●ここ最近のヒット!ジェラルド・カーシュ●
11月くらいに図書館で借りた読んだ本で備忘録として。これはとても気に入って、ハードカバー購入を検討中なくらいです。壜の中の手記 著者: ジェラード・カーシュ /西崎憲 他訳出版社: 晶文社 本体価格 2,000円 (税込 2,100 円) 送料込 廃墟の歌声 著者: ジェラード・カーシュ /西崎憲 訳 出版社: 晶文社 本体価格 1,800円 (税込 1,890 円) 送料込 鬼才ジェラルド・カーシュの短編集です。数年前にどこかの書評を見た記憶があったのです。図書館の書架の中で輝いていて(笑)、あ。と思って借りましたらここ最近読んだ中で一番のヒットでした。なんと形容したらいいのか。ジャンルでいうとミステリーになってますが、ファンタジーでもありうーーん・・・奇想天外なんだけど突拍子がないわけでなく同じ土地や時代の話はなくて、え!?って思うようなストーリーなのにこじつけや違和感を全然感じず共通していることといえば、ものすごく奇妙なお話ばかりなのにどのお話にもどこか社交界のような上品さが感じられる。このものすっごい不思議な世界を、ぜひ読んで感じていただきたいです。それからどうしても読書する時間がとれず、一度返却しました。完読主義なので残念だった。|ョェ・´。)クヤチィ…ロンドン(上) 著者: エドワード・ラザファード /鈴木主税訳 出版社: 集英社 本体価格 5,000円 (税込 5,250 円) 送料込 ロンドン(下) 著者: エドワード・ラザファード /鈴木主税 訳出版社: 集英社 本体価格 5,000円 (税込 5,250 円) 送料込 ケルト時代から始まる、イギリス・テムズ川のほとりに住む10組の家族たちの2000年に及ぶ歴史絵巻。綿密な時代考証が、その時代時代を生き生きと描き出しています。ひとつの章でひとつの時代を物語っていて、それぞれのエピソードがとってもよくできています。史実と著者の創作力が見事に一体化していて、歴史上に本当にこんな出来事が起こっていたのではと錯覚してしまうくらい。上・下巻でそれぞれ580ページくらいですが、字が小さい上に2段に分けられてますので圧倒的な文章量です。それでもどんどん読み進めてしまうくらい面白い!今の仕事が終わったら、図書館でまた借りる予定。職人やプロフェッショナルの裏話が好きなので、予約した本2冊。 和を継ぐものたち 著者: 小松成美 出版社: 小学館 本体価格 1,400円 (税込 1,470 円) 送料込 「生まれ変わってもまたこの仕事を選ぶ!」日本の伝統文化を担う22人の男たちの声。 芸者論 著者: 岩下尚史 出版社: 雄山閣 本体価格 2,800円 (税込 2,940 円) 送料込 新聞の書評欄(何紙かに書評者は別で掲載されていたくらい力作)を見て、図書館に購入リクエストをしにいったらすでに2名の方の申し込みがあったため購入決定となったそうです。同じ本を読みたいって思った人がいると嬉しいな。お話を聞いてみたくなります。さっき「私の頭の中の消しゴム」という映画を見かけていたら友達から電話があって、ほとんど内容は分からず。むかし永作博美と緒形直人がやってたドラマを欠かさず見ていてそれと同じ話なんだろうなと電話しながら思ってたら最後がちょと違ってたのか? ん?アルツハイマーじゃなかったのか。チョン・ウソンのいちいちポーズ決める色男っぷりと、谷原章介の男前声がマッチしすぎてストーリーを追い切れなかった面もある(爆笑小さいころ、消しゴムって「けしもぐ」って言わなかった?