で考えるのが、親としての責務だと思っています。 でも、もやもやもや……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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