案山子の世界

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• 休題　価値観

  アイザック・ウォルトン作心に深き愛あればその愛のみぞ尊けれある人こよなく犬を愛であるいは鷹や庭球を心のまま慈しむ愛しき人の胸の中にこの世の幸を夢見るもあれ我は一人釣りを楽しむ（釣り師の唄より抜粋）今日、携帯を変えようと思ってａｕショップに行く。今持っているのはドコモの機種。子供とか周りは最近殆どａｕばかりなので何度か変えよう思ったのだが、一番の問題は今使ってるＮ５０１ｉの調子がすこぶる悪いからだ。今ひとつ、興味が乗らないので修理と思いドコモショップに向かう。携帯ショップはどこも人気なのか、しばし順番を待ち、修理出来るか訪ねてみた。結果は水をかぶったか湿気により全損に近いらしい。本体を買った方が安いとも・・。原因はみーちゃんが裏ブタをなくして、ずっと裏ブタなしで使っていたので湿気や汗で壊れたらしい。一月ぐらいして、またみーちゃんがどこからともなく裏ブタを出してきたのだが、すでに壊れていたのだろう。で、どうするか・・・。今の携帯をだましだまし使う事にした。誰しもそうだけど、興味のないものには不便でもあまり苦にならない。たとえば家の洗濯機、壊れていて脱水のみは出来ない。もとからの行程を３０分あまり繰り返して初めて脱水できる。だから洗濯物を沢山入れていて脱水が上手くいかなかったら、もういちど初めからやり直し・・。車、動いたらいいと言う発想。新車を買って現在２年目だけど、ボンネット開けたのは片手で足りる。過去にオイルを切らしてエンジンを焼いたのが１回、オーバーヒートしてオイルタンクに水を入れたのが１回。こんな自分がＦ１をこよなく愛している・・。野球、今のプロのチーム、全部言えないどころか現役の全選手、両手ぐらいしか言えない。昨年一度もプロ野球中継見ず。ところが大リーグは随分見て、ヤンキ－ズとマリナーズの殆どの選手名を言える・・。靴下など衣料は千円以上のものは高いという感覚だが、食料で高い時期の果物やステーキなど平気で買うときがある。また、興味ある化石、たとえばティラノザウルス科の歯の化石など２０万円ぐらいで落札されたら、ああ安く買えたのに何故入札しなかったのかって思ってしまう・・。などなど、ものの価値観は人それぞれで、だからこそ趣きがある人生なんじゃないかと思う。ちなみに案山子が好きな人間は、自分にない価値観をもっている人、嫌いな人間は案山子の価値観をすぐ認めようとする人、だって案山子の価値観は自分で見ても随分変っていると思うので、そんなのに全て同意出来る人なんて信じられな～～い（笑）もし下記の条件に８つ以上合致する人がいたらお友達になりましょう・・。 1.佐藤琢磨が死ぬほど好きでシューマッハが大嫌い。 2.もし新婚旅行が北海道だったら夕張鉱山に化石採集に行く。 3.Jポップ、演歌は一切見ない聞かない、当然紅白も見ない。 4.猫布団と大蛇を首に巻くことが大好き、蜘蛛は大嫌い。 5.うどん、ラーメン は大衆料理、薀蓄を垂れる店には行かない。 6.スターウォーズは先行を含め最低三回以上は映画館で見る。 7.ルアーはトップウォーターのみ、フライはドライのみ。 8.人にものを強要しないしされたくない、特に宗教等。 9.酒より甘党、一度に芋ケンピ三袋大判焼き１０個完食経験あり10.他人の価値観を尊重する。どうだろう、まともすぎて申し訳ない項目だけど（笑）３番目の音楽の価値観にラテン命と付け加えたい・・。

  2005.01.10

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• 映画　ハウルの動く城

  漫画は全く見ない案山子だが、宮崎作品だけはかかさず映画で見ている・・・不思議。さて、巷では人気が今一、宮崎批判も飛びかっている作品とか。感想は・・・すごくすがすがしくて宮崎作品のなかでも秀逸だと感じた。映像はさらに進化しているし、曲もよく、歌は前回の千と千尋の時の音痴の人じゃなく、ばいしょうちえこさんだし、色々なユニークな登場人物（？）一本筋の入ったヒロイン・・となんら違った作品じゃないと思うが・・。案山子のカブが出ていたのは拍手拍手、のろいが解けて王子様ってのはすこしこそばゆいが・・。さっ寝よ寝よ。

  2005.01.08

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  旅行　室戸岬

  夕方の太平洋 室戸岬灯台 朝の太平洋（ホテルより望む）昨日より室戸岬に小旅行に行った。道中、龍馬歴史記念館に寄った。竜馬の生い立ちから始まって、暗殺されるまでの行程を精巧なロウ人形で再現していて、なかなか興味深いものがあった。最後の方は各国の首脳やマリリンモンローまでが登場して楽しめた。同時に開催していたクラシックカー館は全く興味がなかったのでパス。幕末の名もない土佐藩志士達の写真や膨大な記録を見ると、名を馳せた龍馬や武市半平太、中岡慎太郎などは幸せな人生だったのかもしれない。さて、室戸岬は４回ぐらい行っているので八十八箇所の最御崎寺（ほつみさきじ）と灯台、空海が修行した洞窟を見て早々に宿に入る。目的のホテルはホテルというより大型旅館っていう趣だった。ただ、低料金にもかかわらず料理は満足いくものだったし、６畳の部屋を予約していたが、その料金で旅館が８畳に替えていてくれたこと、海洋深層水の露天風呂がすこぶるよかったこと等など充分楽しめた。今回は近場だったし、お昼前に自宅に帰宅したので、観光と言うより、ホテルに食事と風呂三昧しに行ったようなものだったが、充分癒される旅だった。最初に計画していた湯布院だったらどうやったろう・・・。いくら正月料金とはいえ、平日の３倍もの料金を平気で取るような営利主義の旅館には行きたくないような・・・。

  2005.01.04

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• 絵画　東山魁夷

  去年、憎き台風によりホテルを予約していたにもかかわらず、長野、上高地、高山の旅を断念せざるを得なかったが、その中でも一番楽しみにしていた事は長野市の善光寺参りと東山魁夷美術館を訪ねる事だった。今年四月、高松に東山魁夷美術館が出来る。やったぁ！何でも彼の祖父が瀬戸大橋が掛かる、櫃石島出身らしい。そういえば櫃石島の小学校に仕事で行った時、彼の絵があったような・・。平山郁夫はこの間、島なみ街道を通った時充分拝見したので満足しているが、日本画の巨匠、東山魁夷の絵を見ないことには寝覚めが悪い。笑。。

  2005.01.02

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• 正月　謹賀新年

  ＨＰ閉鎖しょうと思ったけど、新年になったことでもあるし、も一度勇気を振り絞って続けようと思った。ただ、人に見られるものとして、少し肩肘張ってた感があるので、今年は自由気ままに書きなぐろうと思う・・って今までもそうして来たか・笑。大晦日は８時就寝のため除夜の鐘聞かず、年越しそばは正月に食す。又、雑煮をやけ食いで一気に９個食べたため、初日の出の朝焼けを見ず、胸焼けがひどい・・。初夢は元嫁に殴られて家を追い出された夢・・・今年はどうなることやら。。

  2005.01.01

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• 音楽　ミュージックベル

  今日は２回涙腺がユルんだ。１つはヤマハ高松店でのこと・・・。ギター楽譜とＣＤを物色に訪れた訳だが、入店と同時に華麗な音に包まれた。店内で６人のミュージックベル奏者（全員女性）が演奏をしていた。師走のイベント。聞きながらＣＤを見ていると、「星に願い」が流れて来た。エレクトーンの演奏とよくマッチしていて、思わず手を止めて聞き入った。そして静かに涙腺が緩んできた。この曲を去年、自身が音楽会で演奏した時（苦しい時期）を思い出したのと、いつまでたってもピノキオから進歩しない自分を、きっとゼベッタじいさんが嘆いているだろうなぁ（笑）って思って・・・。２つ目はそこで買ったＣＤ（鈴木大介のＣＤ）。主にインドネシアの曲であまり触手が湧かなかったけど、最後の曲がブンガワン・ソロだったので、どんな編曲をしているのか興味があり購入した。そして車で試聴。予想に違わずすばらしい編曲、それにもまして、この曲のすばらしさに胸を打たれた。最近、ラテンアメリカの曲ばかり聴いていたが、やっぱり国民的な曲には味わいがあると改めて感動した。自分は音楽の幅を狭めていたんだなと反省もした・・。

  2004.12.19

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• 映画　ターミナル

  なんとも奇妙な映画だ。１つだけ言える事は、やはりトムハンクスのキャラの映画だったこと。外国人になっても（アメリカから見ても）民衆に支持される男を演じる事が好きな俳優キャラ（笑）というより、アメリカ的な映画なのかもしれない。この映画で少し驚いたのは、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズが意外に地味な女優だと認識したこと。なんかみすぼらしささえ感じる。これは役でそうしているのか・・。いやいや、何か華がない。トムハンクス効果か・・。適役ではないような・・。

  2004.12.18

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• 食材　ラーメン

  うどんには無茶苦茶こたわりをもっているのに、ことラーメンときたら、薀蓄を垂れるこだわりの店に行きたいと思わない指数１００％（笑）そもそも、母の実家に住んでいた小学生の時、昼食、夕食すべてラーメンだった時期を経験しているので（家が食堂）昔から食傷ぎみである。それでもたまに食べたくなる時があり、昨日、昔ながらのラーメンってやつをスーパーでお買い物。今日、ネギも入れず素のまま食べていて、地鶏で作ったウインナ－があることを思い出し、混ぜてみる。これがけっこう美味く、不味いチャーシューよりランクが上と採点した。ただ、用意した冷奴とはあわなかった・・・。美味いかけうどんが食いたくなる。

  2004.12.13

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• TV　新選組

  大河ドラマは極端で見るか見ないかの二つ、新選組は、なんとんなく殆ど見ていた。三谷節、なかなかうまく史実も含ませてまとめている。罪人として斬首された近藤勇も、きれいな死に際になっている。時代を精一杯生きて、後世に名を残せる人物は、その死に際はどうあれ、きっとしあわせなんじゃないかと思う。来年はいよいよ義経が放映される。主役は嵐組ってバンドのリーダーらしいが、そんなことどうでもいいし、頼朝が中井貴一だけで見てしまうだろう。また義経は数ある武将の中で、自分としては一番好きな人物だから。歴史の中でこれほど強くて悲劇の武将はないと思っている。期待大。

  2004.12.12

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• 映画　ゴジラ

  ゴジラファイナルウォーズをやっと（笑）見てきた。映画の構成としては不満のある人が多いかもしれないけど、全世界のゴジラファンには堪らない作品に違いない。同級生の強烈なゴジラフリークに忘年会で報告しなければ・・・。自分はゴジラというか、恐竜も含めて好きだけど、かれはゴジラが好き。負けている（笑）さて、内容だけど、これはもうニューシネマパラダイスのゴジラ版そのものだ。これでもかこれでもかと押し寄せるゴジラノスタルジー、そして最後にはミニラで締めくくり、もちろん、エメちゃんのゴジラに対する強烈な風刺もミレにアム２０００以上に露骨だ。「マグロばかり食ってる・・・」には溜飲を下げた。この監督は真のゴジラの魅力を知らない哀れな人だから・・。きっとスピルバーグだったらゴジラをアメリカで作ろうなんて大それた事を考えないだろう。

  2004.12.11

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• 映画　スカイ・キャプテン

  いゃぁ、実に痛快無比。最初から最後まで楽しめた映画。アイ・ロボットをもっとスケールアップした感。レトロと未来を上手く結びつけＳＦＸを駆使した作品。ジュード・ローがまたいい。相変わらず無機質な表情だが、ユーモアとのギャップに笑ってしまうシーン多々あり。相手役の女優さん（あっちゃん似。ＨＰ見てるかな？）もレトロ調でいい。エンパイヤステートビルが出てきたり、孤島で橋を渡るシーンはキングコング。オズの魔法使い風もあり、かなり凝った作りだが、なにしろ恋愛も含めて映画のおもしろさがテンコ盛り。見て損はない作品の一つ。満足感があったのでゴジラの特別試写会はパスした。おっと、ジョリーンさんも、相変わらずかっちょ良かったよ。

  2004.12.02

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• 映画　２０４６・コラテラル

  先週、ようやくコラテラルを知人と見た。知人はアクションシーンが、手に汗握るほど面白かったらしい。誘った甲斐があったのでよかった。ただ、自分としてはトムクルーズが汚れ役に挑戦した映画、彼の相変わらずの無表情に少し辟易はしていたが・・・。ストーリー性も今一かと評価。さて今週は話題の２０４６を見た。トニーレオン、いつもながらのもてもて役。ジゴロがよく似あう。ストーリーも三人の女との場面展開がいい。音楽もシボネィなんて突然出てきてお洒落だ。チャンツィイ－、やっぱりこの映画の役が彼女の持ち味か。演技はまだまたの感がするが、表情の豊かさがそれをカバーしている。後、コンリーは美人だな～。そしてフｪイ・ウォン。彼女の歌はあまり好きじゃないけど、役者としてはきむたくと二つたして一人前か（笑）

  2004.11.22

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• 

  秋うらら金毘羅街道讃岐富士

  秋晴れの陽気に誘われて（春うららがあるんだから秋うららもあっていいかも・笑）昼からぶらっと東へ向かう。１１号線を離れ車は一路金毘羅街道へ。思えば祖父とその悪友達（祖父の友達にはちゃめっけのある人達が多かっ）と幼いころに車で琴平の近くを通った時、丁度時代劇の撮影をしていて、祖父の友曰く「早く伏せないと矢が飛んでくるぞ！」私は慌てて座席に横たわった・・・。小学校に入っても、琴平では今でも弓矢で戦争をしていると信じていた。さて、琴平の手前の財田町に入る。崖下の左側には車が何万台と駐車している。そうそう、今日は大王製紙エリエール杯の最終日だ。宮里藍ちゃん、また勝ったとか。横峯さくらちゃんも１６位。最近は若手の活躍で女子ゴルフから目が話せない。今までさんざんゴリラの様な（失礼！）プレーヤーを見てきたので彼女達若年層の活躍はすごく新鮮だ。さてさて車は、久々にうまいうどんをと思い、讃岐富士（飯野山）を目指しコトコト進む。目的地は木村うどん店。どんな時間に行っても美味いうどんを出してくれる貴重な店だ。「おお～なんとかぁ！」（讃岐弁でおお～どうなっとんのや～）定休日じゃなかとぉ～。涙。そこで腹が減ったので我慢できず、近くの新装開店のうどん屋になだれ込む。むむっ、嫌な雰囲気。うどん道で鍛え抜かれた我が肢体、五感が「早く出ろ！」と警告を発している。しかし腹の虫がそれを無視（ぷっ、おやじギャグだす）。結局、ゾンビのようなメンをすきっ腹に収め、大枚千円（天ぷらうどんとおでん三串）を支払い店を出る・・・とほほほ・・・。さてさてさて、することもないので瀬戸大橋公園へ向かう。マリア・エステルが瀬戸大橋国際ギターコンクールで三位（優勝でないんかいな、情けない）になったホール？で一休み。ここでギターを弾いたことがあるが、弾いてる本人はすごく心地よい音響なのにまわりの人には、つまらない音に聴こえる不思議なホール（つまり音響設備のない野外ホールっちゅうことだす）。家族連れを見て、昔の家族との楽しいひとときを思い出す。歳月は川の流れのように止まることなく流れている・・・。さてさてさてさて、ゴルフの混雑を避けて、高速を一走り。瀬戸内の海が黄昏色に染まっている。こんな風景を拝むと瀬戸内に生まれた喜びを感じる。早くゾンビうどんを腹から追い出すために、帰ってからハンバーグ定食（冷凍ハンバーグとご飯だす・独身は質素でなければね・・。）をデミグラスソースで口の中を火傷しながらかき込む。

  2004.11.21

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• 案山子道は生き抜く事と見つけたり

  鍋島藩士が唱えた有名な葉隠れの教え・・・「武士道といふは死ぬ事と見付けたり」。最近、また藤沢周平の本を読んでいる。短編は頭の回転が悪いので切り替えが出来ず読みづらいのだが・・。多分単行本で見ているのだが、すっかり忘れて文庫本で楽しんでいる。「たそがれ清兵衛」に続いて「隠し剣鬼の爪」が映画化される。ほそぼそとした小藩の風采の上らない藩士、それがいざ事を起すと皆りっぱに武士道を貫いて死んで行く・・。そんなパターンが何回も出てくるが、それぞれに思考を凝らしおもしろい。さて、「武士道・・・」今年封切られて話題になった「ラストサムライ」これを武士道の精神だと言う輩がいるが、とんでもないことだ。こんな戦いは犬死のなにものでもない。長篠の戦の武田軍の再来の様なものだ。勝頼の滅びの美学は時代考査の上である程度納得がいくが、ラストサムライの時代の騎馬とガリトン砲では話にならない。話が脱線したが、葉隠れに書かれた武士道の精神、これは極限の生と死の二者択一ならば、くどくどとした言い訳をいって生きていくより、潔い死を選ぶといった事を唱えている。極論を言えばある意味、死を選んだほうが本人にはあとくされなく楽な選択かもしれない。そうなると葉隠れは安楽な教えなのだろうか？案山子はその中に死を賭して生き抜けと言った教えが隠れているような気がする。死ぬは容易く生きるは難し。潔く死ぬよりも潔く生き抜く。それは膨大なエネルギーを労するかもしれないし、憤怒の渦に巻き込まれるかもしれない。夢や希望なんてすでに残滓にまみれて道端に捨てられているかもしれない。糧すら見つからない、そして一条の光も見いだせれない暗黒の世界。でも、潔く生きぬこう、何れは訪れる死ならば、人生悠々として急げ・・・。

  2004.11.10

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• あきれ果て覆いたくなる我が耳を

  昨日のニュースステーションで古舘伊知郎と石原慎太郎の対談を見ただろうか？案山子は何も右でも左でもないけれど、少なくとも日本人としての美学を多少なりとも持ち合わせていると思っている。これは日本国民としてごくごく普通の感覚だろう。で、国旗掲揚はともかく、国歌を聞きまたそれを斉唱するのに何のわだかまりが必要なのだろうか。またそれを教育者が伝承していくのに何の問題があるのだろうか。これを義務や形式としてとらえるよりまず日本人の心根の中にある民族の誇りや培われた伝統の美を継承することはすごく大切な事ではないかと思う。英国には大ブリテンの誇りがあるだろうし、アメリカには開拓時代のスピリッツがずっと浸透している。その象徴が国歌であり国旗だと思う。靖国法案にしても是か非かと唱える前に、まず戦争で散っていった先代の人たちに素直な敬意を表することが大切だろう。中国外交にしても、前戦争での汚点は認めなければならないが、もっと未来に向け日本の進むべき道を示唆しなければいつまでも先の北朝鮮の様に、いいなりのおためごかしの外交になるのではないかと思う。兎に角、昨日の番組が局の意図でのインタビューならともかく、古舘アナの考え方であれば、石原都知事が指摘したように、子供のように短絡な考えだ。もっと前任者の久米アナの切り口を見習って欲しいものだ。さて、欲界の事は忘れて夜空でも眺めて見よう。これから冬にかけで夜空の星が一番輝く季節到来。案山子はプレアデス星団（Ｍ４５）が一番好きだ。枕草子の中で星は昴（すばる）と歌われたように古くから日本人にも愛された星。わずか地球から４００光年しか離れていない。そして寿命は１億年たらず。星の寿命の中では短命だ。たぎりなく明滅する白色の星、太陽すらその中に入れば輝く事は出来ない。ちりばめられた夜空の宝石。アーチェリーの友人の紹介で、天文台と射場完成を祝って真鍋島の民宿へ合宿に行ったおり、いの一番に見せてもらった昴。星団の中の星の数は半端なものではなかった・・。人間の目の、また我が望遠鏡の限界を感じた。

  2004.11.09

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  デジカメもチップがなければただの箱

  半年過ぎたので、そろそろミーちゃんの画像更新しなければ・・って思ってた矢先、しまさんとクララ嬢に示唆され、慌てて今日少し遠いけど海岸の側の芝生の奇麗な公園に被写体（みーちゃん）をなだめすかし、引掻かれ（トホホ・・）連れて行った。ついでにギターも抱えて行ったのはいいのだが、いざ写真を取る段階で、な、何と！チップがあらへんで～～。カク！。気を取り直してみーちゃんと遊ぼうとしたけど、やはり外に慣れていないのと、人やわんちゃんがいるので萎縮してしまった。歩き方もほふく前進（笑）そして子供が寄ってきても触られ放題。おとなしいねこのレッテルを貼られる始末。こっちはいつ本性をだして噛み付くかハラハラドキドキやったのに・・・。無事帰宅。甘える事しきり・・。やはり怖かったのかな。ごめんね。

  2004.11.07

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• コスモスが揺れて気がつく風の道

  カオス理論の様に、気圧の変化は予想がつかない。そして吹く風もこの季節は千変万化。ふと道端のコスモスを見ると、楽しそうに一斉に首を同一方向に傾けている。一瞬の出来事、そしてまた静かに頭を垂れたコスモス。多分、陽気に誘われた秋の風が通り過ぎていったのだろう。人生も風のように予測がつかない出来事が、後から振り返れば、あっという間に過ぎていってしまう。一方通行、ユーターンはない。過去は振り返りたくない。でも過去の遺物は思い出として浄化された姿でいつまでも残っている。残滓の如く・・・。

  2004.11.06

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• チェリストが旋風起すボサの場で

  世の中、色々な楽器のアンサンブルが花盛りだ。過去最悪と感じたアンサンブルはピアノとエレクトーン。音色、音量、音程すべてに違和感を感じたものだ。吐き気すらした。和楽器と洋楽器もどうかと思う。お琴や三味線でポピュラーな曲を弾くのも好きじゃない。で、本題のチェロ。先日、福田進一（ギター）と長谷川陽子（チェロ）のアンサンブルＣＤを買った。チェロはヨーヨーマーのリベルタンゴなど軽快なリズムでもよくマッチする楽器。ただ、少し重たい感じがするので軽快なメロディのボサノバはどうかと思ってたし、ギターとあまりにかけ離れた音色（チェロを一度でも弾いた人だとギターとの大きな違いがわかるはず）なので溶け合うのは難しいと感じてた。実際、最初にＷＡＶＥを聞いた時、ああ無駄な買い物またしてしまったわい・・・とさえ思っていた。しかし、フェリシダーヂ、黒いオルフェ、モヂーニャと聞くうちにある感動で鳥肌が立ってきた。フルートなどの正弦波の単純な音に対してはどんな楽器もよく合うのだが、チェロやバイオリンの様な倍音の多い華やかな楽器だと、クリアーな音を出す楽器が負けてしまうのではないかと思っていた。だが、あにはからんやギターの減衰音にチェロの持続音がよく絡み、お互いの音が交差し離れまた融合を繰り返して聞くうちにだんだんここちよい、丁度そよ風が流れるような感覚になった。そしてまたＷＡＶＥに戻った時、ボサノバの旋風を確かに肌で感じていた・・・。

  2004.11.02

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• 冬ソナをわからず奏でる我が愛器

  いつも使ってるギターの４弦が切れたので半年ぶりにオール弦交換をする。せめて一ヶ月に一度ぐらいは交換してやらなければいけないのだが・・・。今回はプロアルテのハードタイプにしたが、少しテンションが高すぎて金属っぽい音になった。また、ちよっと順反りぎみなので弾きづらい。考えてみれば、最近は川田一高さんのギターより、このヤマハのＧＣ１５ばかり使ってる。製作者は加藤さん（加藤俊郎）でなく江崎秀行さんだ。加藤さんとは何度も会ってるが、江崎さんとは、昨年松山のトーマス・ツァビエルハのコンサートで初めて話をする機会があった。すごく気さくな方で最近はヤマハの広報担当として活躍されている。さて、調弦して何を弾こうかと手元にたまたまあった現代ギターをパラパラめくってみた。「ｍｙ　ｍｅｍｏｒｙ」って曲に目がとまり、ぽろんぽろん弾いてみた。ああ、冬のソナタの曲だとわかったが、なんか１６部音符が不自然に入っていて今ひとつ曲想がつかめない。やっぱりＢＳでちゃんと見てなかったからかな（笑）そういえば、今は韓国ブームとか・・・。思えば初めて韓国に行ってからもう早３０年が過ぎようとしている。当時は大学の交流で行ったので、文教部長官と面会したり、ソウル大学の日本語学科の生徒との交流など、観光とは随分違う旅行だったが、それでも板門店に行きイムジン川を見てここはまだ有事なんだなって実感したり、床屋で散髪したり、腹を壊して町医者に見てもらったり、けっこう韓国の国際事情から文化まで幅広く経験できた旅行だった。今は松山空港から一時間半で行ける。随分便利になったものだ。大河ドラマ「新選組」も佳境を迎えようとしている。三谷節もなかなかのもの、今回は藤堂平助の死に少しほろりとさせられた。これから先は滅び行く新選組が描かれるだろうけど、一人気を吐く土方歳三にどこまで光が当たるのか・・・五稜郭までは無理かな。ところでこの間本屋で軍服姿の斎藤一を見たけど、土方の美形に比べてげに異形・・ビックリした。刺客としての片鱗を思わせる姿だった。ＮＨＫでバッハのバイオリン曲をやっている。イブリ－・ギドリスって有名な人らしいけど、知りまっしぇ～ん。やはりシャコンヌはバイオリン曲だったのかってあたり前のことを考えてしまった。でも、ギターの方が緊張感があり案山子にはいいのだけど・・。その後の無伴奏曲、何やこれ～～って感じ。現代曲風でもあり暗号の様な気もする。バッハのこの曲を聞いて感動する人の頭の中をふと覗いてみたくなった・・。

  2004.10.31

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• 役立たず地震予知連気象庁

  天変地異が多い今年、また大きな地震が起こった。今まで起こったことのない空白地帯らしい。台風はある程度進路の特定が出来るが、地震となると結果の報告ばかり、確実に起こるとされる東海地震さえ暗中模索の状態。地震王国の最先端技術を駆使してもそんな状態だ。地震予知連の予算は膨大なものだと思うが、慎重な発表しか出来ない。中国ではごくわずかな変化を発見し事前に多くの住民を避難させ、実際に大地震が起こった事例がある。地震予知なんて大自然の摂理の難しさ、当たるも八卦当たらぬも八卦の世界だ。鯰にでも任せたらどうだろう・・・。シークレット・ウインドウを見た。と言うか、久々に宇多津のワーナーマイカルへ行って上映直前だったので思わず券を買ってしまった。予告編では見ていたので、ジョニデには抵抗あったけど、ちよっと興味があった作品。中盤までなかなか惹き付けられるものがあり終盤に期待していたのだが、やはりこのような作品にありがちなこじつけの結末の法がまだしも不完全燃焼。超駄作のアンブレイカブルの作者かと思ったべぇ。（笑）ジョニデも、もひとつ性格俳優と言うには地味だがや。二コールキッドマンやアンソニーホプキンスを見習うべし・・。追記。宇多津は秋祭りだった。

  2004.10.24

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• 踏み切りで電車の事より信号機

  「絶対音感」一般的なこの意味は少しおかしいと常々思っている。さて、今日踏み切りで信号待ちをしてて、信号機の音程を判別してみた。自分の頭の中にはＡ＝４４０ＨＺ前後（笑）の音が入ってる。つまりラの音。で信号の音程、Ｆより少し低いかなって判断。少し気持ち悪い。何を言わんとしているのか・・・・。確かベストセラーになった本にも「絶対音感」について書かれたものがあったが、内容はあまり知らないけれど、世の中の音がすべて音階に当てはまってノイローゼの様になるって紹介してた。これ非常におかしい。本を売るための売名行為？そんなこといってたら、ピアノの調律師はもとより、ちょっとでも音楽の幼児教育を受けた事のある人は皆ノイローゼにならなければならない。単音で音階を判断する事はたやすいし、ちょっと聴音を齧った経験のあるものなら、３音、５音の音を瞬時に言い当てる。つまり自然界の音を音階の音に置き換えるのなんて、ピアノをちょっとでも習った経験のあるものならたやすいってこと。じゃ本当にすごい人、真の「絶対音感」を持っている人っているのかな・・・。これがいるから世の中摩訶不思議（笑）Ａ＝４４０ＨＺの基準音より１セント（百分の一）高いか低いか、これは基準音があれば自分にでもたやすい、しかしその基準音が正確に頭の中に入っている人がいる。過去にバイオリニストに一人いた。何も使わず調弦してぴたりと基準の音をラの音程でいえばＡ＝４４２ＨＺにあわせた。ちなみに音叉と照らし合わせたが寸分のうなりもなかった・・・唖然！このような人こそ、自然界の音をきき、「あっ基準音より１セント（半音の百分の一）低い（高い）わ・・」なんていちい気になり、特に歌手の歌なんてもげもげで聞いていられないはず。昨日テレビに出てた鬼束（おにずか？）ちひろの歌なんて聞いたひにゃノイローゼになるかもね。（爆）

  2004.10.22

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• 新鮮な新撰組は三谷節

  何とはなくＮＨＫの大河ドラマの「新撰組」を見ている。大河ドラマは全く見ないか殆ど見るか両極端。今回は殆ど見てる。主役がアイドルでホームドラマチック（こんな表現あったっけ？）なので何かと不評のこの番組、なかなかのものだと思う。何故か・・・、けっこう三谷氏、史実に基づき、今までの新撰組番組や映画にない事実をふんだんに盛り込んでいる。今回も龍馬の暗殺に暗に薩摩藩が絡んでいる事をさりげなく伝えている。過去の番組でもまず近藤勇の本名や生い立ち、芹沢鴨について、京都守護職について、山南の情婦について、伊藤甲子太郎挙兵についてなどなど、上げたら切りがない。中でも土方歳三についてはかなり入れ込んだ節がある。役者も写真によく似てて、今までのイメージが覆された。ただ龍馬については、やはり従来どおりの過大評価。大政奉還まで絡んでいるような表現。また役者がよくない。新撰組の中で唯一そうとうなギャップを感じる。後、永倉新八は優等生すぎ。さて五稜郭の戦いまで番組が続くのかな？

  2004.10.18

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• 選択は常に死を伴う厳しさよ

  昨日の深夜、再放送とは思うが秀吉の立身出世の際、どう選択するかの番組があった。一つ間違えば、自らを滅ぼす選択ばかり。その意味では秀吉のいた戦国時代が一番厳しかったかも。主君が道を間違えばみな諸共だから。ただ、日本人のいいとこ（といえるか、優柔不断なとこ）はトップは消滅してもその配下を取り入れているところ。だから敵のいいところを吸収して益々強大な軍に育った。中国の漢民族となればそうはいかない。民族皆殺し。話題が反れたが、秀吉の選択。運があるって思うが、この人物の偉大なところは勝算のあるなしの判断力が異常に発達していたところだろう。欲に言う信長の短気、家康の気長、戦略の面で彼はその両方を兼ね備えた柔軟な考えを持っていた。人たらし・・これは人の何たるかを知らなければ出来ないもの。母を人質に送り家康を懐柔する作戦など、早くに母と生き別れた家康の琴線を揺るがす人たらしの真骨頂かもしれない。今日は、実にふらっと（こんな形容しか出来ないぐらい唐突に）高知に行った。確か高松に向かっていたはずだけど・・・。四国の高速道で高知ほど時間短縮の恩恵を受けているところはない。多分普通に走っても二時間の短縮だ。もし幕末にこんな道があつたとしたら、武市半平太、龍馬、中岡慎太郎はいうまでもなく、脱藩者で溢れていただろう。また、廃藩置県のとき四国県が生まれたかもしれない。さて、高知だけど久々に朝市を見る。やはり今年は台風の影響か野菜が安くない。芋ケンピに触手を伸ばしたが、血糖値を考えると、がまんがまん（涙）広場でよさこい踊りやボーイスカウトに赤い羽根募金をしたり、けっこう歩いたが、その広場の端にきて、ふと足が止まった。何とそこには、我が愛しのちびけがオリに入れられて里親募集の猫になっているではないか・・・。頭のてっぺんから尻尾の先までちびけそのもの・・。横についていたおばさんは、ヒマラヤンがかかっているって言ってたけど、シャムと藤猫の子供に間違いない。「ちびけ！」思わず叫んでしまった。本当はもって帰りたい、でもみ～ちゃんがいる、そしてあまりにも似ているので空恐ろしい。輪廻転生とはよく言うが、今日に限ってはそれもさもあらん・・。いい人に貰われてしあわせな一生を送って欲しいと願って、募金箱にお金をいれて後にする。

  2004.10.17

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• ラテン風その指先で吹き荒れる

  ＣＤを買う時、一枚の中に一曲でも鳥肌が立つような曲があれば大満足なのだが、今日買ったＣＤはその全ての曲に感動した。これはフェルナンデスの「ラ・ダンサー／ラテンアメリカギターリサイタル」（ＬＯＮＤＯＮ　POCL１６４２）以来の事だ。タイトルは「ラテン・アメリカの風」（ＵＣＣＴ－２０４０）奏者デビット・ラッセル。彼にはいつも驚かされる。バッハを端正に弾くと思いきや、バリオスを叙情豊かに奏で、ラウロは驚くほどの技巧で弾きこなす。そして今日その集大成のようなＣＤを手に入れた。ＣＤの中で多種多様のラテン音楽を彼はたおやかに歌い上げている。そしてこのＣＤの中に入っているソナチネ三部作は何とあのホレーへ・モレノが献上していたのだ。モレーノ・トローバのソナチネ三部作が有名だが、この曲の方が難解であり、デリケートである。７割方は知った曲が入っているが、ラッセルの正確無比な演奏が描き出す対極的な泥臭さがすごく新鮮で、特に冒頭のダンザ・ブラジレイラ（ブラジル舞曲・モレル作）は福田進一やイズビンのように揺らした演奏をしていないにもかかわらず、生き生きした演奏にほれぼれしする。今までラテンアメリカの曲といえば、ポンセ・ラウロ・ロボスの三大作曲者に親しんできたが、大御所レオ・ブローウェル、エドァルド・ファルーは別としてレイ・ゲラーやこのＣＤの中にあるホレーへ・モレル、ペルナン・ブーコ・ホレへ・カド－ソ、カルロス・パジェスなど中南米のギター作曲者に新鮮な感動を毎回受ける。しかし、ＣＤの最後をポンセのスケルツィーノ・メヒカーノで締めるあたり、ラッセルの誠実な人柄が偲ばれる。福田進一だったらど派手にダンザ・ブラジレイラで締めたはず（笑）中南米の音楽はミクスト・カルチャーの魅力に満ちている。クリオージョ（中南米生まれの白人）・インディオ・メスティーソ（白人とインティオとの混血）・アフリカ系黒人などでそれらの音楽が絡み合い複雑なリズムや形式、歌や踊りが生まれた。ラッセルによってその音楽が見事に開花したといえよう。さて、今日１０何回目になるが、また一通り聞こうっと！

  2004.10.15

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• 風に乗る深遠の音秋祭り

  今年も秋祭りの季節が訪れようとしている。古代から太鼓の音は心の鼓動を呼び覚ます。太鼓は単純なようで実に千変万化な音を醸し出す。そのリズムの中にはともすれば色さえ浮かんでくる。心の奥底の魂の響き・・・。山に登りたい。トレッキング程度で登れる山に・・。知人に山をこよなく愛する人物がいる。彼は必ず年に一度は北アルプス・中央アルプス・南アルプスを走破する。今回の連休は確か南アルプスに再チャレンジするとか言ってた。前回雨にたたれたとか・・・今回は台風。多分行ってないだろなぁ。

  2004.10.12

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• 軌跡引く瞳の奥に闘志見た。

  琢磨、感動をありがとう。来年は表彰台の真ん中に立つ事を願う。周回遅れを先に行かすような姑息なチャンピｫンに負けるな！来年もＢＲＡホンダにきっと残れると思うが・・・。君なら色々なチームからのオファーがあると思うけど、ホンダが一番似合ってる。日記いじってたら元に戻らなくなって画面が一新してしまった・・。小さくて見づらい・・。クリスファーリーヴが亡くなった。スーパーマンのように強靭な肉体はなくても強い意志はスーパーマンそのものだった・・。合掌ＢＳで冬のソナタの曲特集をやってる。ドラマは殆ど見たことないが、随分日本人好みの旋律、流行るのもなるほどと納得。リチャード・クレイダーマンというよりアンドレ・ギャニオン風かな。何か寂しい曲。今日は細切れの文面。ｙａｈｏｏの掲示板で久しぶりに友のＨＰを確認。さっそく訪問する。彼とは短い間だったが同室で入院していた。何年も会っていなかったが不思議と歳月の流れを感じなかった。また同室にお互いの恩師がいた。不思議な縁である。バラバラに退院してはや二年近く経つ。恩師はもうこの世にいず、彼もその後の闘病生活は大変なものらしい。案山子などより、はるかに意思の強い人だからきっと病気を克服してくれると願っている。

  2004.10.11

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• 秋空も人の心も移りゆく

  台風一過とはよくいったもので、秋空が眩しい。今回は関東地区にそれたものの、もう来て欲しくない。アメリカでも今年は記録的なすごいハリケーンが発生している。小学生のころに読んだ「オズの魔法使い」。ドロシーの家が何故中に舞うのか不思議だったが、アメリカでは台風や竜巻で家が飛ばされるのが珍しくない事を後年知った。オズの魔法使いと言えば登場人物みんなそれぞれ寂しい者だった。心のない案山子・臆病なライオン・ブリキの人間（だったかな？）ドロシーも寂しい少女。さて、今の案山子には心がないような気がする・・。ある人にひどい罵声をかけてしまった。オズに貰った心はやさしい温かいものではなかったのか・・。自分の意のままにならないことはしかたがないとは思わないのか・・。何も考えずに純粋にフライを振っていた時代が懐かしい。今はあまりに色々な柵、埃を被ってしまった案山子。一度洗濯する必要がある。案山子にとっての命の洗濯は釣りしかない。他のどんなことでも自分を見つめる事は出来ない。まして人の忠告は一番嫌い。虫唾が走る。自己は自己の上に自己がある（案山子語録？）人の心は変化しても川の流れは変らない・・。アイザック・ウォルトンの世界、ヘミングウェーのニックのカーティスクリーク。マイ・カーティスクリークは何処。ＯＨ！！琢磨クリフォイ４番手だ～～バトンの上だ～～～！！！！セカンドローのラルフはさすがＦ３０００時代の実力を髣髴させている。６番手、トヨタへ移籍のヤルノ・トゥルーリ、やっぱりマシンだけではないことを証明。でもなんで母国でやる世界３大スポーツがフジ独占でおまけに録画でおまけに今年は夜１０時放映なんだよ（怒）ライブでやって欲しいわ全く。今から結果知りたくないからテレビ一切見ないぞ。そういえば大昔、インディ５００を他の民放がライブ放映していた時、しょっぱな同じ日に行なわれたモナコＧＰ（録画放映なのでこれからってとき）の結果を言って非難ごうごうだったっけ。

  2004.10.10

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• ロボットも進化の果てに夢を見る

  昨日、やっと「アイ・ロボット」みたのだけど、いゃ～、実におもしろかった。まずは一押しの映画。そして単純におもしろい映画こそ映画の映画たる醍醐味と再認識させられた。最初に「ロボット三原則」が出てきた時は、アイザック・アシモフが原作かと思ったけど（そのとおりやったけど）そんな原作度返しでわかりやすい単純なストーリーだった。役者もあまりオーバーランせず（アメリカジョークは時に不快感すら感じる時があるので、これで大笑いできる人って尊敬する・・）ウィル・スミスすらデンゼル・ワシントン並のいい男にみえた（笑）ＳＦＸも現在の究極の進化を感じ、違和感を殆ど感じなかった。逆に意図して少し違和感をもたすように努力していることが感じられ、「シンドバットの冒険」の骸骨の時代から、さほと時間が経っていないにもかかわらず、これからの進化が空恐ろしい。。

  2004.10.03

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• 濁流も一夜明ければ蒼き水

  あ～あ、今年もマイ・カーティスクリークに訪問出来なかった・・・。そこには確かに自分のリリースしたアメゴの子孫がいるはずだ。自然繁殖してればの話だが、四国の渓流で子孫を残す事は至難の業だろう。ニュージーランドのようにネイティブなレインボーがいるなら今ごろフライフィッシングのインストラクターかガイドになっていたはず・・。なにしろチャールズ皇太子のフィシングインストラクター、ジョニ－・ローガン仕込のロングキャスター案山子だから・・、でもダブルハンドロッドでロングキャストして対岸の木を釣ってど～すんの。とほほ・・。本栖湖、梓湖のモンスターブラウン、銀山湖の大岩魚、釧路湿原のイトウ・・。はぁ（ため息）いつまで経っても釣行記は書けないだわさ・・。釣り逃がし　誰もいないと　振り向くと　馬鹿な奴だと　カワセミの声

  2004.09.30

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• 直進がトラブル避ける近道さ

  普段はぽけ～としている我が大脳が反射的な出来事に遭遇すると、いきなり的確な判断を四肢に伝達する。平たく言えば、道を歩いていて前から来る人を避けようとどちらかに寄ると必ず相手もその方向に寄って来る。そしてまた反対に避けると相手もその方向に・・。そこでいつのころか人が前方より歩いてくる時は、ぎりぎりまで絶対避けないことにした。九分九厘は相手が避けてくれる。それが通用しないのはオバハン族。三人いれば並列歩行。こちらがこそこそと避けるしかあらへんわ～。車でも狭い道を走る時は相手が避けるまで直進し、くそ度胸でぎりぎりで避けさせる事に成功するが、オバハンはぶつかって来る・・・。で、今日の本題。買い物をして出たところに直進してくる夫婦あり。例によってぶつからないように直進する。しかし何を思ったかだんなの方がぶつかりに来た。こちらもさけず正面衝突。こんな場合はあやまるか睨み返すか二つに一つ。ごくごく普通の市民らしいので即あやまろうと思ったら、隣の奥さんが先にあやまった。体裁悪い事このうえなし。直進もときには迂回が必要と痛感・・。

  2004.09.21

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• 白球に思いを込めた時期もあり

  何が苦手かと言うと一番に野球・・・球技ではバレー、バスケットは大嫌いだが、卓球は変則サーブ（５回に１回ぐらい成功する・・）を持ってるし、サッカーは足が速かったので追いついて思いっきり場外に蹴り出すことが得意だったし、ボーリングは２００アップしても次の回には１００ぐらいで帳尻をあわしていたし・・。で、野球。今は大リーグ以外殆ど見ない・・っていうか興味がなくなった。やはり長島が好きだったので彼のいない球界に何の魅力もない。だから今、何でストライキするのかさっぱりわからない。そりゃ潰れる所のファンもいるだろうし、選手の雇用問題もあるだろうけど、他のスポーツはもっと厳しいぞ。Ｆ１なんて成績不振即解雇、サッカーもしかり。セパ何球団なんてどうでもいいからもっと魅力のある球団作りを目指して欲しいものだ。新規参入大いにけっこうじゃないかいな。けっきょくファンのためため言っててもファンを無視してる行為だよ。古田ぬきさん。表題だが、子供のころユニフォームと道具一式盗まれて野球が嫌いになった経緯がある。トラウマではないけれど、打つことはそこそこでも守りはとんと・・・。そんな自分が一時期、同級生で作ったソフトボールのチームに４年間所属していた。守りはだめだからライトでないとやらんぞ（実はライトは超むずだけど）背番号は原８番くで～～って我儘放題。（笑）ところがある時、どうしてもセカンドがいないのでお前やれ、っと支持があった。いやじゃ～～辞めたるわ～って文句いいながらコンバートした瞬間、イレギュラーの球を奇跡的に捕獲した。それから守りも楽しくなり、最終的にはファーストがレギュラーになり、最後の年には首位打者も取り、思いで深い４年間になった。フィッシング、アーチェリーとお山の大将だった、元来チームワークの苦手な自分に参加する喜びを教えてくれた同級生ソフトボールチームに感謝感謝。。

  2004.09.20

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• 瀬戸内の海に眠るは永久（とわ）の友

  本当は叱られるのだろうが、今まで愛する友たちは二代目みい子以外、瀬戸内の海に水葬にした。昨年、ちびけも香川県の庄内半島近くの景色のいい場所から瀬戸内のおだやかな海に旅立った。動物病院が用意してくれた紙の棺桶で・・。先月久しぶりに黄色い菊の花を手にその地を訪れた。自分にとってこの小さな老猫がもたらしたものは何だったのかってふと考えてみた。愛玩ペット、主従関係、家族・・・そのどれでもない様な気がした。強いていうなら戦友のようなもの。共に歩んできた道。共に喜び、共に労わりあう・・このみすぼらしい老猫とはそこまで日々のサイクルが合っていた。晩年は子供もいなくなり、もっぱら自分の腹の上が彼女の唯一占拠の場だった。極度の口内炎で物が食べれなくなっても、ひもじい顔一つせず、おだやかな顔で腹の上で寝ていた。入院１０日、不思議なことに子供が会いに来た時、目に輝きが戻り、意識もはっきりして、か細い声で鳴いた。やがて子供が去っていった後、静かに息をひきとった。危篤の知らせを聞き、急いで駆けつけたら間に合ってたのに、辛くて少しタイムラグを作ってしまい、その間に寂しく息をひきとった。何をしていたかといえば、棺桶をさがしていた・・。その用意した棺桶はあまりに小さかった。先入観が為せる誤解・・・歳をとってもじゃれてたねずみのオモチャを買って病院が用意してくれた棺桶にそっと入れた。慟哭がとまらなかった。共有した日々の思い出が走馬灯の様に脳裏に浮かんだ。かけがえのない日々は帰らないし埋らない。最後にしていた首輪と同じ物を今み～ちゃんがしている。同じ鈴の音を聞くと悲しみが込み上げてくる。

  2004.09.16

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• 秋風につられてふらっと山寺へ

  明日は父方の祖母の十七回忌。前回の十三回忌の時には家族揃って行ったが今回は独り身・・。父は長男だが家督を引き継いだのは次男のおじさん。従姉妹はおんなばかりなので老夫婦二人で住んでいる。のんびりした田舎もいいもんだ。ついでに近くの山寺に参拝でも行こう！瀬戸内の景色が絶景のこの寺、昔の思い出が詰っている場所。水晶を探しに行った思い出、自衛隊の艦船を見に行った思い出、中学の夏休みに友と訪ねた思い出、その時大切に持っていたおにぎりを落としてしまった思い出・・・・・バン・ヘルシング見てきた。最近の映画はなんでこう画一的なんかな～ＦＳＸの使い方にしてもすごく似たようなもんばかり・・。ただ最後の３０分は見てるだけでおもしろかった。雰囲気的にはマカロニウエスタンの雰囲気。

  2004.09.11

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• そこはかと聴こえる声は秋の虫

  鈴虫の大合唱。それにしても暑い。また台風、地球の地軸でも狂ってきてるかな・・。地球規模で見ると、現在の気候安定期が異常なのだとか・・。一部ではフォトンベルトなる奇怪な場所に８年後地球が突入して電子レンジで「チ～～ン」した状態になるという馬鹿げた話を信じてるとか・・。おいおい、太陽系もそのプレアデスのフォトンなんとかも同じ銀河だぞな。一緒に宇宙を回ってる仲間だぞん。そんな事より、つい最近地球から６５００ｋｍの近距離を隕石が通過したぞよ。だぁ～れも知らない宇宙だぁけのひ・み・つ♪この間の台風みたいに発生即日本到達・・・隕石発見即地球衝突・・その方がよっぽど起きそうな現実だよな～。世紀末が過ぎた今もまだノストラダモスを引きずってるのかな？？？我々の先祖がピカイヤのような生き物だったってこと、努々忘れるなかれ、人間至上主義の輩たちよ・・。って話変わるけど地震予知連、火山予知連絶対国費の無駄使いの機関だ！発生後の会見のなんと暖見なことよ。いついつどこに地震発生します、いついつどこの火山が噴火しますって言い切ってみろ！！ああ、虫の声に幻惑され心が高揚してきたばい。

  2004.09.05

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• 薮蛇で恋人なくし後悔す

  おお！！、かなり日記さぼったわい・・。台風が心配。さて今日はやっと（って言っても封切り二日目）チャンツィィーのラバーズ（ジェットリーのヒーローと表現するなら）見てきた。彼女、美人になったな～（涎が・・）ずっと彼女の顔ばかり見てた。エイジアンビューティの宣伝にでた時、この人きっと別人だよね、って一人突っ込み入れてたがこの映画を見てなるほど本物や（笑）って思った。彼女といえば、いつも薄汚れた幸薄い役で目を三白眼にして口をゆがめたイメージしかなかったから・・・。さて映画の内容と言えば、これはもうヒーローの女版だ。相変わらずウー監督色で映像美、音楽ともに抜群だ。ストーリーも後半意外な展開をしてヒーローを思い出した。そして、おお！、今年一番やって思った矢先、最後の方で、おいおい待ってくれ、なんやなんやって展開。にもかかわらずシクシク泣く人があちこちいたが、これはもう感性の問題やから・・・エンディング即席を立つ。アッ！そうそう、金城武、不夜城で煙草ばかりすってる不健康な青年のイメージがあったけど、今回の映画では爽やかな感じで衣装が良く似合ってた。チャンツィィーの前で翳んでいたが・・・。

  2004.08.29

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• やわらよく水泳もよしオリンピック

  早朝に起き、稲荷寿し食いながら（笑）体操競技をみてる。日本が強い時代の体操を見てるものとして、今回はお家芸が戻ってきた感。期待できそう。しかしソフトボールといい、バレーといい、サッカーといい期待された競技が伸びない。その点、柔道はもとより体操、水泳陣も頑張っている。深夜時間が玉に傷だけど、気合を入れて見ていこう。男子体操、金メダル！（ＡＭ５：４０）外国人のほうがプレッシャーが強いのにびっくり！新世代の若者の精神力の強さにもびっくり！

  2004.08.16

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• 暑さも寒さも彼岸悲願なり

  今日は朝六時から九時までギター弾きっぱなし。もろに案山子の性格が・・・熱しやすく覚めやすい。そう言えば暗い曲ばかり選んでたなー。う～ん、最近自分探しに疲れてきたかな。昨日、盆業に来るので桃を仏壇に添えたが、思えば父は癌の再発で七ヶ月もの間、食物を口にすることが出来なかった。そして最後に桃が食べたいと言ったので差し出すと、一口食って、うまいって言ったけど、桃にはべったりと血のりが付いていた・・。弟は納棺するとき、フランス料理のフルコースをミニチュアで作り入れたが、物が食べれなかった辛さはいかばかりか・・。先日、御荘町へ紫電改見に行ったけど、不思議ともう一度この戦闘機に会いたい気持ち。昨年、広島の原爆ドームを見た時と同じ気持ち。戦後も半世紀が過ぎ、風化の一途を辿ってるが、自分たちの礎（いしずえ）となった人々を決して忘れてはいけないといつも思っている。さとうきび畑を聞くと、過去から壮絶な風が吹いてきて、辛くなってしまう。

  2004.08.08

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• ナタリアの超絶技巧ラウロ調

  さて昨日の「ナタリア」だが、このベネズェラ風ワルツ第三番、目まぐるしく指のポジションが変り弾きにくい事限りなし。昨日より福田進一のＣＤを何度もリピートしてかけていたが、ナタリアを聞くたびに少しずつ味が出てきた。特に二回も丁寧に（笑）弾いている転調の部分、二回目は少し編曲していて心地よい。他のアーティス達はどうかなって、まず木村大君を聞いてみた。おっコンサートの時に比べけっこう素直に弾いているなって印象。また早さが師匠の福田進一と同じ。これは師匠が頑張っているのだろう。次にフェルナンデス。これまた早いし遜色なし。そして村地佳織女史はどうか・・・。メリハリの聞いた真面目な演奏。師匠の洒脱した演奏が浮いてしまう（笑）そう言えば菊地真知子大御所の奴もあったっけ。早速聞いてみる。おっうまい。コンサートでのメロメロ状態が嘘の様。若かりし時は今の村地佳織と同等ぐらいの実力があったはず。今の顔を顰めた瞑想演奏はいつからのスタイルなんだろう。さてお終いは大ファンのデビット・ラッセル氏。おおさすがうまい。ただ、何人かの演奏を聞いてこの作品はやはり早弾きが似合ってる。最後に我が演奏を聞いてずっこけたことを付け加えておこう。もう三分の一早かったらいい線いくんだけどなぁ・・・・涙

  2004.08.01

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• 一枚の胸に染入るラテン曲

  今日は副業（笑）で美味いうどんに会いに高松方面へ向かった。途中堪らず、善通寺のフレームの中に作ったうどん屋（何回も行ってるけど、名前知らず）に寄った。９時半だというのに早、姫路ナンバーの車が止まってる。若者４人組が、なにやら薀蓄を述べてる横で、かけ大を大急ぎでかっ込む。ちと味が落ちたかな？だしは相変わらずうまいが・・。さて、時間もあったので久々にヤマハミュージック高松店へＣＤと楽譜を模索に訪れた。そしてめぐり合ったＣＤが福田進一の「Ｖｏｙａｇｅー中南米音楽の旅」だ。ＣＤは一曲でも気に入った曲が入ってたら満足するのだが、今日は殆どの曲に感激！非常に得した気分だ。ポンセやバリオス、ラウロの曲以外に、レイ・ゲーラやＳ・アサド、モンターニャ、ガケールなどの新進の作曲家のすばらしい曲が目白押し。ラウロのナタリアの曲弾きだけがいただけない。コンサートで木村大がさびの部分を二度弾きして彼が嫌いになった曲。それにしても、中南米の曲は何故メロディーが、胸に突き刺さるほど感動を受けるのだろうか・・・。郷愁・・サウダ－ジ。おっと今日は親父の命日。

  2004.07.31

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• 通り雨陽炎揺れるアスファルト

  夕刻、急に雨が降り出した。アスファルトの熱気が一気に冷やされて陽炎が立つ。何となく爽快な気分。夏真っ盛りだが、ほんの少し秋の気配が漂う。涼風を求めて海に出てみた。瀬戸内の豊かな自然も今年の猛暑で赤潮が発生して養殖魚に被害が出ているらしい。それも自然現象の一つなのかもしれない。南極の下には何千年も外界から遮断された湖があるらしい。でもそれに到達するには四キロの氷の壁を越えなければならない。どんな色してるんだろな～。考えるだけで少し涼しくなった。

  2004.07.26

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• 弟の老いた姿に我を見る

  兄弟は弟一人だ。独り身になって殆ど会う事もなかったが、突然叔父が土地相続の件で二人を引き合わすことになった。近くの酒場に飲みに行って、久しぶりに見た弟の姿は、最近痩せた自分とよく似ていて（兄弟だからあたり前だが、彼はもともと痩身で背が高い）年取ったなあと感慨一入だった。（そんなに何年も会ってない訳でもないのに）思えば弟は幼稚園ではカバン持ち、スリッパ持ち、つゆはらいと（笑）必ず三人の子分をしたがえて帰宅していたし、小学、中学のころはありとあらゆる悪さをして民生のおばさんに睨まれていて、いつか問題を起こして少年院送りにならないか、父親はハラハラしどうしだった。最も母親は地元のチンピラを片手であしらうほど剛毅な人だったので（華奢な体だったけど）平気の平左だった・・。そんな弟も小学生からのコックになりたいという夢を貫徹して、社会に出てからは仕事に前向きで、随分人物的にも落ちついた。お祭りでは時々過去の片鱗が出るみたいだが（笑）兄弟は頗る仲がいい。ただ弟は、休みには朝からウイスキーのオンザロックを手放さないほど酒好きなので、父親の血を引いて下戸に近い自分とは（飲もうと思えば一升ほどは飲めますです。はい。笑）めったに飲む事はない。彼の素面は殆ど見たことがないが、今回もほろ酔いかげんで出てきた。話す内容は、やはり家庭の事が中心。小学生の次男の事で、時々学校に呼び出しを受けるらしい。親の気持ちが今になってわかるってぼやいていたけど、子供はいつまでも親の心配の種、まあ頑張って育てて欲しい。自分の様に子供に三行半突きつけられないように（号泣）ああ、日記書くうちに叔父に貰ったお供えの最中、三個も食っちまったわい。

  2004.07.25

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• 電子音騒音雑音紙一重

  クラシックギターのコンサートに行った事あるだろうか？まず殆どの奏者がアンプなど増幅装置を使わず生の音（生ギター、生ピアノって表現する事がおおいが、楽器は本来自然の音があたり前なので、こんな表現をする業界が大嫌いだ）でコンサートを行なう。おのずと観客は耳をそば立てて、自然の心地よい音、鋭い音、繊細な音を聞き逃さない姿勢でアーティストと向かい合う。その呼吸すら感じて緊迫感の中ですばらしい演奏に酔いしれてしまう。奏者もごまかしは一切聞かない。今日、知人の子供がエレクトーンコンクールに参加したと連絡があった。エレクトーン・・・・長く楽器業界に携わってきたが、随分この楽器を正面、側面から見てきた。修理も多く、長男が誕生してまもなく寒風吹きすさぶ浜松へ単身行き、中級コースの資格を取得するため一ヶ月以上缶詰状態だった。電気知識皆無の中、歯痛に悩まされながら回路図と首っ引きで苦労してなんとか取得することが出来た。そのころのエレクトーンといえば、デジタル、アナログのハイブリッドで素朴なアナログ音が残っている楽器だった。シンセサイザー奏者になった富田勲や女性奏者、子供の親善大使など多くの優秀な奏者を輩出した。また、普及に伴いこの楽器独特の即興性を生かしたすばらしい音楽の分野を構築していく過程でヤマハ以外のメーカーもぞくぞくと名乗りを上げてきた時代だった。カワイの電子オルガン、ハモンドオルガン、テクニトーン、ドリマトーンなど・・。時代はデジタル。気がつくとエレクトーンだけが残り、ヤマハという企業の中で独特の進歩を遂げていた。昔、エレクトーンのアンサンブルといえば、パーカッションかピアノ（音程が高低音で合うはずもなくちぐはぐなアンサンブルが多かった）そして今、アンサンブルといえば、最高級のエレクトーンを７台も８台もステージに並べ、大音量で曲の演奏、それも殆どデジタルシーケンサーで作られた音を録音したフロッピーを使い・・・・・。何度もこのコンサートに携わったが、こんな音量の中で曲想や情緒感が果たして養われているのかいつも疑問に感じていた。採点も音楽家とは言いがたい方たちが行なっていた。エレクトーンはその独自の電子音（ハモンドオルガンなどフルート系を駆使してクリアーな音をかもし出していたメーカーもあった）に魅力があるので、ＦＭ音源やＡＷＡ音源をより進歩させて生の音に近づけて、録音技術を駆使して演奏の軽減化を図ることに何の魅力も感じない。コンポでＣＤを聞いているようなものだ。そして一番驚かされるのが、音楽のプロであるエレクトーン講師の大半が音作りだけに専念し、楽器の持つ感性や情緒感に欠落していることである。彼女たちにとって柔らかい音、鋭い音は音の強弱でしか表現出来ない。確かにハーモニーやリズム感はすばらしいものがあるが、ともすれば大音量の中でそれは騒音、雑音に成り下がってしまつているような気がする。エレクトーン、今のメーカーのドル箱的存在、楽器業界の救世主かもしれない。しかし、販売促進だけに重きを置いているかぎりきっと将来的には万人に飽きられる楽器に成り下がる危険性がある。まず音量をさげるべし！

  2004.07.24

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• 道すがら妖怪眺め納涼す

  昨年の夏、観光で米子、境港へ行った。その日は頗る暑くアスファルトの照り返しがきつかった。さて妖怪ロードを大汗をかきながら進む。ぬらりひょん、猫娘、鼠男など鬼太郎ファミリー（？）が目白押しだ。そして終点は水木茂記念館。彼の偉業には目を見張るものがある。そして突然前に現れた「ぬり壁」。何の変哲もないこの妖怪に何故か惹かれる。帰路、屋台でカキ氷を食べた。そこの主人が「ぬり壁」について薀蓄を語ってくれたが忘れてしまった。ぬり壁が通せんぼして決して越せない壁も、私利私欲がなければ簡単に越せる・・・そんな内容だったかな・・違ってるかも。幽霊は怨念がこもって怖いが、妖怪は人間の持つ性（さが）を素直に表現している生き物、言い換えれば人間の心を移す鏡のようなもの、だから親しみが涌くのかもしれない。

  2004.07.21

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• 英霊の御霊安らか海の底

  南予の御荘町より帰ってきた。昨日は民宿に泊まり近くの温泉センターで風呂三昧。朝一番に深浦から遊覧船で鹿島の珊瑚群を見に行ったが、あいにくこの夏の猛暑で海底の透明度が悪く今一。不満が残る中、今回の目的である「紫電改」を見に行く。記念館に入って（この戦闘機の展示の為だけに記念館があるなんてすばらしい！）復元された機体が静かに鎮座している姿を目の当たりにした時、自然と脱帽して手を合わせた。戦後も遠くなりにけりだが、この大きな遺品を見る限り、忘れてはならない何かを感じた。そして冷房のない展示場内に一条の爽やかな風を感じた。

  2004.07.19

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• 幸せはクルクル回る走馬灯

  「半落ち」をビデオで見た。白血病とアルツハイマー。現在の医学ではどちらも不治の病に等しい。特にアルツハイマーもそうだが、老人性痴呆症の患者がいる家庭は、想像を絶する困難な状況、ともすれば修羅場になる。叔母は嫁いですぐ寝たきりになった義父を何十年看病して、最後の１０数年、義父の痴呆症に苦労した。そして、やっと（形容は悪いが）義父が天国に召され、やさしい旦那さんと二人で残りの人生を楽しもうとした矢先、旦那さんが急死。人生って不公平な事もあるんだなって感じた。この映画を見て、何故か幸せな時代を思い出して落涙した。別に今が不幸せと思うほど、まっとうな人生を歩んできた訳ではないが、きっと気付かないうちに幸せな時期が音もなく目の前を通り過ぎていったんだろな。人生を終えるとき、きっと走馬灯のようにクルクルと幸せな時代が蘇って来るのかもしれない・・・。

  2004.07.16

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• おお！ゴジラむむゴジラだぞおおゴジラ

  暑い暑い暑い・・・ここは京都？？加茂川か御手洗川（知ってる？北区にあるよん）で行水しなきゃ・・。ゴジラ松井が伝説を作ったって見出しにつられてクリックすると、何とミーティングに遅刻したんやって。常習犯らしい・・・満塁ホームランでも打ったのかと・・・・。さて、今ビデオで一番借りたいのが、昨年上映したゴジラだす。必ず年末に映画見に行ってたのが、とっとこハム太郎と二本立てになってちょっと一人で見に行く勇気がなくなった。それでも昨年上映の奴は勇気をふりしぼって一月に見に行ったらすでに終わってた・・・とほほほほ。。。特撮は幼少の砌（みぎりって読むんだって）より大好きでおました。何せあ～た、幼稚園の時、一人で「ラドン」見に行って（友達の家族同伴で）楽しんでたんやから・・。そして初めてゴジラとの出会いは「ゴジラ対モスラ」だわさ。対がいまやＶＳになったけどね。同じようなものだわさ。そして対キングギドラ対キングコング対ラドン対・・・・etcとなり南海の大決戦のエビラが出てきて見るのが非常に辛くなり挫折いたしやした。そして「ゴジラ」が復活。ＶＳビオランテＶＳキングギドラＶＳモスラと進み、同じパターンでどんどんお子チャま化・・・外国のゴジラに身売りするかと思いきや、似たようなシチュエーションで映画の中でゴジラ哲学を醸し出す・・・。それはそれでエメ監督嫌いの案山子は溜飲を下げたさ。でも何もとっとこハムちゃんと二本立てにしなくても・・・・絶句。もう一人の友人の会社社長さんに年末の忘年会であらすじ言えなくなったがな～。「ゴジラ」やっぱり昭和２９年の初代が一番迫力あるわ。歯も乱くい歯やし、思い切り世論に訴えてるし、役者も美男美女やし、刀持ってゴジラに対抗しようとする島民など、あっとおどろくためぇごろぉ～～♪（これも時代錯誤？失礼しましたぁ）だし、オキシダントデストロイヤって訳のわからない薬品を手で持ってゴジラやっつけたし・・・・でも、一つ変らないのが伊福部昭のすばらしい音楽だなぁ。よくぞ日本有数の作曲家であるこの人が、音楽担当を引き受けてくれたものだ。またいずれ、素晴らしいストーリーとＣＧを駆使した画面で復活すると期待してるけど、とっとこハム太郎はとっとと独立してくで～（けっこう面白いけど・・・）そうそう、前出の社長、案山子と根本的な違いは案山子は恐竜も好きなんやけど、彼はゴジラが好き、ゴ・ジ・ラだけ！！！！！！！！がおぉぉぉぉぉ～～～～

  2004.07.14

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• ヒーローも疲労がたまり疲れるわ

  昨日「スパイダーマン２」見てきた。ここ一ヶ月で４本。最低このぐらいは映画見たいものだ。学生のころ三本立ての映画を毎日一週間ぶっつづけでみたが何ともなかった。若さじゃの～～。さて、スパイダーマン、顔をかくしてたのは一作めだけで、今回は堂々と（笑）惜しげもなく民衆に、恋人に晒している。しかも続きを髣髴させるシーンがあった。内容はまずます楽しめた。ヒーローもヒロインも極々普通の顔がいい。ハリーポッターのスネイプ教授と対照的なドック・オフ。これまたあくの強い事（笑）

  2004.07.12

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• 南米のサンバのリズム身が踊る

  ブラジルの人と知り合いになった。ポルトガル語はなかなか難しい・・・ってお前喋るの。あいさつ程度だよん。南米の人でも日本の夏の湿気には耐えられないらしい。サンバ・・・年に一度のカーニバルは特別なものらしい。毎年死者もでる狂乱のフｪステバル。ラテン系の人って強烈なイメージだかその人はおとなしめ（笑）ＢＧＭにはボサノヴァがさらっとしてて好きだな。昔、カラオケでギフト歌ってくれた娘いたっけ。今考えたら、ポルトガル語で歌を歌えるなんてすごいじゃん！よし、一念奮起して、アグア・ジベベールにでも挑戦するか！とりあえず冷蔵庫のおいしい水でも飲もうっと。。おお～～～～！！日記を書きながらテレビ見てると、スペインで牛追いのシーンが・・。イスパニオ～ラも情熱的ですな～～。

  2004.07.11

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• 夏の夜の大三角点今宵また

  昨日、ベガとデネヴは会えただろうか・・。もとい織姫と彦星は・・。夏の星空は何故か熱気を含んでいるようだ。色々な星で色々な恋が生まれて消えて・・・アナキンはどんな風にダースベーダ－に変身するのだろう・・。あ～、気合で借りた「踊る大走査線２」三週にわたって見れなかった。見る気が起こらなかった。レイトショー見れる料金払って・・。この手の映画を見る勇気がないのだろうか？興味がないよ・・。来週は「スパイダーマン２」見に行こうっと。なんか日記に書くほどの一日のドラマがないな～。ボアノイチ・・・。

  2004.07.08

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• あじぃよんあじぃよんたらあじぃだわ

  今は夏？真っ盛り？？うだる暑さだわさ。あじぃあじぃ～～～～！ところで昨日気がついたこと・・・・。Ｆ１見てて、琢磨がリタイヤした瞬間、寝てた。結局、Ｆ１の魅力が蘇ったのではなく、琢磨がいるから見てるんだと・・。昔のことばかり書いてるが、中嶋や亜久里がリタイヤしても、マンセル、パトレーゼ、ベルガー、ピケそしてセナがいた。魅力は尽きなかった。それが今は・・・。またシューマッハが優勝。いい加減うんざり。ン～～～～～～！！何、何、何！！！！！何の気なしにみてたモトＧＰ、玉田が優勝？？？すごいやん！モトＧＰは加藤大二郎が事故死してからは見ていなかった。日本勢も頑張ってるんやな～。

  2004.07.05

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