改造過程の部屋

五式戦完成

スケールアヴィエーション誌2009年5月号のイラストを参考につくってきましたが完成です。1/48ハセガワ五式戦闘機1型乙第111戦隊第2隊長機　檜與平少佐機

ピトー管

ピトー管は0.8.ミリ真鍮パイプと0.4ミリ洋白線を組み合わせました。飛燕や五式戦のピトー管は零戦と比べて長いです。零戦だと0.6と0.3を組み合わせるのですが気持ち大きくしました。

張り線

アンテナ支柱の先端には0.3ミリピンバイスで穴を空けました。今まで何度もピンバイスを折りました。コンマ2ミリを使ったこともありますがすぐ折れるのであきらめました。今使っているコンマ3ミリはめずらしく相当長く使えているのですが、先端が擦り減ってきたらしくなかなか穴が空きません。そろそろ買い換えるか。アンテナ線はテグスです。目玉クリップの重みでピンと張った状態で瞬着どめします。

スミ入れ

メインスパーや動翼には黒でスミを入れています。リベットライン上はリベットを目立たせるため銀でスミ入れしています。以前はすべて黒でスミ入れしていたこともあります。現在はこんな手法ですがはたしてこれでいいのか。試行錯誤ありますね。

キャノピー

キャノピーをノコで分割します。新しい製品なら分割キャノピーがついているのだが。マスキングしてキズつけないよう慎重に。切断面もていねいに整形します。アンテナ支柱は真鍮線の叩き出しです。

プロペラ

スピナーの分割線を入れます。付箋の束にノコを挟んでスピナーを回します。付箋はグッと押さえ込んで動かないように固定します。分割がハッキリすると青と茶の塗り分けがラクです。プロペラの黄色はマスキングして塗り分けています。

主脚

ブレーキケーブルは0.3ミリプラ線です。写真では見づらいですがトルクリンクに軽め穴をあけたくらいで、基本、塗り分けだけです。

機体番号

スケールアヴィエーション誌の作例では機体番号が70でしたが私は71としました。特に意味はないです。直線ばかりで描くのがカンタンだから。根性なしです。方向舵、昇降舵に操作ロッドを追加しました。0.3ミリ真鍮線を瞬着どめして銀塗りです。見づらい場所だけど意外と締まるな。

機体塗装

機体塗装はMr.カラー130番濃緑色（川崎系）です。フラットベースは増やしていますが調色していません。飛燕や五式戦にはこの色が似合うと思います。面相筆で色を重ねています。1回目の緑を塗ったくらいが最もモチベーションが落ちるときです。小汚い飛行機だな・・・色をかぶせるごとに気分も上がってきます。

明野教導飛行師団

第111戦隊第2大隊長檜與平少佐機をつくっているわけですが、111戦隊となったのは終戦間際のようで本来は明野教導飛行師団が元の名前でした。戦隊マークです。これを手描きするのはツライね。デカールを仮り止めして位置決めします。あとはデカールを見ながらチマチマ描いていきます。何とかサマになってきたら中断、細かい修正・仕上げは完成間際にします。時間を置いてからの方がアラが見えるようになるんです。

線引き

青線引きに入ります。マスキングテープをガイドにしてミスターカラー80番コバルトブルーを塗っています。青線のあと極細の面相筆で白フチです。

味方識別帯

オレンジイエローを塗っています。マスキングテープを細切りしてガイドテープにします。面相筆で塗りますがマスキングテープに触れないように。テープのフチをギリギリに塗ります。テープによる段差を避けたいのです。

段差修正

上反角をなおして上面を合わせましたが下面の腹あたりに段差が出ました。プラペーパーで修正します。簡単なようで意外とむずかしい。

上反角

銀を塗ってリベットを見やすくしています。この五式戦は飛燕と同じ金型の主翼です。飛燕のときから言われている上反角不足を修正すると同時に、主翼付け根の滑り止めもプラ板で形状をなおします。

日の丸

サークルカッターで日の丸をケガきます。ディバイダーでやる人もいますが私はサークルカッターです。紙の円を切り抜いて日の丸の位置決めをできるからです。日の丸の位置って微妙にズレることあるんです。紙の円を動かしながら決めると間違えません。ケガいたあとはささくれをペーパーでならすことを忘れずに。左は東急ハンズで買ったオルファ400円、右はその後見つけたダイソー100円。使い勝手は同じですね。

リベット打ち

リベット打ちの下書きは4Bエンピツを使っています。メインスパーに沿って0.3ミリ真鍮線をセロハンテープで貼り付けていますが、リベットルーラーのピッチをそろえるためです。そろえるっていっても気休め程度ですが。リベットルーラーは北風舎製です。

エンジン

五式戦のエンジンはハ-112、海軍名金星です。古いキットだけにプッシュロッド太すぎ・・・削って修正する・・・なんてこわいことできないし。冷却フィンもモールドあまいな・・・・・そのまま銀塗装して黒でスミ入れ。減速室は軍艦色のグレーです。プラグコードは0.3ミリ銅線、色は銀や黒も考えますがベージュで塗装したのは大和ミュージアムの栄エンジンを参考です。

透け防止

五式戦はガス抜き孔がいっぱいあります。三式戦の流れだから多いのかな。裏からリューターで削って孔を抜きます。透け防止にフラットブラックを塗ってプラ板をかぶせます。向こう側が見えないようにしたのですが何とも舞台裏写真はショボいですね。

計器盤

計器盤はデカールを使うか塗装でいくのか迷います。今回は塗装です。デカールは相当古いので少々不安がありました。フラットブラックで塗装したあとメーター類は銀でドライブラシです。ブースト計の赤を忘れない。メーターにはこのあとエナメルクリアを塗ってレンズに見せます。数回かぶせて厚くするのですがモールドを埋めるのはムリですね。

側壁

コクピットの左右両側です。スロットルレバーと配線を追加しています。スロットル下の太い配線はコンマ3ミリのプラ線です。配電盤の細いのはコンマ2ミリの銅線を使っています。一応、操作索と電線ケーブルで太さを使い分けています。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。特にネタがないので過去作を上げておきます。タミヤ1/48零戦22型twitterに貼ったら意外と反響がありました。

コクピット

コクピット内はシートベルト、配線、レバー類を追加して塗り分けです。基本的には飛燕と同じですね。

五式戦

古いキットを入手しました。ハセガワ1/48川崎五式戦1型乙組立説明書の日付は1995年7月となっています。ハセガワの郵便番号が3ケタのままです。五式戦の特徴である主翼付け根のフィレットが再現されていないとか上反角が足りないとか云われているキットです。上反角はある程度修正するとしても、フィレットは細工できないでしょうね。今回塗装は決まっています。スケールアヴィエーション誌2009年5月号に載ったイラストを参考に第111戦隊檜與平少佐機にアタックします。やたら青線の多い機体だな。しかも白フチ付き。少々気が重い。

疾風完成続き

3枚目の写真ですが、疾風は脚出し指示棒が主翼上面だけでなく下面からも飛び出しているんですね。今回やってみたんですが隼や飛燕ではどうだったのでしょう。

疾風完成

楽天ブログを2006年8月に開始して早いもので14年も経ちます。ここのところの1日アクセス数は700くらい。たまに1000を越えます。そんな状態でやってきましたが、このたびツイッターをやってみることにしました。​改造過程Twitter​ブログとツイッターを並行して進めてみるつもりです。ツイッターだといろんな方の書き込みに接して情報収集ができます。今月発売のスケールアヴィエーション誌1月号で松本州平氏の飛行機模型テクニックＤＶＤを見て教わることが多かったですね。まだまだ知らないことが多かった。長年お世話になった楽天ブログを卒業する気はありません。Twitterともども今後ともよろしくお願いします。

飛行第51戦隊長池田忠雄大尉機

この機体は、昭和20年初め、茨城県下館飛行場で撮影された写真が残っています。写真は尾翼付近が写っていて塗装の剥離が相当激しいのですが、私の作品ではハゲチョロはほどほどにして塗装がはがれる前のつもりです。

金属化

脚出し指示棒とピトー管です。いつも真鍮線を使うのですが今回は洋白線を使っています。ヨドバシでコンマ4ミリ洋白線を見つけたのです。コンマ３や５も欲しかったのですがこれしかなかった。1/32ならこれでもいいかと思うので使っています。真鍮線と違ってシルバーを塗らなくていいのが助かる。輝きがしっかり銀してくれています。でも時が経つと錆びるのかな？

アンテナ

アンテナ支柱は1ミリ真鍮線の叩き出しです。張り線はテグスを使って瞬着でとめます。碍子はエポキシ接着剤を使います。このへんは流れの作業になります。問題は水平尾翼への張り線です。中央の張り線がどうしても横方向に引っ張られてしまいます。中央の張り線は目いっぱいピンと張ります。プラの支柱だと折れるでしょう。支柱を金属化していると耐えられます。

風防

風防は光が抜けないように黒を下塗りします。これを手抜きして痛い目を見たことがあります。後部風防を載せてみたら黒と緑の塗り分け線がズレていたので緑をかぶせました。

プロペラ

プロペラは319番薄松葉色です。航空自衛隊Ｆ-1迷彩色だそうですが使うの初めて。説明書のとおりにやるしかないです。機体の緑をほぼいっしょの色ですね。以前に1/48疾風を作ったときは機体色をそのままペラに使いました。表裏の塗り分けに今回はマスキングゾルを使いました。ゾルをはがした後の塗り分け部分が少しギザギザになったのであとで修正します。

排気管

単排気管は開穴します。ギリギリまで削ったつもりですが接写で見ると不ぞろいだしあと少しいけそうな気もします。色は61番焼鉄色に茶を加えて調色しています。見たことないけどこんな感じじゃなかったかなというイメージです。

主脚

ブレーキパイプはコンマ3ミリのプラ線です。色は116番ブラックグレーというのを使ってみました。タイヤブラックとほぼ同じ色でした。ゴムっぽくなってよかったのですが、だったらタイヤブラックでよかったのにね。ブレーキパイプを抑えているのはミラーフィニッシュの細切りです。オレオのシリンダー部もミラーフィニッシュでメッキ感を出しています。​Mr．カラー C116 RLM66ブラックグレー（半光沢）[GSIクレオス]《発売済・在庫品》​​トライツール ミラーフィニッシュ【71801】 ハセガワ​

擱座防止

転ばぬ先の杖ということですね。主脚柱が折れて擱座したことがあります。そのたびに真鍮線を埋め込んで補修しましたが、先にやっておけばいい。コンマ5ミリ真鍮線を差し込んでいます。

下面塗装

下面は128灰緑色です。いつもは下から塗って上面は後にしていましたが今回は逆です。特に意味なし。なんとなく。

塗装の続き

この塗色は、ミスターカラーの129濃緑色、38オリーブドラブに白を調色したものです。混ぜながら調色するわけで、混合の割合はテキトーというしかありません。近年では疾風の塗装は茶褐色系との説が強くなっています。私もだぶんそうだったろうと思うのですが、私の疾風はこの色なのです。いずれ褐色疾風をつくるかもしれませんが。3枚目写真です。前縁後縁の黄は先に塗りましたが、前縁の燃料タンク位置や後縁の歩行禁止線は後塗りです。銀を塗ってからこのあと黄を上塗りします。黄色を先に全部塗ってから緑塗装という順でやったこともありましたが、この方が楽なのですね。

緑塗装

パネルごとに上面色を塗っています。相当薄い塗料なので何回も重ねますが回数は忘れてしまいます。

黄橙色

主翼前縁後縁にオレンジイエローを塗っています。このほかにも疾風は歩行禁止線や主翼前縁の燃料タンクとか線が多くなります。マスキングテープを貼っていますが、マスキングではなくガイドラインとして使っています。ギリギリ塗料がテープに被らないように面相筆を使います。

エンジン

プラグコードはコンマ3ミリ銅線です。100均で買いました。コードは瞬着で取り付けていますが、根本にはエポキシを盛っています。ここに真鍮パイプを埋め込む手もあるのですが、ムズいので今回はパス。

戦隊マーク

51戦隊にします。これはデカールもついているので。時間をかけてじっくりゆっくり筆塗りしています。

日の丸塗り

デカい写真になった。ここまで寄ったことはあまりなかったな。接写するとコンパスの針痕とか見えるんだが今回は見えない。筆痕も比較的見えない。今回はうまくいった。

リベット打ち

銀を塗って見やすくしながらリベットを打っています。銀がないとプラ生地の上のリベットはほとんど写りません。老眼対策でもあります。

リベットライン

リベットラインを引いています。4Ｂのエンピツで引いていますが、まずラインに沿ってベコベコ感を出すためセラカンナで軽く削るのです。カンナ削りのあとペーパーでならしてから再度エンピツでライン引きです。非常にメンドーですね。

日の丸

日の丸はサークルカッターでケガきます。白フチつきの場合は型紙を2種類使います。2枚を重ねると白フチのサイズがよく分かるのです。白フチ幅を測って1.5ミリとかやるより実際の2重円にした方がイメージがわきます。このサークルカッター、100均だけどすごく便利

リベット埋め

垂直尾翼にリベットが打たれているのですが大きすぎ。これを全部埋めます。瞬着で埋めてペーパーでならすという作業です。単純な作業ですが瞬着がヒケてしまったりして一発では決まりません。透明な瞬着だとよく見えないので、銀を塗って加減を見ながら進めます。

座席周辺

レバー類をどれだけデッチあげるかに重点を置いています。実機が残っているとは申せコクピット内の詳細はよく分からんのです。とにかくレバーは前後に動くように溝を掘っています。シートベルトは海軍機だと肩バンドがつくのですが、なぜか陸軍機では再現されないことが多いのです。あったはずなんだが。ファインモールドが出しているナノアヴィエーションでもつけてないので肩バンドなしです。海軍機用から引っぱってきてもいいんだが。​1/32 ナノ・アヴィエーション 日本陸軍機用シートベルト【NH3】 ファインモールド​

計器盤デカール

計器盤にデカールを貼りました。デカールはメーターごとに切り離して1個ずつ貼っています。だいたい貼れたと思いますが、少しズレたのもあります。デカールの精度はいいですね。サイズはピッタリだし目盛や針もよく描けています。乾いたあとデカール保護とレンズがわりにエナメルクリアを塗っています。

コクピット側壁

コクピット側壁です。なかなかのモールドです。このまま塗り分けても十分な仕上がりになるでしょう。配線やレバーを追加しています。真鍮線多用でレバーの方は側壁から浮かぶようにしたいです。と言いながら浮いてないレバーもあります。

1/32疾風

次はコレいってみます。1/32の疾風は初めてです。最近は大きいのばっかですが老眼のせいにしています。48よりつくりやすいのです。どんな機体にしようか。

完成2

完成

ハセガワ1/32零戦52型丙第252海軍航空隊戦闘第311飛行隊　岩本徹三少尉機　茂原基地　昭和20年2月