星と月のおしゃべり

まーちゃんから絵本が三冊届きました。

その中で、ママもかい☆も一番気に入ったのが「せかいでひとつだけのケーキ」。

文はあいはらひろゆきさん、絵はあだちなみさん。

そう、「くまのがっこう」「くまのこミン」シリーズのコンビです。

　　　

お話しに入る前の最初のページに、こんな言葉が書いてありました。

　　　あなたの　いちばん　たいせつな　ひとは　だれですか。

かい☆に、

　「だあれ？」

と聞くと、

　「かいちゃん♪」

がくっ。

　「かいちゃんが一番大事な人は誰？って聞いてるんだよ」

　「ママー！」

きゃーっ！　チューしちゃう♪

　「パパは？」

　「パパも！」

　「おばあちゃんは？」

　「おばあちゃんも！」

　「おじいちゃんは？」

　「おじいちゃんも！」

　「ゆうくんは？」

　「ゆうくんも！」

　「ななちゃんは？」

　「ななちゃんも！」

　「まーちゃんは？」

　「まーちゃんも！」

以下数名省略･･･。

　「みーんな　大事だもんね」

　「うん！」


さてさて、いよいよ本題です。

小学生のゆうたがお母さんのお誕生日にこっそりケーキを買って喜ばせようと計画していました。

ところが、急に4才の妹ももの面倒をみなくてはいけなくなり、仕方なく妹も連れて買いに行くことに。

でも、自分勝手で泣き虫なももは、バスの中でもお店でも泣いたり愚図ったり。

ゆうたはイライラしながらも、妹にお菓子を買ってあげたり、おぶってやったりして、なんとか家にたどり着きます。

本当は大きなデコレーションケーキを買いたかったのに、お金が足りなくなって小さなショートケーキ一つしか買えませんでした。
　
ママがケーキの箱を開けると、ケーキはつぶれてぐちゃぐちゃ。

でもママは「せかいでひとつだけのケーキだね」「おなかもいっぱい　むねもいっぱい」と、喜んで食べてくれたのです。


「はじめてのおつかい」みたいなお話だけど、妹を想うお兄ちゃんの気持ちが切なくてジーンときます。

最後の方は涙声になってしまって、読むのが苦しかったぁ･･･。

お兄ちゃんと妹ってこんな感じかなぁ？もしかい☆に妹ができたら、こんな風に想うのかなぁ？って考えちゃいました。

やっぱり兄弟っていいなぁ。。。


読み終わってからかい☆に、

　「かいちゃんも　お兄ちゃんになったら　こうやって優しくできる？」

と聞くと、

　「うん　できるよ！　かいちゃん　おにいちゃんになったよ！」

いやいや、まだなってませんけど･･･。