箪笥一棹分を頂きに
職場の前に廃業したお寿司やさんがありますおばあちゃんが入院して亡くなったのでご主人が息子さんの元へ行き自然廃業になったかたちです。とはいえ、私が勤め始めた時にはすでにしまっていたので私はそのご主人もご家族も全く知りませんでした。昨日、突然いらして「あの~、もう一人の女性の方は???」と訪ねてこられました男所帯で亡くなった奥様の箪笥の始末をするのに姉が着物を頂く約束をしていたらしいのです。もっとも姉は着物なんて着ません。リメイクにでも使える物があったら母や私に廻そうと約束をしていたのです2.3日中に片付けたいということだったので今日休みを使って車で取りに伺いました。普段着の着物ばかりでしたが、そのほとんどが袖を通していないものばかり。オババよりちょっと年下だった方なので私には懐かしい時代のものです。人形や細工に使える物はありませんが、気軽に着られるウールやお召し。紬、夏物など三越で誂えた訪問着や留め袖も仕付けののついたまま入っています有り難く頂戴して来ました帰宅して袖を通すとジャストサイズ!!何一つ寸法直しをしないで着用出来ますお嫁さん(息子さんの奥様)は着物を着ることが出来るという話でしたが着用しても年に1.2回・・・・息子さん談普段着の着物なんで全くほしくなかったのでしょうねお姑さんが亡くなって箪笥の中身を見もしないでそのまま捨てたという話を何回か耳にしたことがありましたが、ご主人曰く着物なんで全くわからないのでもらってくれる人がいなかったらそのまま捨てるつもりだったそうです。S嬢さん、今回はそんな訳でお会い出来なくてごめんなさい!!まとまった時間がとれるようになったら、私の方からそちらに伺わせてもらいます